東京・豊洲「チームラボ プラネッツ」完全ガイド(2019年6月更新)! 各エリアの見どころを注力レポート

みなさんはチームラボをご存知ですか?チームラボは集団的創造をコンセプトにデジタルアート作品を手がける学際的なウルトラテクノロジスト集団です。

「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless(チームラボ ボーダレス)」が、東京初の常設展として2018年6月にお台場にてオープンしました。

今回紹介するのは、「teamLab Planets TOKYO」(チームラボ プラネッツ)。アクセス情報や各作品の見どころ、グルメ情報まで、「チームラボ プラネッツ」の魅力を余すことなく紹介していきます。

目次

1. 豊洲「チームラボ プラネッツ」とは? 混雑情報も解説

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「チームラボ プラネッツ」は、2018年7月に新豊洲駅前に誕生したデジタルアートを体感できる超巨大没入空間です。2016年、東京・お台場にて2ヶ月間限定で開催され、入場待ち時間はなんと6時間!計21万人を動員した「DMM.プラネッツ Art by teamLab」がさらに進化し、2020年秋までの2年間限定でオープンすることになりました。

チームラボ作品の魅力は、なんと言っても巨大な作品空間に身体ごと没入できること。デジタルテクノロジーによって、自分が作品の一部になったかのような感覚に陥ります。作品は常に変化し続け、同じ表情は二度と見ることができません。

営業時間は、平日10:00~22:00(最終入場21:00)、土日祝9:00~22:00(最終入場21:00)と夜遅くまで開いているので、仕事帰りに訪れることも可能。平日は比較的どの時間帯も待ち時間なしで入場できますが、休日は混雑することもありますので、夕方以降の時間がオススメです。※必ずHPでご確認ください

2. 豊洲「チームラボ プラネッツ」のアクセス方法・チケット情報・入場方法

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東京都江東区豊洲にある「チームラボ プラネッツ」。会場専用の駐車場はないので、アクセスは公共交通機関を利用するのがオススメです。

会場はゆりかもめ東京臨海新交通臨海線・新豊洲駅だと目の前。東京メトロ有楽町線・豊洲駅からは、7番出口をでて、10分ほど直進すれば到着します。

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エントランスでチケットを購入したらいよいよ入場です。チケットは当日現地での購入も可能ですが、公式サイトでも販売しているので、行く日時が決まっているなら事前に購入しておくと安心。前売り券は入場時間が30分ごとに区切られており、指定した時間になったらスタッフが案内してくれます。

入口で注意事項を聞いたら、靴を脱いでロッカーに荷物を預けます。中に持ち込めるのはスマートフォンとカメラのみ。入口で渡される入館証が防水のスマホケースになっています。

裸足になって楽しむ体験型のアート作品は、膝下あたりまで水に浸かる作品もありますので、服装には注意が必要です。(注意事項に関しては後述します。)

準備が整ったらいよいよ作品を体験しましょう。

3. 「坂の上にある光の滝」エリア

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中に入ると最初に出迎えてくれるのは、青い光に照らされている暗い通路。幻想的な雰囲気に、これから先に待つ作品への期待が高まります。この通路をまっすぐ進んで行くと、突然目の前に滝が流れる坂道が出現します。

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早速、滝が流れる作品にテンションアップ!チームラボの作品世界にぐぐっと引き込まれる感覚です。水温は冷たくなく、ちょうどいい温度。水が流れる坂道を登りきったらそこには光の滝が!滝だけに光を当てることで、天から光の筋が降り注いでいるように見えます。光の粒子で作られた滝は、感動するほどの神々しさです。

光の滝を堪能した後は次の作品へ。足が濡れる作品の後には、足をふくためのタオルが無料で用意されています。

4. 「やわらかいブラックホール」エリア

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次にご紹介するのは、「やわらかいブラックホール - あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である」という作品です。

ブラックホールを思わせる空間で、前には進みづらいものの、ふかふかといい気持ち。

人の存在や動きによって空間が常に変容し、その空間の変化によって人の身体も影響を受けます。身体全部を使って作品との一体感を感じられる、チームラボならではの作品と言えるでしょう。

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思い通りに進めないことにグループでワイワイはしゃいだり、カップルで手をつないで渡ったりと、思い思いに作品を味わってください。

のんびり過ごしたい気持ちにかられますが、他にもまだまだ作品があるので次に進みます。

5. 「光の世界・The Infinite Crystal Universe」エリア

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続いて現れる作品は、「The Infinite Crystal Universe」。今までの暗い作品から一転し、いきなり目の前に光の世界が出現します。全方位に無限に広がる宇宙空間はキラキラと星のように輝きます。

