たびこふれ

日本ではあまり知られていない?!東南アジア・タイのダムを巡る

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記事投稿日:2018/12/05
最終更新日:2018/12/05

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目次

はじめに

海外旅行にも手軽にスマホを持っていける時代、先進国の有名な観光地であれば情報もあふれているのでどこでも簡単に行けるようになりました。しかし、今でも外国の観光地以外の場所は現地に友人でもいない限り情報が少なくなかなか行けない方が多いと思います。そこで、今回は東南アジアの中でも比較的治安もよくネット上で情報も得やすいタイでのダム巡りをご紹介します。

海外のダムを目指す旅は道中いろんなことが起こります。情報がない、言葉も通じない中で道行く人にひたすら目的地を叫びながら行けるか行けないかもわからないダムを目指す旅行、非常に刺激的です。

タイのダムを巡る

今回の目的地は、タイのダムをグーグル検索したら最初に出てきた立派なアーチ式コンクリートダムで前国王から名前をとったプミポンダムにしました。

情報が多いとはいえ、タイのダムを巡っている人間など日本にはいないので日本語サイトにはほとんど情報がありません。アテになるのは書籍『地球の歩き方』とGoogle mapです。『地球の歩き方』シリーズは、田舎の町の情報まで詳しく書かれているので初めての町に行くときには非常に重宝します。

プミポンダムは、首都バンコクから北に500キロほどの場所にあり付近はリゾート地になっています。このため、おそらく現地のツアーに参加すれば行けないことはないのですが、それではつまらないので今回は飛行機で首都バンコクに降り立った後、電車とバスを乗り継いで自力で行きます。

寝台列車とバスでバンコクから最寄りの都市タークへ

首都バンコクからタイの田舎への移動は高速バスと国鉄が一般的ですが、今回は寝台列車に乗りたかったため国鉄の利用です。

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バンコクの国鉄の始発駅、ファランポーン駅です。日本でいえば新幹線の東京駅といった感じでしょうか。ここから寝台列車に乗ってピッサヌローク駅を目指します。

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本日お世話になる列車です。

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バンコクを出発した時点ではベッドメイキングはされていません。

写真5.JPG

出発するとすぐに、スタッフの方が手際よくベッドメイキングをしてくれました。

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本日の寝床の完成です。非常に快適です。

バンコクからピッサヌロークまでは約340キロ、6時間以上かかり日本でいえば東京名古屋間程度の距離がありますが、ベッドに横になりながら2,000円以下で移動することができました。

中は、夜でも蒸し暑い外とは対照的に冷房がよくきいていて寒いくらいですが、外が非常に蒸し暑いぶん快適です。

日本で寝台列車が続々と廃止されていく中、このように安く寝台列車に乗れるタイの国鉄は非常に貴重です。

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外はまだ暗い中、ピッサヌローク駅で寝台列車を見送ります。

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朝早くピッサヌロークの街を歩いてみました。野犬が歩いているし途中セブンイレブンで「おなかすいたからおにぎり買って~」と男の人に懇願されましたし、暗いうちはあまり治安がよさそうには思えません。

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ピッサヌロークのバスターミナルです。ここから、次なる目的地タークを目指します。

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タイ語が読めなかったのでターク!ターク!と目的地を叫び続けたところ、無事正しいバスに案内してもらえました。この乗り合いバスに乗ります。目的地のタークまでは200キロ以上の道のりにも関わらず運賃は数百円、エアコンも完備されていて非常に快適でした。

タークからプミポンダムへ

プミポンダムの最寄り都市タークに着いたものの、ここからは全く分かりません。ただ、ありがたいことに(?)、困った表情をしていると現地の人がお金のにおいをかぎつけて話しかけてきました。

現地の人の言葉は、すべてタイ語で、私は英語で話しましたので非常にぎこちない会話となりましたが、こんな感じだったはずです。

「どこ行きたいの?」
「プミポンダム!!!どうやったらいける?」
「あの車で連れっててあげるよ」
「いくら?」
「ちょっと待ってね、これくらい。」(1,600と書かれた紙を見せられる)

タイで1,600といえば1,600バーツのことで、5,000円程度です。プミポンダムまでは片道60キロの道のり、長く見積もって約4時間の旅となりますので、現地の相場とかけ離れていることは容易に想像できました。

となれば、あとはひたすら価格交渉するだけです。しかし、結局1,200バーツまでしか下がりませんでした。こちらは旅行で長い時間かけてここまできており、どうしても行かなきゃいけないので、足元を見られているようです。ただ、これから命を預けることになるおっさんですから納得した風の笑顔で通します。

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今回お世話になった車です。冷房完備、非常に安心感のある車でした。

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ちなみに、数日後に別の都市でチャーターしたタクシーは窓、シートベルトが壊れておりエアコンもない恐怖のタクシーでした。

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途中、プミポンダムの10キロ程度下流に小さなロックフィルダムがありました。しかし、Google mapにも乗っておらず現地の表記もすべてタイ語だったので、ダムの名前はわかりませんでした。

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この日は放流中でした。

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プミポンダムまであと3キロ!

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いよいよ見えてきました!

さらに近づいてみます。

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タイでは最も高いダムとのことです。

ちなみに、このダムは重力式アーチダムという形式で、日本では全国で12基しかない珍しい形式です。さらに、日本でこの形式のダムとして最も高いのは岡山県の新成羽川ダムの103メートルなのに対してこのプミポンダムは154メートルであり、日本のどの重力式アーチダムよりも高いダムです。

写真21.JPG

プミポン国王ゆかりの地であることもあり、付近にはプミポン元国王の写真が至る所にありました。

この後、そのままタークのバスターミナルに戻り、タクシーのチャーターは終了となりました。今回、初めてだったこともあり「ここに行って帰ってきてください」という依頼でタクシーをチャーターしましたが、このような依頼をしてしまうと途中で寄り道をしようとしたときに追加料金を請求される可能性があります(ここでは運転手さんが親切で途中寄り道させてくれましたが別の都市では追加料金を請求されました)。このような事態を防ぐため、タクシーをチャーターするときは時間で交渉するとよいかもしれません。

おわりに

海外のダムを目指す旅、いかがでしたでしょうか。今回は、情報が少ない中で言葉も通じず日本ではできない苦労やドキドキをたくさん体験することができました。

ただ、海外の田舎のダムに行くには交通事故の危険、盗難の危険、食中毒の危険など日本とは比べ物にならない大きなリスクがあります。さらに、ダムは破壊すれば大洪水になること、毒物によるテロのリスクがあることなどから国によっては見学しているだけで警戒されることもあるかもしれません。実際に行かれる際には、くれぐれもお気をつけて、自己責任でお出かけください。

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