コロンビアで発見、2000円以下で泊まれる宿!!世界遺産コーヒー生産地にある小さな町「サレント」

世界最高のコーヒーと称されるコロンビア・コーヒーの産地「サレント」。美しい景観に囲まれたサレントの町は、コーヒー豆の栽培が難しい山岳地帯です。100年以上も栽培と手法を守り続けたことが「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」として世界遺産に指定された地域です。

今回は、緑豊かな土地からコーヒーの香り漂う、サレントにあるおすすめの安宿をご紹介します。コーヒーを目的に世界中の旅行者が集う町、サレントの魅力も合わせてご覧ください。

<目次>

コーヒーの香りが漂う町、サレント

サレントは、コロンビアの首都ボゴダから西に約300㎞離れた山岳地帯にひっそりと佇む町。京都市内の碁盤の目のような町作りで、広さは半径1㎞にも満たない小さな町です。

2階建以上の建物が少ないこの町にいると、空の広さと美しさに改めて気づかされます。天気の良いお昼に中心街にあるお土産屋さんやカフェを散策したり、町を見下ろせる丘に登って絶景を楽しむのも良いでしょう。

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屋根が瓦に見えるせいかどこか日本の田舎に訪れたような懐かしい感覚を覚えます。町の中心部に近づくにつれてレストランやカフェ、雑貨屋にお土産屋などが増えてきます。

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コーヒー農園以外で唯一の観光スポット、町を一望できる丘。

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夕暮れから灯る街の明かりは、サレントの町を優しい空気に包んでくれます。

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ライトアップ後の時間帯は、観光客も現地人も町の中心地に集まり、人の活気で賑やかな町へ変貌します。

サレントの安宿「Luciernaga Hostel」

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宿の正式名称は「Luciérnaga Salento Food Drinks Music Hostel」。1階はレストラン&バー、2階に宿のフロントと客室があります。1階のレストラン&バーは宿泊者以外も利用することができます。宿泊者はレストラン&バーの10%OFFサービス券が用意されてます。なにはともあれまずは2階のフロントに行ってチェックインをしましょう。

それでは、なんと宿泊料金は一泊28000COP(日本円で約1050円)!おすすめの安宿を写真と一緒にご案内しましょう!

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フロントでは、ラテンのノリで陽気なスタッフがお出迎え。スペイン語と英語、さらに中国語にも対応してくれる頼もしいスタッフです。

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チェックイン前の時間に到着したにも関わらず、快く部屋に通してくれました。上の段はまだ未清掃。安宿ではあまりない粋な計らいがこのベッドの上に......

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なんと!?アメがある。ウェルカムキャンディー!アメがあることが嬉しいのではなく、その心意気が嬉しいのです。

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椅子で寛ぎながら眺める大自然は、なんとも贅沢な時間です。

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館内は白を基調に、爽やかな清潔感のあるイメージで統一されてます。

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バルコニーから心地よい風を感じます。

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夜になると統一された町の街灯が、蛍の様な優しい光で心を癒します。

Luciérnaga Salento Food Drinks Music Hostel 基本情報

<部屋タイプと料金>
6人ドミトリー 28,000COP(日本円で1,036円)
※8人ドミトリーはさらに100円安いです。

<立地>
・都市へのバス乗り場まで、徒歩約5分
・町の中心広場まで、徒歩約6分
・コーヒー農園「EL OCASO」まで、徒歩約1時間

<シャワー・トイレ>
部屋の中に共同のシャワーとトイレが備わっています。 シャワーの水圧と温度の調節は申し分なく、広々としたスペースで使いやすいです。

<宿のWi-Fi事情>
2回線あるので、全館スムーズに使用可能。

<セーフティーボックス>
部屋にありません。治安の良い地域ですが、貴重品管理はご自身で徹底してください。

・住所:Salento Carrera 3 #9-19 Luciérnaga
・TEL:+57 310 4250197
・公式サイト:http://www.luciernaga.com.co/en/

世界遺産のコーヒー農園「EL OCASO」へ

今回私が足を運んだコーヒー農園の名前は「EL OCASO」。町の中心地から送迎用のジープに乗れば25分ほどで到着します。ですが、あえて私はコーヒー農園まで1時間20分かけて歩きました。鳥のさえずりを聞きつつ、絶景を堪能しながらのんびりと進む道のりは、またひとつ贅沢な時間でした。

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行きは自然を感じながらの徒歩、帰りは風をきる爽快なジープに乗るのが私のおすすめです。

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「EL OCASO」では、コーヒーの製造過程見学に簡単な座学、苗木の植え込み作業やコーヒー豆の採取の体験を含めたツアーが、ほぼ毎日行われてます。

コーヒー農園の様子や、採取の仕方、炉での乾燥、皮むきの行程まで、スタッフが製造過程をコーヒー作りに対する熱い思いも込めて説明してくれます。(ツアーは予約なしでも可能で、言語はスペイン語か英語のみです。)見学ツアーの最後には、摘みたて、挽き立て、新鮮なコーヒーを試飲することが出来ます。

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自身の植えたコーヒ豆の苗木が、数年後に実を結んで、誰かに飲んでもらってることを想像するだけで心躍ります。

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帰国後もコーヒーの味を忘れたくない方は、コーヒー豆をツアー終了後にガイドさんから購入することも可能です。試飲で使用した同じカップも購入できるので、一緒にお土産にすれば雰囲気は倍以上になりますね。手頃な値段で購入できるのも現地ならではの魅力。

サレントには他にもいくつかのコーヒー農園があります。朝から行動すれば1日2件のコーヒー農園に見学に行くことも可能なので、いろいろ吟味して世界遺産のコーヒー農園巡りを楽しんでみてください。

最後に一言

いかがでしたでしょうか?南米コロンビアの秘境の町サレントの魅力と、おすすめの安宿をご紹介しました。サレントは伝統のコーヒー作りを100年以上受け継ぐ人達が作り出す、まるで癒しのテーマパークのようでした。

もし南米旅行を検討する際は、1泊2,000円以下で優雅なひとときを過ごせる町サレントで、大自然を眺めながらコーヒーと癒しの時間を堪能するプランを足してみてはいかがですか?

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HARUTABI

絶景好き!夜景好き!食事好き!人の笑顔好き!約8年務めた某ホテルを退社して、2年間世界一周の旅にでる。35カ国100都市以上、泊まった宿120軒以上。【ハンガリー】ホステル業務、【パラグアイ】路上焼きそばパン販売など、旅をしながら仕事も経験。元ホテルマンバックパッカーが観た、世界の宿事情や旅の楽しみ方をお伝えします。

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