郷に入っては郷に従え!カンボジア風のコーヒー飲み方

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発展途上国ではステータスになる

1年を通して平均気温が30℃を超すカンボジア。近年の建設ラッシュと近代化バブルによりアスファルトに舗装された道路や高層ビルも増え、その影響もあり、日中の市街地はかなり温度が高くなっています。

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そんな状況ということもあり、この国ではホットコーヒーよりもアイスコーヒーが大人気!都市部を中心にスターバックスをはじめとした洒落たカフェが乱立し、その駐車場には数万ドルはする高級車が並び、1杯3.5$(約400円)ほどのコーヒーは成功者の1つのステータスとなり多くのカンボジア人達が訪れています。

価格は大手コーヒーショップの90%OFF

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しかし、そんな空間からほんの数十メートル離れた場所には路上屋台が並び、ぼろぼろのバイクで乗り付けた作業員のおじさんが、1杯1500リエル(約40円)のアイスコーヒーを飲んでいるといった新興国にありがちなゆがんだ格差社会を目の当たりにしたりします。今回ご紹介するのは、そんな路上屋台のコーヒーの正しいカンボジア風の飲み方となります。

これが本当のカンボジアコーヒー!

安っぽいプラスチックの椅子に腰かけ、「オン、ソームカフェタッコー(お姉さん、アイスコーヒーちょうだい)」と伝えると、当日の朝に作り置きされた真っ黒で濃厚なブラックアイスコーヒーが登場。ちなみにアイスミルクコーヒーが欲しい場合は、「ソーム、カフェタッコードォッコー」と伝えればOKですが、これでもか!というほどコンデンスミルクが入ったむちゃくちゃ甘いコーヒーが出てきます。

このアイスコーヒーをそのまま飲むと、とんでもなく濃厚なので、初心者の場合、とりあえずしばらくストローでかき混ぜながらアイスが溶けるのを待ちます。

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その後、少しずつアイスが溶け、薄くなった上澄みから飲んでいき、コップの20~30%ほど空いたら、そこにお茶(通常ジャスミンティー)を注ぎ足し、少しずつ混ぜあわせていいくことで、お茶とコーヒーがマイルドに組み合わさった、まろやかなティー風味となっていきます。(アイスミルクコーヒーでも同様の飲み方をしますが、その場合は普通にアイスミルクティー風味となります。)

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この注ぎ足し回数ですが、個人差はあれ通常2~4回ほど行い、微調整しながら自分の好みの味に仕上げていくことになります。"郷に入っては郷に従え"。カンボジアでカンボジア風アイスコーヒーを楽しみたい場合は、是非お試しくださいませ。思ったよりも飲みやすく、いつの間にかやみつきになりますよ。

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<路上コーヒー店のコーヒー保温機(下は薪)>

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西村清志郎

カンボジア関連書籍出版のほか、旅行会社、宿泊業、飲食業などを行う高知出身のフォトライター。本業の傍ら、執筆、撮影業務などを行っている。

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