親子で一緒に木と触れ合おう!京王あそびの森HUGHUGを取材!

2018年3月、東京都日野市にオープンした「京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)」。「木育」「体育」「知育」をコンセプトとした、全天候型の子ども向け大型遊戯施設です。

京王線の駅構内などで大型の広告を見たことがある方も多いでしょうが、広告では、大きなモコモコのキャラクター「ハグー」がSLに乗ったり、ターザンしたり何やら遊園地みたいで楽しそう......。「京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)」の施設内はもちろん、アクセスや混雑状況などもレポートします!

目次

1. 実はすごい!? 多摩動物公園エリア

新宿駅から京王線で高幡不動まで約30分。高幡不動から動物園線に乗り換えて1駅で到着します。動物園線では、ホームから電車のラッピングまでハグハグのメインキャラクター「ハグー」だらけ!すでにハグハグの一部のようでした。

京王線ラッピング車両

多摩と聞くとちょっと遠そうなイメージですが、いざ来てみると案外すぐです。

多摩動物公園駅改札

多摩動物公園駅に到着し、まず魅力的なのがハグハグまでのアクセスの良さ!なんと、改札を出たら20歩ほどで到着してしまう驚きの近さです。これなら雨の日でも気にせず遊びに来られちゃいますね。

キッズパークたまどう入口

このエリアには、「京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)」「京王れーるランド」「多摩動物公園」の3つの遊園施設が隣接しており、「京王あそびの森HUGHUG(ハグハグ)」完成と同時に、エリア全体を「キッズパークたまどう」と命名したのだそう。「京王あそびの森HUGHUG(ハグハグ)」と「京王れーるランド」の共通フリーパスチケットもあるので、ここに来れば1日たっぷり遊べます。

2. 京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)へ初潜入!

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さて、それでは早速ハグハグへ。子どもが好きそうなカラフルなロゴが見えてきました!やさしい遊び心が早くも感じられて、中への期待がますますふくらみます。

ベビーカースペース

中に入るとまずベビーカースペースがあります。小さいお子さんを持つお母さんなら、一度はベビーカーの駐車問題を経験したことがあるはず。「ベビーカーが置けなくて困った......」なんて心配はなさそうです。

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ベビーカーを置いたらいざ入場!まずは券売機にてICカードを購入します。

入館料

  • 大人(中学生以上)1日:700円
  • 子ども:6ヶ月~12歳(小学生まで)※6ヶ月未満は無料
  • 通常:入館30分まで600円 以降15分延長毎に200円課金
  • 平日フリーパス:1日1,400円
  • 夕方親子パス(平日・土休日の15時~):1組(大人・子ども各1名)1,400円

上記に加え、入館ICカードデポジットが1枚につき400円必要です。カードはチャージ式になっていて、館内の有料遊具などはICカードから支払うシステム。退館するときにICカードを返却すれば、デポジットと残ったチャージ料金は返金できます。
「またすぐ来るだろうなぁ」という人は、そのままICカードを持ち帰ってもOK。チャージ料金が足りていれば、次回は券売機に並ぶことなく入館することもできるそう。これは便利!

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15時以降限定のお得な夕方親子パスは1,400円。ちなみに「大人だけ」「子どもだけ」の入館はNG。必ず保護者と子ども一緒に入館してください。(ハグハグカフェの利用は問題ありません。)館内遊具の対象年齢は、原則小学生以下となっています。

入館改札

準備が整ったら、ICカードを改札機にピッ!とかざして入場。こういうちょっとしたところも、子どもにとっては楽しいポイントです。

館内下駄箱

館内は土足厳禁。まずは靴を靴箱に入れます。鍵付きのロッカーもあるので、重い荷物を持ったまま遊びに来た場合などは助かりますね。ハグハグ内の木材遊具は、ほとんどが多摩産材を使用しているのだとか。遊具のみならず、このロッカーにも多摩産材を使用しているという徹底ぶりです。

ロッカースペースの電光掲示板

ロッカースペースでもうひとつ目を引いたのが、電車案内の電光掲示板。わざわざ駅まで行かなくても、電車の発車時刻が確認できるようになっていてとっても便利!
なんとこの掲示板、京王線で使用しているものとまったく同じ物だそうで、遅延情報などもすべて、京王線の駅と同じように表示されます。

