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【メキシコ】街歩きがやめられない!赤と黄の街サンミゲルと1000円以下のほっこり宿
世界遺産の数は30カ所以上、古代遺跡の地としても知られているメキシコ。
メキシコに行ったら、ぜひ足を運んでほしい世界遺産の街があります。近年人気が急上昇している街「サン・ミゲル・デ・アジェンデ」(以下サンミゲル)。
首都メキシコシティから北東に約4時間半、バスに揺られてたどり着くのは、ここでしか見ることができない、赤と黄のコロニアルなかわいらしい街「サンミゲル」。
今回ご紹介するのも、財布に優しく、滞在をより楽しくするための安宿です。
目次
すべてがかわいい!サンミゲルをご案内!
メキシコ北部のグアナファト州に位置するサンミゲルは、世界文化遺産に登録されている歴史的な要塞都市と洗練された建築がおりなす、メキシコでも指折りの美しい街。
グアナファト州は2018年公開のピクサー映画「リメンバー・ミー」のモデルにもなったことで、世界中から注目度が高まってきています。
赤と黄を基調とした壁に、ヨーロッパを彷彿させる石畳など、どこをとっても絵になるサンミゲルの街はメキシコ人が選ぶ旅行に行きたい街ランキングでは毎年上位に入っています。欧米人、アメリカ人からも人気が上がっているため、メキシコでは珍しく英語が通じる店が多いのも観光しやすい理由のひとつでしょう。
街並みもさることながら、サンミゲルに立ち寄ったら必ず見てほしいのが土産屋や雑貨屋。「メキシコらしいお土産を買うならサンミゲル」といわれるほど雑貨や民芸品が有名。
歴史地区の範囲は広くないので、交通機関の利用もほとんど必要なし。
治安の良さもメキシコで1番と定評があるので、ゆっくりと観光や買い物など街歩きを楽しんでください。
突き抜ける青空が2色の石材を、より鮮やかなコントラストを生み出している。
街を散策していると3m級の人形「Mono de carend」に遭遇!!その概要は現地の人に聞いても謎のままでした。
なかなかインパクトのあるいでたちですが、子供たちに大人気。写真を撮る際は少額で良いのでチップを渡してあげるのが望ましいです。チップを渡すために近寄ると、人形のおへそ辺りから顔と手を出してきます。その姿はちょっと不気味ですが、かわいらしくもあります。
あの緑のカラーでおなじみの世界的コーヒーショップも、世界遺産の街の景観を崩さないような色合いでした。
オープンキッチンの中にいる、笑顔のかわいいパン屋さん。
路面店が多数並んでいます。外の壁にまで展示されている店構えは、サンミゲルの治安の良さを物語っています。
店内はメキシコらしいハットや色彩豊かな雑貨やアクセサリーなどがぎっしり。押し売りするような店員もいないので、ウインドーショッピングだけでも全然問題ありません。是非たくさんのお店を覗いて、お気に入りの一品を見つけてください。
Parroquia de San Miguel Arcángel/パロキア教会
街の中心にそびえ立つ、サンミゲルの街を象徴するパロキア教会。
細部にまで装飾されたゴシック建築は、夕暮れからのライトアップで、黄金の光に包まれると神々しい教会へ変貌します。
パロキア教会の正面にあるアジェンデ公園はのんびりながめるのにベストポジション。老若男女それぞれ思い思いに教会を見上げる姿が印象的。
絆が芽生える1000円以下の宿「La Catrina Hostel and Breakfast」
今回紹介する宿「La Catrina Hostel and Breakfast」はサンミゲルの歴史地区内にあり、街のランドマーク、パロキア教会まで徒歩約10分の好立地。
宿泊料金は朝食付きで1泊130ペソ(約780円)!「安宿だけど家に帰ったみたいに楽に過ごしてね」とチェックイン時にフロントスタッフがひと声かけてくれるあたたかい宿です。
フロントのスタッフは写真以上にはじける笑顔で迎えてくれます。
メキシコらしい模様のラウンジ&朝食会場。
4人部屋のドミトリー。この日のこの部屋の宿泊者は私ひとり。個室料金の半額以下でひとり部屋になりました!これもドミトリーの特典。
メキシコの昼は日本の猛暑と同じくらい暑くなりますが、夜はパーカーなどが必要なくらい冷えるので、部屋に扇風機と毛布を完備しています。
ベッドの下にはバッグやスーツケースを鍵付きで収納できるスペースがあるので、ドミトリーでありながら盗難の心配が少ないのは嬉しいです。
本来は屋上からサンミゲルの景色を一望できるのですが、残念ながら今回は工事中で入れませんでした。宿の立地から想像すると、屋上の景色は5星ホテルに劣らない景観なのではと期待せずにはいられません。
日本ではあまり見かけることのない珍しい光景に出会いました。宿の屋上に大きな物体を引っ張り上げようとしていますが、電線に引っ掛かり運べない様子。
部屋からスタッフと宿泊客がモップで電線を動かし導線を確保、その隙に引き上げる見事な連携作業。ピンチの時はスタッフ、宿泊者は関係なく、同じ屋根の下にいたら仲間であり家族であると、全員で力を合わせて協力し助け合う姿は痛快でした。
La Catrina Hostel and Breakfast/ラ カトリーナ ホステル
<部屋タイプと料金>
4人ドミトリー:130pesos/約780円
※個室もあります。
<立地>
・サンミゲル歴史地区内
・パロキア教会:徒歩約10分
・売店:徒歩約1分
・高速バスターミナル:徒歩約30分
【シャワー・トイレ】
シャワーの水圧と温度は日本とほぼ変わりません。広々としたスペースで使いやすいです。
【宿のWi-Fi事情】
宿内はすべての場所で使用可能。但しラウンジから離れるほど接続が弱くなる。
【朝食】
コーヒー、牛乳、ジュース、トースト、穀物類など簡単な軽食。
【セーフティーボックス】
ベッドの下で60ℓバックが収納できるスペースあり。南京錠などのカギは持参してください。
【詳細】
・住所:Loreto #80 Centro SanMiguel de Allende. Guanajuato. Mexico
・電話:01(415)121-45-45
・HP:http://www.lacatrinahostel.com/
最後に
出発したあとに知りましたが、サンミゲルは人々を魅了する街の姿から「魔法の町」とも呼ばれているそうです。街の魅力は唯一無二!だけど、それ以上になぜかこの街に惹かれる、なぜか癒される、なぜか引き寄せられる、それは言葉で説明できない不思議な力が街の全域を包んでいたからかもしれません。
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HARUTABI
- 絶景好き!夜景好き!食事好き!人の笑顔好き!約8年務めた某ホテルを退社して、2年間世界一周の旅にでる。35カ国100都市以上、泊まった宿120軒以上。【ハンガリー】ホステル業務、【パラグアイ】路上焼きそばパン販売など、旅をしながら仕事も経験。元ホテルマンバックパッカーが観た、世界の宿事情や旅の楽しみ方をお伝えします。