ブラジル・サンパウロの地下鉄に乗ってみた。切符の買い方や優先車両なども紹介します。

目次

地下鉄とモノレールにはそれぞれ色と番号が付いている

サンパウロの地下鉄はメトロ(Metro)と呼ばれ、現在は地下鉄5路線に加えてモノレール1路線の計6路線が運行しています。

それぞれの路線には色と番号が付けられています。

  • 1番路線は青(リーニャ・アズウ)
  • 2番路線は緑(リーニャ・ヴェルディ)
  • 3番路線は赤(リーニャ・ヴェルメーリャ)
  • 4番路線は黄(リーニャ・アマレラ)
  • 5番路線は紫(リーニャ・リラス)
  • モノレール15番路線は銀(リーニャ・プラタ)

上記の6路線に加えて新たに2路線が建設中で4路線が計画中とされています。

バーハ・フンダ=パルメイラス駅は日頃から利用客が多い

今回は3番線・赤路線の始発駅、バーハ・フンダ=パルメイラス(Barra Funda - Palmeiras)駅からメトロの乗り方をレポートします。

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バーハ・フンダ=パルメイラス駅は地下鉄と近距離列車(CPTM)が乗り入れており、長距離バスのターミナルも併設しています。サンパウロ州の人気サッカーチームの一つであるパルメイラスのホームスタジアムや様々なフェスティバルの会場となっているラテンアメリカメモリアムが近いこともあり、日頃から利用客が大変多い駅です。

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駅前には軽食や洋服を売るキオスクが立ち並んでいます。

駅構内は迷うのが当たり前

駅構内。メトロ、CPTM、長距離バスの乗り場を示す看板がかかっています。駅構内の表示はお世辞にも親切とは言いがたく、迷うことは当たり前。係員さんが見当たらなくても、周りのブラジル人に聞くと大抵の場合はとても親切に答えてくれます。

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利用料金は一律4レアル。定期的に利用するならICカードがお得

サンパウロではメトロ、モノレール、長距離列車(CPTM)、市バスの利用料金は一律4レアルです。定期的にメトロ、長距離列車、市バスを利用するのであれば、ビリェッチ・ウニコ(Bilhete Unico)というICカード乗車券がお得です。3時間以内であれば一回の利用料金(4レアル)で3回まで乗り換えることができます。

こちらはビリェッチ・ウニコの専用チャージ機。

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切符売り場と購入方法

切符売り場はポルトガル語でビリェテリア(Bilheteria)といいます。切符はビリェッチ(Bilhete)。切符売り場は英語でもTicket Officeと表示されています。ちなみに、Bilheteriaの文字の横にあるBlindada(ブリンダーダ)は、「防弾されている」の意味。さすがに銃を使った強盗が多いサンパウロ、お金を扱う場所のセキュリティーはしっかりしています。

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料金表。メトロ利用料は一律4レアルです。

切符売り場のブースは防弾ガラスで仕切られているので、受け渡し用の穴を使って中の販売員にお金を渡し、切符とお釣りをもらいます。「切符1枚ください。」はポルトガル語で、"Um bilhete por favor"(ウン・ビリェッチ・ポルファヴォール)。

こちらがサンパウロのメトロの切符です。

改札はどうなっている? 切符は入れるだけ

改札を通ります。切符は入れるだけで出てきません。どれだけ遠くまで乗ってもメトロ利用料は一律4レアルなので、切符を取っておく必要はないのです。

切符は手前にある吸い込み口(黒い矢印と絵の表示があります)に入れます。ICカードを使う場合は、改札の上にあるタッチパネルにICカードをタッチします。

看板案内と優先車両

メトロの乗り場を示す看板です。Embarqueは「乗り場」の意味。

列車の第一車両は優先車両になっています。ラッシュアワーである月曜日から金曜日の午前6時から9時、午後4時から7時半は、怪我をしている人、体の不自由な人、妊婦、小さい子供連れ、お年寄りが優先的に乗車できます。

最後に

サンパウロの地下鉄はセキュリティーも悪くなく、比較的きれいなので、慣れれば使い易いです。路線によっては電車の中でクラシック音楽やショリーニョ(19世紀にポルカとワルツ、サンバがブラジル風に融合してできた音楽)のBGMが流されていたり、駅構内でアート展覧会や音楽ショーが行われていたりと、利用客を楽しませる企画も多く行われています。街の大きさに対して路線が少ないのが残念な点ですが、行き先の近くにメトロの駅があるのであれば利用する価値は大ありですよ!

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織田典子

パリで6年半過ごした後、結婚を機に2011年からサンパウロで暮らしています。二女の母。夫と共に立ち上げたEbisu Filmesの映像製作プロジェクトに関わりながら、10年以上続けているヨガを広める活動をしています。

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