授乳室

「準備完了!よし、遊ぶぞー!」の前にチェックしたいのがおむつ交換台、授乳室、子ども用トイレ。乳児・幼児をお連れのお母さんは必ず気になるポイントですよね。
まずは授乳室。パーテーションで区切れるお部屋が2部屋ありました。とても清潔感のある、木材を基調としたお部屋です。椅子とテーブル、ベビーチェアがあります。

おむつ交換台

そしておむつ交換台。こちらは全部で4台ありました。お部屋全体が広々とした作りになっていてソファも置いてあるので、小さい子どもとならここでゆっくりすることもできそうです。

電車の形をした子ども用トイレ

そして子ども用トイレ。「電車の遊具かな?」と間違えてしまいそうなこれが、子ども用トイレ。密かな人気なんだとか。

フロアマップ

大事なポイントもチェックしたところで、それではいよいよ遊具スペースへ。
1階には「きりかぶハウス」「はいはいパーク」「もりのひろば」「もりのあそびば」「ぼうけんのもり」の5つの遊び場、2階にはワークショップが開かれる「おひさまラボ」や、2階をぐるっと周回する「ハグハグトレイン」、子どもとゆっくり食事が楽しめる「ハグハグカフェ」があります。

3. 木の温もりに包まれる!「きりかぶハウス」

きりかぶハウス

まずは「きりかぶハウス」から。ここには、多摩産材を使用したアスレチックやすべり台などがあります。

木材の角にはクッション材が貼ってあります

おままごとコーナーや積み木コーナーもあり、男の子も女の子も楽しく遊べますね。木材の角にはクッション材が貼ってあり、子どもが怪我をしないような工夫も随所にみられます。

木のボールプール

木のボールプールで泳げば、全身で木の温もりを感じることができますよ!大人の方は足裏のツボに注意です。結構きます!

4. 2歳以下の子どもも安心!「はいはいパーク」

はいはいパーク

そのお隣にあるのが「はいはいパーク」。こちらは2歳以下の子どもが対象となっています。子どもの年齢で遊べるエリアが分かれているので、まだヨチヨチ歩きやはいはい期の子どもも安心して遊べますね。

「はいはいパーク」の遊具の多くが多摩産材を使用しています。

「はいはいパーク」の遊具の多くが多摩産材を使用しているのだそう。木のボールプールにアスレチックやすべり台、木のおもちゃなどがあります。

5. 日本最大級の迫力を体感!「ハグハグのき」「もりのひろば」

並木道をイメージした廊下を進み、もりのひろばのアーチをくぐると、「ハグハグのき」がどど~んと姿を現します。とにかくその大きさにびっくり!2階は軽く突き抜け、今にも天井にくっついてしまいそう。それもそのはず、高さは約12m、直径は約15m!ネット遊具としては日本最大級の大きさなんだとか。

「もりのひろば」の乗り物

1階部分は「もりのひろば」といって、元気に遊びまわれるフリースペースになっています。大勢で遊べる大型マットや、三輪車や車などの可愛らしい乗り物のおもちゃもあり、思い思いに遊べそう。大縄跳びなどのイベント事も、ここで行われるそうです

ネット遊具

こちらはネット遊具。2階にある入り口から入ると、ネットの中が4層に分かれていて、洞窟のような仕掛けや遊具があります。体をねじって入るようなゾーンもあり、本物の森で冒険しているかのよう。とにかく中が広いので、走りまわって遊べます。あまりの広さに、お昼寝しちゃっているお父さんもいました!

トンネルゾーン

最上部分まで上るトンネルゾーンは大人でもちょっと震える高さです。挑んでみるものの、途中で引き返しちゃう子どもも多いのだとか。頂上からの景色は達成した時のお楽しみ!ぜひチャレンジしてみてくださいね。

どの遊具も、必ずスタッフさんが近くで見てくれているので安心です。「遊ぶときは保護者と一緒に」が基本ですが、「ハグハグのき」のような遊具では、お腹の大きいお母さんは入りたくても入れません。一緒に遊んでくれるスタッフは、「子どもを見守りながら思い出づくりをしてあげたい」という想いで取り組んでおられるのだそうです。

6. 全身を使って元気に遊ぶ!「もりのあそびば」

「もりのあそびば」の巨大アスレチック

1階部分に戻り、続いては「もりのあそびば」へ。多摩産材で作った巨大アスレチックで全身を使って遊べます。ボルダリングウォールには登りやすい工夫も!

