【オーストラリア】アデレード・トラム(路面電車)の乗り方とメトロカードの買い方&使い方

オーストラリアの都市、アデレード市内でアクセスの便利なのがアデレード・トラム(路面電車)。つい最近延長工事が完成して、今まで市内から徒歩で移動だった植物園までもこのトラムで行けるようになりました。

アデレード繁華街から南側に位置するグレネルグビーチまでの約10㎞、そして同じく北側のエンターテイメントセンターまでの約4㎞、東側に位置するアデレード植物園までの約2㎞を繋いでいるのがアデレードのトラム。このトラム一本でアデレード市内の観光がほとんどできてしまいます。それに、バスに比べて交通渋滞の影響をあまり受けません。

今回は、これからアデレードに来られる方が、このトラムを利用して観光できるように「トラムの乗車に使うメトロチケット・メトロカードの購入方法」や「トラムの乗り方」を簡単に解説します。使えば使うほどお得になるメトロカードにフォーカスをして紹介してまいりますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

トラムに乗るためのメトロチケット・メトロカードの買い方

メトロチケット・メトロカードは、駅構内やトラム内にあるチケット・カードの機械で購入可能です。(メトロカードのリチャージもできます)一番手っ取り早いのはトラムの中。

metro 3.jpg

トラムの入り口にこんな風に機械が置いてあります。(ただし、現金が使えない時があるのでご注意を!)

また、下記でも購入可能です。チケットとカードの購入の場所が若干異なるのでご注意ください。

  • メトロチケット→トラムや駅構内の販売機やバス内・市内のインフォメーションセンター
  • メトロカード→駅構内・市内のインフォメーションセンター・いくつかのお店や郵便局

Metro 4.jpg<駅構内にある券売機>

早速、購入にトライしてみましょう!スタートするとこのような画面がでてきます。

Metro 5.jpg

選択肢を選んで画面をタッチします。

① メトロカードの残高をチェックする
② レギュラーのチケット購入やメトロカードのリチャージ
③ 14日間のパス
④ 28日間のパス

支払いの方法を選択して画面をタッチします。

Metro 6.jpg

① 現金支払い
② 銀行カード(クレジットカード)で領収書を受け取る
③ 銀行カード(クレジットカード)で領収書は不要
(画面はメトロカードに20豪ドルの課金の例)

Metro 7.jpg<銀行カードを入れるところ>

購入できるメトロチケット・メトロカードの種類

アデレードのメトロカードはメトロチケットに比べて断然お得です。(2018年7月1日現在)

メトロカードには14日間または28日間、トラム、電車とバスが乗り放題になるカードがあります。

  • metroCARD 28 Day Pass  Regular $99.00
  • metroCARD 14 Day Pass  Regular $60.00

通常の料金は以下のとおりです。

  • ピーク時(平日午前9時1分前と午後3時以降・土曜日終日)
    大人 メトロチケット 5.5豪ドル / メトロカード 3.7豪ドル
  • ピーク以外(平日午前9時1分後~午後3時・日曜祭日終日)
    大人 メトロチケット 3.6豪ドル / メトロカード 2.03豪ドル

尚、このメトロカードそのものの購入に、まず5豪ドルかかり(返金不可)、その際にリチャージ分として5豪ドル必要となりますので、メトロカードの最初の購入の際には合計10豪ドル必要となります(※)。

(※)2018年7月時点では、メトロカードそのものの購入にお金は必要ありませんでしたが、2019年11月現在では、メトロカードそのものの購入に5豪ドル必要となるようです(2019年11月6日 追記:たびこふれ編集部)。

トラムの乗り方

metro 2.jpg

さあ、無事に切符が買えたらトラムに乗りましょう。

トラムが来たら扉のグリーンに光っているボタンを押すと扉が開きます。自動では開かないので注意!トラムの駅にはトイレがない!トラムのホームにもトイレはありません。トラムに乗る際には、必ず用を足してから乗るようにしてくださいね。

持っているメトロチケットを機械に通すとエラーになることがたまにあります。何度か試しても無理な場合は諦めてください(笑)

無料区間でもチケットやカードをチケットの機械に通す人がいる、でも誰も教えない(笑)

先ほど書いたようにこのトラムには無料区間があります。その途中での乗り降りは自由なのですが、それでもメトロチケットはカードをスキャンしている人をたまに見かけます。その理由は一つ、目立つように書かれてないので知らない人が多いのです。

その無料区間とは、

  • サウステラス~エンターテイメントセンター
  • ボタニックガーデン~フェスティバルプラザ
  • ロイヤルアデレードホスピタル~ノーステラスの最終まで
  • ブライトンロード~グレネルグビーチ終点まで

この区間は料金は払わなくてよいのです。

トラムでよくあるトラブル・エピソード

さて実際に私がアデレード生活の中で経験をしたトラムや電車の中での出来事を紹介したいと思います。最初見たときは、驚きの光景でしたが、見慣れてしまうと普通です(笑)

突然始まるパフォーマンス

飲み食いも電話もよくあります。家庭の不平不満を大声で電話口で話す会社員が満員トラムの中で目立っていました。深夜になると歌い始める人もいたり、周りの目をまったく気にしていないというか、誰も見てもいないのですが、勝手気ままにという言葉のごとくです。

駅の改札で買えばいいや

日本の電車ならば一般的に乗車券はどこの駅でも買えますが、ここでは主要の駅と電車の中でしか買うことができません。電車の券売機も現金が使えなかったりすることも。万が一、乗務員が来てくれればラッキー。もし買う機会を失ってしまった時はその時に任せるというのがオーストラリア流のようです。

トラムで目的地をスルーされました

トラムはいくつかの駅で乗る人がホームにいないときはスルーされる時があります。「次の駅で降りる人はボタンを押してください。でないと、スルーしますよ」と丁寧に案内だけはしてくれます。降りる駅でこの放送が流れたらそばにある赤いボタンを押しましょう。乗る人がいなくても止まってくれます。時々、なぜかボタンが押されているにも係わらずスルーされることも。その時は止まる駅まで行って歩く、これが基本です。

時刻表に合わせて家を出たのに

電車やバスの時間が今はインターネットでも調べられるので便利な世の中になりました。ところが・・・この便利な言葉に安心しきってしまっていると、とんでもないことが時に起こります。突然、電車やトラムが途中工事などで運転をしないということが起こります。「駅まで行ったらホームで人が待っていて、あまりの人の多さにトラムのスタッフが来て初めて説明する」ということも今までにありました。

まとめ

では今回の記事のポイントをまとめておさらいしておきましょう!

  • メトロカードは基本的に電車の駅で購入する。リチャージは駅またはトラム内で。
  • 一回券のメトロチケットとお得感満載のメトロカード(14日/28日パス)とチャージ式の三種類がある。
  • トラムに乗った時はカードをスワイプ。チケットは上からゆっくりと挿入、遅すぎず、早すぎず。
  • 市内近辺の無料区間を上手に利用しよう!

いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介した内容をしっかり踏まえて乗れば、特に問題なく利用出来るハズです。

皆さんも、是非アデレード市内ではメトロカードを活用して安全快適な移動をお楽しみください。

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"オーストラリアの中でも中都市のアデレード在住歴10年以上。スポーツフォトグラファーとして地元スポーツイベントに参加するかたわら、南オーストラリア州情報発信中。"

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