公開日:
最終更新日:
エコで地球に優しい、ニュージーランドでのお買い物
海外旅行の楽しみの一つに、スーパーマーケットやローカルのマーケットで、地元の人たちの食べているものや使っている家庭用品を、試してみたり購入したりすることではないでしょうか。ニュージーランドではスーパーマーケットやマーケットの他に、「Bulk Shop (ボルク ショップ)」量り売りで、食べ物や生活用品を買うことのできるお店が増えてきています。
ニュージーランドらしい、エコで地球に優しいお買い物の仕方を紹介します。
目次
- ボルクショップに出かける前に準備するもの
- 量り売りのボルクショップでお買い物をしてみましょう
- 最近流行りの、ニュージーランドらしい自動販売機とは
- ニュージーランドのお菓子を試してみたい方にお勧め
- 自然素材で作られた商品を試してみよう
- シャンプーやコンディショナーも容器無し!?
ボルクショップに出かける前に準備するもの
量り売りのボルクショップへ食料品や家庭用品を買いに出かける時に準備し、必ず持って行くものがあります。レジでお会計を済ませた後に使用する、エコバッグやお買い物バッグは日本でも多くの人たちが使用し始めていますが、量り売りのボルクショップでお買い物をするときには、大小さまざまな布袋や空瓶、卵パックなど買うもの全てに容器や瓶が必要になります。お店ごとに、環境に負担の少ない紙袋やリサイクルの瓶が置かれているボルクショップもあります。
量り売りのボルクショップでお買い物をしてみましょう
<量り売りのお店「The Pantry Door(パントリー ドア)」>
<数多くの商品がずらりと並ぶ店内>
私が毎週のように利用している、量り売りのボルクショップ「The Pantry Door(パントリー ドア)」では様々な商品を量り売りで買うことができます。様々な種類のお米や小麦粉類、ナッツやシード、何十種類ものスパイスが置かれています。
数種類の紅茶の葉っぱやチョコレート、朝食のシリアル類も多く揃っています。そして、オリーブオイル、ココナッツオイルなどのオイルやはちみつ、お醤油まで購入できます。なかなか日本では味わえない、シリアル類やナッツやシード、スーパーフードのミックスされた、美味しいグラノーラなど、それぞれのボルクショップオリジナルの食べ物を見つけるのも楽しみの一つです。
<洗濯洗剤などの家庭用品の量り売り>
家庭用品で使う、ホワイトビネガーや洗剤類も量り売りで購入できます。ここ最近流行りつつある、オーガニックの石鹸や自然素材の石鹸は種類も豊富で、一個から買うことが出来るのでお土産にもピッタリです。
<ニュージーランドの家庭には欠かせない、ピーナッツバター>
瓶を再利用できる、ピーナッツバターの量り売りはとても人気があります。ピーナッツバター専用のマシーンのスイッチを入れるだけで、ピーナッツが砕かれピーナッツバターになって出てきます。原材料はピーナッツのみです。
さらに、柔らかめのピーナッツバターか、硬めの粒状のピーナッツが混ざったピーナッツバターかを選ぶことまでできます。マシーンから出てきたピーナッツバターは暖かく、香ばしい香りがします。どんな容器でも購入出来ますので、朝食や軽食に、トーストなどと一緒に試してみて下さい。
最近流行りの、ニュージーランドらしい自動販売機とは
<カフェの入り口に設置してある自動販売機>
日本では必ず見かける、飲み物や食べ物の自動販売機ですが、ニュージーランドではほとんど見ることはありません。しかし、ここ数年で利用者が増え始めているのが、量り売りで購入できる牛乳の自動販売機です。自分専用の瓶を持参し、コインを入れると牛乳が出てくるようになっています。
プラスチック製のボトルに入って、スーパーマーケットで販売されていることがまだまだ定番となっている牛乳ですが、再利用できる瓶や容器に入れて購入することでプラスチックの製造や購入を避けることが出来ると、牛乳の自動販売機は人気が出てきています。ベジタブルショップやカフェに設置されていることが多く、一ドルから購入出来ますので、旅行中の朝食やお料理に少しだけ欲しいというときにも便利です。
ニュージーランドのお菓子を試してみたい方にお勧め
<スーパーマーケットに置かれている、量り売りのお菓子>
もちろん、パッケージに入った様々なグミやチョコレートもスーパーマーケットではたくさん売られています。しかし、お菓子の量り売りでは、自分で量を決められるため、たくさんの種類を少しずつ試すことが出来ます。カラフルでいろんな形をしたグミやキャラメルの入ったチョコレートなど、お気に入りのお菓子を見つけてお土産にしてみるのも楽しいと思います。
自然素材で作られた商品を試してみよう
<竹を使って作られた、歯ブラシと綿棒>
短い期間使用し、使ったらごみになってしまう歯ブラシや綿棒はまだまだプラスチック製が多い中、ニュージーランドの会社「GO BAMBOO(ゴーバンブー)」では、育ちが早く、使った後は自然に還ることの出来る自然素材の竹を使用しています。プラスチック製の歯ブラシをごみとして埋め立て、土壌に帰るまで四百年以上かかるとされています。
ニュージーランドでは手軽に自然素材の歯ブラシや綿棒などが購入出来ますので、お土産にしたり、今後のエコ生活に使用してみるのもお勧めです。
シャンプーやコンディショナーも容器無し!?
<シャンプーバーと呼ばれる石鹸>
シャンプーやコンディショナーのボトルは一本や二本、必ずお風呂場にある家庭が多いのではないでしょうか。ニュージーランドで生まれた「ethique(エティーク)」のシャンプーは石鹸のように固形になっているため、プラスチック製のボトルの代わりに、厚紙のパッケージで売られています。
エティークのシャンプーバーは無駄なプラスチック製のボトルを無くすだけでなく、肌に優しく地球に優しい、自然の素材が使われています。シャンプーバーにはキウイフルーツやオレンジ、ライム、ココナッツが使用され、コンディショナーバーにはココナッツバターが配合されています。香りも良く、種類も豊富です。石鹸であれば、スーツケースに入れて持ち帰るのにもとても安心です。
ニュージーランドに旅行に来られた際は、ぜひともエコで地球に優しいお買い物を試してみてください。日本に帰った後も、生活スタイルが一変するのではないでしょうか。
Rankingオセアニア記事ランキング
-
MIKKI
- ニュージーランド在住。子育てや教育に奮闘しながら、家族と共に菜食中心の食生活、エコ生活にも挑戦中。ファッションデザイナーとしても活動中。