どこを撮ってもフォトジェニックな空間で、写真を撮る手が止まりません。刻一刻と作品は変化し、急に暗くなったと思えばまたすぐに明るくなったり、真っ白な世界から青やピンクに変わったりと、さまざまな変化を見せてくれます。

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通路を進んで少し開けた空間に出ると、まるで万華鏡のような不思議な写真が。空間を上手に生かし、2人が並んでいるような写真や、上下逆さの写真などを工夫して撮ってみましょう。

入館証についているQRコードを読み取ってアプリをダウンロードすると、自分のスマートフォンからこの空間に「参加」することも可能。

作品内で自分の好きな要素を選択し投げ込むことで、実際に空間が変化し、「自分の手で宇宙をつくりあげる」という、なんともおもしろい体験をすることができるのです。

6. 「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」エリア

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続いて紹介するのは「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング / Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People - Infinity」。今度はひざ下まで水に浸かって楽しむ作品です。水が全面に張られ、カラフルな光で描かれた無数の鯉が泳いでいます。

スイスイと気持ちよさそうに泳いでいる鯉たちは、人にぶつかると花になって散っていってしまいます。人の存在によって作品は常に変化し、二度と同じ様子を見ることはできません。「諸行無常」を感じさせる作品です。

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時間が経過していくと徐々に明るくなります。泳いでいた鯉や漂っていた花が次第に光の筋となって、水面には美しいカラフルな軌跡が描かれます。この作品も、カラフルな世界が無限に広がる幻想的な空間です。

こちらの作品の中には「冷たい生命 / Cold Life」という、もう一つの作品が展示されています。ひっそりと存在しているので気づかずに通り過ぎてしまわないように注意してください。

7. 「意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在 - 自由浮遊、平面化する3色と曖昧な9色」エリア

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残りの作品も少なくなってきましたが、次に紹介するのは「意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在 - 自由浮遊、平面化する3色と曖昧な9色 / Expanding Three-dimensional Existence in Intentionally Transforming Space - Free Floating, 12 Colors」です。この作品の中ではたくさんの大きな球体が空中を浮遊しており、その中をかき分けて前に進んでいきます。

球体は上にあがったり、下におりてきたり。下におりてきているときは球体の間をすり抜けるのがやっと。目の前が球体で覆いつくされてしまいますので、同行者を見失わないよう注意してください。逆に球体が上に上がっているときは写真が撮りやすくなるので、シャッターチャンスです!

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球体同士がぶつかったり、人と球体が接触したりすることで、球体はその色を変化させます。色が変化した球体は周りの球体にも影響を与え、どんどんと色を変化させていくのです。ぜひ球体にタッチして、色が変化する様子を観察してみてください。球体は、光だからこそ発色できる9色と、青、赤、緑の計12色の色に変化していきます。

8. 「Floating in the Falling Universe of Flowers」エリア

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「チームラボ プラネッツ」最後の作品は、「Floating in the Falling Universe of Flowers」です。一体どんな空間が待ち受けているのでしょうか。

この作品はドーム状になっており、座ったり寝転んだりしながら鑑賞します。上空に広がるのは、花々で彩られたプラネタリウムのよう。星の代わりに無数の花が輝いています。横になってこの空間に身を委ねていると、本当に自分が宇宙の中を漂っているような心地です。

上空を流れていく花々は四季の変化を表しており、季節ごとの花々が時間の経過とともに咲いては散っていきます。自然の中での季節の移り変わりを見ているよう。先程まで美しく咲いていた花が、時間が経って花びらになり散っていく様子は、生命のはかなさを感じさせます。

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この作品も「The Infinite Crystal Universe」と同様に、アプリを使ってスマートフォンと連動させることができ、自分のスマートフォンから蝶を飛ばすことが可能です。宇宙のように広がるお花畑の中で、自分の蝶はどのような動きを見せてくれるのでしょうか。

9. 豊洲「チームラボ プラネッツ」のグルメ情報

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「チームラボ プラネッツ」の敷地内には、「The Bowl Steakhouse」というレストランと、「Everything is in your hand」というフードスタンドがあります。

「The Bowl Steakhouse」は自然と一体化したレストラン。「チームラボ プラネッツ」に併設されたレストランで周囲は植物で囲まれおり、「森の中のレストラン」というコンセプトにぴったりです。夜はライトアップされて大人な雰囲気に。

このレストランはキャッシュレスシステムを採用しており、注文は専用の端末を利用して、支払いはすべてクレジットカードです。入店時に端末にクレジットカード情報を紐づければ、あとは自分の席で注文から会計まで完結します。

