スペイン南東部、ローカル感あふれる「ラ・マンガ・デル・マル・メノール」は、のんびりしたビーチライフにオススメ!

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写真提供:www.jortitzamarmenor.com

日本ではあまり馴染みのないムルシア州。どこにあるかご存知ですか? 地中海に面し、バレンシア州とアンダルシア州に挟まれた小さな州です。パッとした観光名所もなく地味な印象があるムルシアですが、夏は太陽と海を求めてスペイン内外から多くの観光客が集まります。今日はその中からラ・マンガ・デル・マル・メノールをご紹介します。

目次

ラ・マンガ・デル・マル・メノールのあるムルシアってどんなところ?

まずはムルシアについて。ムルシアは1県のみの小さな州です。有名な観光名所はありませんが、地中海に面しているのでビーチリゾートがあります。大聖堂のあるムルシア市以外には、ローマ劇場の遺跡がある港町カルタヘナが知られています。気候が温暖なので果物や野菜、花卉の生産が盛んで、日本で母の日に売られるカーネーションの多くもムルシアから出荷されているのだとか。ちょうど今の時期に出回っているムルシア産の高級野菜"RAFトマト"はとても美味です。

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<ムルシアの大聖堂>

海水湖と地中海に挟まれた細長い砂州が特徴

ラ・マンガ・デル・マル・メノールは、ヨーロッパ最大の海水湖"マール・メノール"(小さな海の意味)と地中海に挟まれた長さ22㎞ほどの細長い砂州のこと。幅は細いところで約100mしかありません。メキシコのカンクンにも似た独特の地形が特徴です。

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<地中海から見たラ・マンガ・デル・マル・メノール>
写真提供:https://www.murciaturistica.es/

砂州の部分には、ビーチアパートメントや別荘、貸別荘、ホテルがずらりと並んでいます。マール・メノールも地中海も水が澄んでおり、また海も穏やかで海水浴にはもってこい。レストランやバルも含め全体の雰囲気がどこか垢ぬけていないローカル感も魅力です。

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<マル・メノールに面した別荘が立ち並ぶ>

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おすすめの楽しみ方

ここに来たら、ひたすらのんびりとビーチライフを楽しむに限ります。寝坊してから本を持ってビーチに出かけ、お昼を食べたらホテルでシエスタ。夕方は散歩に出かけるか、またビーチに繰り出し、夕日を見ながらテラスでビールを飲み、遅い夕食を楽しむ。そんな数日を過ごしてみるのはいかがでしょう? 観光オフィスに相談すれば、スキューバダイビングやクルーズなどの楽しいアクティビティも提案してくれることでしょう。マール・メノールの向こう側にはゴルフ場もあるそうです。

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<何が釣れるのでしょうね?>

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<ヨットハーバーもあります>

気になるガストロノミーですが、前述したように野菜や果物の産地なので、フレッシュなサラダやフルーツのほか、シーフードやシーフードを使ったお米料理がおススメです。ムルシア内陸部にはフミージャやイェクラといったワインの産地もあるので、ぜひ試してみたいですね。

アクセス

最寄りの鉄道駅はカルタヘナで、ラ・マンガ・デル・マル・メノールの付け根にあるカボ・デ・パロスまでは約30㎞離れています。公共のバスはありますが、滞在中の移動を考えるとレンタカーで行くのがベスト。砂州を車で走るとところどころで片手に外海、片手に内海が見えることがあり、"幅の狭さ"を実感しつつドライブが楽しめます。毎日違うビーチに行くこともできますね。スペインの各地から直通バスも出ているそうで、マドリードからだとALSA社運行のバスで約6時間の旅です。

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<カボ・デ・パロスの灯台>

この夏にスペイン旅行を計画している方、ラ・マンガ・デル・マル・メノールで数日間のんびりとビーチライフを楽しんでみませんか?

ラ・マンガ・デル・マル・メノール

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田川敬子(Keiko Tagawa)

1996年スペインにひとめぼれ。以後何度も渡西し、2002年春に夢がかなってスペインで日系企業に就職。その後現地企業を経て、現在はオリーブオイルソムリエ/テイスターやライターとして活動中。

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