巨大ボールプール

約45,000個のボールが入った巨大ボールプールも魅力。一つ一つのボールが軽いので、小さい子どもでも安心してジャブジャブ遊べちゃいます。ボールの色も、緑や茶色など、森を意識したカラーリング。

7. 青空の下で思い切り!「ぼうけんのもり」

ぼうけんのもり

1階部分の一番奥には、屋外で遊べる遊具があります。ここまで来て、入り口に靴を取りに行くのはちょっと面倒だな......と思ったのですが、ちゃんと屋外用の靴が用意されていました。
外に出ると、ターザンロープやブランコベンチ、平均台などのアスレチックがあります。
もちろんすべて多摩産材。ターザンロープは子どもが自分で座って楽しめるように、通常より低く設計してあるのだそう。「ハグー」に見守られながら元気いっぱい遊べます。

人工芝が一面に敷かれています

転んでもケガをしにくいよう、地面には柔らかい人工芝が一面に敷かれています。雨が降った後でも泥んこにならないのは、お母さんとしては嬉しいポイント。お座りしちゃっても安心です。

HUGHUG建物外観

1階をすべてまわっての感想は、とにかく広い!ホームページなどで前情報は入れてきたつもりでしたが、予想以上の広さです。「屋内」の響きにちょっと油断していました。
たっぷりとしたスペースがあるので、近くの幼稚園からなど団体で来ることも多いそうです。ちょっと外の空気を吸ったところで、続いて2階のレポートです。

8. 屋内なのにSLが走る!?「ハグハグトレイン」

くものえき入口

2階は1階の「森」のイメージからガラリと変わり、青や白を基調とした「空」のイメージになっています。館内でふたつの雰囲気を味わえるのも、また別の場所に来たようで楽しいですね。

階段を上がりまず目に入るのが、ミニSL「ハグハグトレイン」の駅、「くものえき」。駅名看板は京王線で使用している本物と同じものということで、さすが京王電鉄さん運営の施設です。

ハグハグトレイン

「ハグハグトレイン」は15分ごとに運行しており、すべて予約制となっています。待っている間もゆっくり遊んでいただきたいという館長さんの想いから、並んでの順番待ち制は採用しなかったそう。1回300円で楽しめます。

ハグハグトレインから京王線の駅が見えました

「ハグハグトレイン」のルートは2階部分をぐるりと2周、たっぷり1周約400mもあります。途中踏切があったり、「ハグー」と仲間たちが隠れていたり、乗っている間もワクワクがいっぱい!1週目と2週目で違う仕掛けも隠れているので、実際に乗って確かめてみてくださいね。個人的には、ハグハグトレインに乗りながら本物の京王線の駅が見えたのがツボでした。
※特別に許可を取って撮影しています。ハグハグトレインの乗車中の写真撮影はできません。

9. 「知」も育む!「おひさまラボ」

親子ワークショップの画像

「ハグハグトレイン」を待っている間に「おひさまラボ」で開かれているワークショップに参加するのもおすすめです。この日は、ハグハグフリーパスのワークショップとして、ハロウィンランタンづくりが行われていました。参加費は無料です。有料のワークショップもあるようですので、事前にホームページをチェックしてみて下さいね。

ワークショップカレンダー

毎月さまざまなワークショップを開催している他、定期的に大々的なワークショップイベントも開催しているようです。2018年10月には「東京の木で遊ぼう、東京の森を学ぼう」と題して木育イベントを開催し、薪割り体験や丸太切り体験等を実施。多くの子どもたちで大盛況だったそうですよ。

10. 地域の方々も利用する憩いのカフェ

ハグハグカフェ

2階には広々とした「ハグハグカフェ」があります。おやつやジュースなどの軽食からしっかりしたお食事メニューも揃っているので、お昼ごはんの心配もありません。こちらのカフェはハグハグに入館しなくても利用できます。カフェ利用のためだけに、近くの大学生やご年配のご夫婦もいらっしゃるそうです。

ハグハグカフェテーブル席

席数も豊富で、子どもの年齢や利用用途に合わせてさまざまなタイプのお部屋があります。上の写真は、ガラス窓から「ハグハグのき」が見えるテーブルタイプの席。パーテーションで仕切れるようになっているので、お誕生日会やママ会等の団体で貸し切り利用も可能とのこと。

ハグハグカフェ小上がり席

続いてこちらは小上がりの席。小さいお子さんがいる場合は、こちらの席もおすすめです。

ハグハグカフェもうひとつのテーブル席

そしてこちらが、もうひとつのテーブル席。全面が窓でとても明るい印象です。食事中に走るハグハグトレインが見られます。

ハグハグカフェキッズスペース

子どもが遊べるスペースも併設しているので、食事タイムに飽きてしまったらこちらへ。

ハグハグカフェ子ども用椅子

もちろん、子ども用の椅子もばっちり完備です。

ハグハグカフェメニュー

メニューはバラエティに富んでいて、がっつりどんぶり系からデザート類、親子のセットメニューもあります。アルコールやおつまみも発見!低アレルゲンメニューや離乳食もちゃんと用意されていました。
メニューの豊富さから言って、カフェというよりもはやレストランの域です!