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人気のメニューはオーストラリア産のブラックアンガスを使用したリブステーキです。

ディナーでは半球体にデザインしたヘルスコンシャスなサラダと、冷めない構造で作られた器に盛りつけたグリルステーキのセットが。10月からはランチも始まり、メニューも充実しています。

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「Everything is in your hand」ではサンドイッチとドリンクが。9種類から選べるサンド2種とスティックサラダ、フライドポテトがひとつのプレートで楽しめます。

こちらの「EVERYTHING plate」は「すべてをあなたの片手に」をコンセプトにしたオリジナルプレート。プレートの中心に穴が開いており、そこにドリンクをさすことで、片手で持つことができるようになっているのです。

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フードスタンドの隣には、一見子どもの遊具のようにも見える不思議な形のベンチがあります。イスとしてもテーブルとしても利用できるので、こちらに腰掛けてちょっとしたピクニック気分を味わってみるのもいいでしょう。

10. 豊洲「チームラボ プラネッツ」の鑑賞時の留意点

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「チームラボ プラネッツ」の作品の中には、水に入る作品などがあります。注意事項が何点かありますが、服装については特に注意が必要です。

作品にはひざ下まで水に浸かるものがあるので、男女ともにボトムスはひざまで裾をまくり上げることができるものがお勧めです。床が鏡張りになっている作品では、短いスカートだと中が見えてしまう恐れもありますから女性は特に注意してください。希望すればひざ丈のショートパンツを無料レンタルすることもできます。また、入口で裸足になるので、タイツやストッキングよりも靴下のほうがよいでしょう。

続いて持ち物に関してですが、スマートフォンやカメラなどの必要最低限の荷物以外は、入口すぐのロッカーに預けることになります。ロッカーのサイズはあまり大きくないので、荷物はできるだけ少なくしていきましょう。ロッカーに入らないスーツケースなどの大型の荷物は、出口付近で預かってもらうことも可能です。
もう一つ気をつけなければならないのが貴重品の水濡れ。はしゃぎすぎて水の中にカメラを落とさないよう注意してください。スマートフォンは入館証になっている防水ケースに入れると安心です。

今回は「チームラボ プラネッツ」の魅力を余すことなく紹介しました。他では体験できない不思議な作品に、あなたもチームラボのファンになること間違いなしです!

11. 豊洲「チームラボ プラネッツ」の基本情報

チームラボ プラネッツの基本情報は以下の通りです。

teamLab Planets TOKYOの基本情報

■期間:2018年7月7日~2020年秋
■住所:東京都江東区豊洲6丁目1-16
■営業時間:
・2019年7月19日まで
平日 10:00 - 22:00(最終入場21:00)
土日祝 9:00 - 22:00(最終入場21:00)

・2019年7月20日 - 8月31日
毎日 9:00 - 22:00 (最終入場21:00)

■料金:
□エントランスパス(平日割引)
※2019年5月 - 7月19日の平日10:00 - 19:00

・大人(18歳以上)2,700円
・中人(13歳~17歳)2,000円
・大学生・専門学生 2,200円
・中学生・高校生 1,500円
・小人(4歳~12歳)800円
・シニア(65歳以上)2,000円

□ナイトパス
※2019年5月 - 7月19日の平日19:00 - 21:00

・大人(18歳以上)2,400円
・大学生・専門学生 2,000円
・中学生・高校生 1,200円
・小人(4~12歳)800円
・シニア(65歳以上)1,800円

□エントランスパス
※2019年5月 - 7月19日の土日祝、7月20日 - 8月31日の毎日

・大人(18歳以上)3,200円
・大学生・専門学生 2,500円
・中学生・高校生 2,000円
・小人 4~12歳 800円
・シニア 65歳以上 2,400円

□障がい者割引

・障がい者手帳をお持ちの方(チームラボ プラネッツ TOKYO指定の障がい者手帳)1,600円

■駐車場:なし
※<平日限定>アーバンドック ららぽーと豊洲の駐車サービス券(1時間分)プレゼント ※詳細はこちら

■定休日:なし(ただし、2019年6月6日(木)、7月11日(木)は休館)
■アクセス:
・新豊洲駅より 徒歩1分(ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線)
・豊洲駅より 徒歩10分(東京メトロ有楽町線)

■HP:https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/

※2018年11月に作成した記事になります

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髙橋諒馬

1992年、大阪生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊の幹部として勤務するが、もっと様々なことに挑戦したいと思い退職。その後ヒッチハイクで日本縦断。バックパッカーとピースボートで世界を2周。現在はフォトライターとして活動中。

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