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機窓からの風景【大阪(伊丹)→東京(羽田)】
こんにちは! 中尾です。最近はLCCと呼ばれる格安航空会社が増えたので、誰もが飛行機に乗れる時代になってきました。
飛行機は列車と違ってレールの上を飛ぶわけではないので、「どこでも飛べる」と思っている人も多いはず。でも、飛行機も航空路と呼ばれる空の道を通ります。気象条件にもよりますが、ほとんどの場合、同じ航空路を飛んでいます。
それでは、日本を代表する航空路である大阪(伊丹)から東京(羽田)への航空路を飛んでみましょう!
<目次>
空の旅スタート!
とある1月の朝。これから乗る飛行機が出発準備を行っています。冬場のこの時期は7時過ぎに東の空から日が昇りますので、朝焼けが美しいです。
さぁ、搭乗開始です。高鳴る鼓動を抑えつつ飛行機に乗り込みます。いくつになっても飛行機に乗る時は楽しいひと瞬間です。
飛行機は基本的にバック走行ができない為、トーイングカーと呼ばれる車に押してもらい自走できる位置まで誘導してもらいます。そしていよいよ自走開始です。地上係員が「いってらっしゃい!」と手を振ってくれています。これは日本の航空会社独自のサービスでもあります。
朝焼けに染まるターミナルと管制塔。管制官からの誘導を受けながら、滑走路へ向かいます。
いよいよ離陸!機窓から見える有名スポットは?
7:17に伊丹空港を離陸しました。伊丹空港から西向きに飛び立つと正面に六甲山がそびえている為、必ずすぐに左旋回します。
伊丹空港を右下に見ながら左旋回を続けます。伊丹空港は中・大型機用の滑走路と小型機用の滑走路が2本配置されています。
この時点で7:24(離陸7分後)。機は大阪府吹田市⇒枚方市⇒京都府南部を通過し、この位置で滋賀県と三重県の県境付近です。眼下には雪をかぶった御在所岳と遠くには琵琶湖が見えています。
この時点で7:29(離陸12分後)。三重県から伊勢湾を横断し、眼下に愛知県の中部国際空港(セントレア)が見えます。
この時点で7:35(離陸18分後)。愛知県の知多半島、続いて渥美半島を横断し、静岡県浜松市沖を順調に飛行中。このあたりから右窓側では富士山が見え始めます。
この時点で7:37(離陸20分後)。左下に静岡空港が見えてきました。画像では見づらいですが、肉眼では右下に航空自衛隊の静浜基地が見えます。静岡県には静岡空港と航空自衛隊の浜松基地、静浜基地の3空港あるのです。
この時点で7:38(離陸21分後)。中央右側が日本平、中央が三保松原。駿河湾越しに富士山が見えます。このあたりからの富士山が一番きれいだと僕は思います。
この時点で7:40(離陸23分後)。駿河湾上空から横に富士山が見えます。クレーターのような窪みは宝永の噴火口です。
この時点で7:41(離陸24分後)。伊豆半島上空です。伊豆半島はほとんどが山地であることがわかります。
この時点で7:42(離陸25分後)。静岡県下田市から相模湾に出ました。真ん中付近の小さな富士山みたいな山は大室山です。このあたりから降下を開始します。
この時点で7:48(離陸31分後)。伊豆大島上空を通過し、千葉県南房総市上空まで達しました。羽田まではここから一直線に降下するか東京湾を千葉県側からぐるり時計の逆回りに降下するパターンがあります。
この時点で7:51(離陸34分後)。房総半島の内房側の海岸線です。あれ?機体が西に向けて進路を取りはじめました...。
この時点で7:55(離陸38分後)。あれれ?機体は浦賀水道に出てきました。右側に神奈川県横須賀市が見えます。
この時点で7:56(離陸39分後)。横浜のベイエリアが見えます。ここから右旋回。
この時点で7:58(離陸41分後)。横須賀、横浜市を右に見ながら東京湾を時計回りに進んできました。
この時点で8:01(離陸44分後)。最後に左旋回し、滑走路へ照準を合わせ、工場地帯を見ながら着陸!それにしても、伊丹から羽田間の便は何回も乗っていますが、東京湾を時計回りに着陸したのは初めての体験です。航空便の増加に伴って新しくできたルートなのかもしれませんね。だから僕は窓側席に必ず座ります(笑)!
まとめ
スポットアウト7:06⇒離陸7:17⇒着陸8:01⇒スポットイン8:11
飛行時間は44分でした。時刻表には大阪(伊丹)から東京(羽田)までは所要時間70分となっています。所要時間は飛行時間ではありませんからね。大きな空港では地上滑走の時間も含まれていますからご注意ください。それにしても日本の航空会社は時刻表通りに発着しますから頼りになりますね。
機窓からの景色はいつも同じではないので飛行機に乗る時の楽しみのひとつです。路線によって航空路が異なりますので、また違う航空路に乗った時はレポートします!
(注意)
・航空路は空の混雑状況や気象状況によって変わるそうです。
・天候によって景色の見え方が違うと思います。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。