「ハグーパンケーキ」と「キッズうさちゃんカレー」

迷った挙句、一番人気の「ハグーパンケーキ」と「キッズうさちゃんカレー」をオーダー。食べるのがもったいないくらい可愛かったけれど、どちらも美味しくてペロリと完食です。

グランドメニューのほかに季節限定メニューもあります

グランドメニューのほかに季節限定メニューもあります。年に3回、ローテーションでスペシャルメニューを用意しているそうです。この日は秋・冬限定のエビグラタンやリンゴのフレンチトーストがありました。季節ごとに変わるカフェメニューも、楽しみのひとつになりそうです。

ハグハグカフェデッキスペース

外にはデッキのスペースも。お天気の良い日はデッキでのランチも気持ち良さそうですね。
ただし、「離乳食およびアレルギー対応食以外の食品および飲料品のお持ち込みはご遠慮ください」とホームページにありましたので、ご注意ください。

11. ハグーがズラリ!?お土産も買えるハグハグショップ

ハグーのぬいぐるみと折り紙

広々とした館内でたっぷり遊んで、お腹も満足。最後にハグハグショップに寄ってお土産を買いました。ハグハグの入り口すぐ右側にあるショップ内には、ハグーのグッズや多摩産材のおもちゃがズラリ。最後の最後までハグハグ気分を満喫できます。ちなみに筆者は、ハグーのぬいぐるみと折り紙をゲット。

12. 混雑具合は?狙い目は火曜日と木曜日!

京王あそびの森HUGHUG外観

この日は平日だったのでわりと空いていましたが、土曜日や日曜日は、平日の3~4倍の来館者数があるそうです。月曜日は、日曜日の学校行事の振り替えでお休みの場合も多いので、お休みの日ほどではないけれど他の平日よりは来館者が多いのだとか。狙い目は火曜日と木曜日。水曜日はお休みです。

2018年3月にオープンしてから初めての夏休みだったこの8月。「キッズパークたまどう」でのスタンプラリーの影響もあり、来館者はどっと増えたそう。冬休みや春休みもたくさんのちびっこが集まりそうな予感です。

13. 「京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)」の基本情報まとめ

雨の日でも思い切り遊べる「京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)」。子どものための施設だろうとたかをくくっていましたが、大人も十分楽しめます。自然と触れ合える機会が少なくなっている昨今、東京などの都会ではなおさらですよね。
自然の温もりに触れ合いながら、思い切り体を動かし知能も育む。すべてが体感できる施設は本当に貴重だと思います。


「京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)」

■住所:東京都日野市程久保3丁目36番60
■営業時間:9:30~17:30(最終入館17:00)
 ※ハグハグショップ 9:00~18:00
■料金:

  • 大人(中学生以上)1日:700円
  • 子ども 6ヶ月~12歳(小学生まで)※6ヶ月未満は無料
    ※通常:入館30分まで600円 以降15分延長毎に200円課金
  • 平日フリーパス:1日1,400円 ※特定日等を除く
  • 夕方親子パス:1,400円 ※平日・土休日の15時以降限定
    ※別途入館ICカードデポジット 400円/1枚

■駐車場:提携駐車場あり(第1駐車場・第4駐車場)

  • 京王あそびの森 ハグハグご利用の方:平日のみ2時間無料
  • ハグハグカフェご利用の方:平日及び土日祝の昼間(10:00~17:30)1時間無料、土日祝の夜間(17:30~)2時間無料

■定休日:水曜日(祝日の場合は翌木曜日休館)、年末年始
※ハグハグショップは多摩動物公園の開園日は営業

■車でのアクセス:中央自動車道「国立府中IC」から約20分
■電車でのアクセス:京王線、多摩モノレール「多摩動物公園駅」下車、すぐ

■HP:https://www.keio-hughug.jp/

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