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バレンタインにマンハッタンで最も歴史あるライラックのチョコレートを
チョコ好きが多いニューヨークには、マストブラザーズやジャックトレス、マリベルなど日本人の間でも有名なチョコレート店がたくさんありますが、マンハッタンで1番古くから続いている手作りの老舗チョコレート店「ライラック(Li-Lac)」のチョコレートをバレンタインに送るのはいかがでしょう?
目次
1923年から人気途絶えず。新たな支店も次々にオープン
創設者であるギリシャ人のジョージ・デメトリアス(George Demetrious)さんは、フランスで修行をした後、1923年にグリニッジビレッジのクリストファーストリート120番地にライラックチョコレートの1号店をオープン。瞬く間にニューヨーカーのお気に入りとなりました。百年近く経った今、その人気は衰えるどころか益々高まり、2014年にブルックリン店を、2015年にはグリニッジビレッジ店を、2016年にはチェルシー店をオープンし、今では、マンハッタンに4軒、ブルックリンに1軒の合計5店舗で営業しています。今年は、マンハッタンのハドソンヤードに新しい店舗がオープンする予定です。
こちらは、グランドセントラル駅のグランドセントラルマーケット内にある店舗。
紫色のトレードマークが描かれた箱に入ったギフト用のチョコレートが並んでいます。
トリュフやファッジ、板チョコ、新鮮ないちごやドライフルーツ、生姜、キャラメルやマシュマロ、ヌガーなどをチョコレートでコーティングしたものなど、チョコレートの種類は季節限定ものなど合わせると、全部で140種類以上あるそうです。オレオクッキーをチョコレートでコーティングしたものなど、あまり日本では見かけないような珍しいものもあります。
量り売りのものもありますが、ほとんどのチョコレートは1個でも買うことができます。ポッキーの味にそっくりなチョコレートコーティングしたプレッツェルなど、気軽に自分用にも買ってみましょう。
アメリカのバレンタインデーは日本とちょっと違う
ところで、アメリカでは、日本のようにバレンタインデーに女性から男性にチョコレートを送って愛を告白するという習慣はありません。カード好きのアメリカ人らしく、グリーティングカードを送るのが盛んで、恋人に限らず、家族や友達、学校の先生などにもカードを送ります。インターネットが普及しEカードが盛んになった今でも、紙製のカードの売り上げが激減するといったことはないようです。プレゼントも男女問わず贈られ、セーターだったりジュエリーやお花だったりチョコレートだったりと、決まりはありません。
ライラックにも、ハートや熊、バラなどの形をしたバレンタイン向けのチョコレートが並んでいます。
ハート型のチョコレートは4ドル50セントの小さなものと7ドル50セントの少し大きめのものがあります。義理チョコにハート型を贈ると勘違いされそうなのでこれはやめて、恋人へのプレゼントに添えると良いですね。
ゴリラやシャンペンボトル、フットボールなど、色々な形をした可愛いチョコレートがあるので、相手の趣味に合ったチョコレートを贈ると喜ばれそうですね。
ブルックリン店でツアーに参加しよう
ライラックのブルックリン店では、店舗のとなりにあるファクトリーでチョコレートが作られるところをガラス越しに見ることができます。また、8人以上、20人以下のグループを対象とした、ライラックの歴史や裏話などがわかる90分間のガイドツアーも行われています。参加費は1人85ドル。ツアー参加者は、出来立てのチョコレートの試食ができ、箱入りチョコレートのお土産がついてきます。月曜から金曜の午前10時から午後4時までで、事前の予約が必要です。(予約 info@li-lacchocolates.com)
店舗 インフォメーション
West Village
40 8th Avenue (at Jane Street)
営業時間:午前11時~午後8時 (日~午後7時)
Greenwich Village
162 Bleecker Street (btw Sullivan & Thompson)
営業時間:午前11時~午後7時 (土~午後7時30分)
Grand Central Market
43rd Street & Lexington Avenue
営業時間:午前7時~午後9時/土曜 午前10時~午後7時/日曜 午前11j~午後6時
Chelsea Market
75 9th Avenue (at 15th Street)
営業時間:午前8時~午後10時
Brooklyn / Industry City
68 35th Street (btw 2nd & 3rd Avenue)
営業時間:午前9時~午後5時30分/土曜 午前10時~午後5時/日曜休み
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ナツコ・H
- 世界で活躍するジャズ奏者の夫のマネージメント、CD収録曲の作曲を手がける。NYの日系新聞でニュース記事執筆中。法律翻訳家。93年よりNY在住。