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メキシコの魅力はカリブ海だけじゃない!カンクンのマヤ遺跡を訪れる
メキシコ、ユカタン半島に来たら是非訪れたいマヤ遺跡。チェ・チェン・イッツアやコバ、トゥルム遺跡など認知度が高く規模の大きなものもありますが、時間の都合でこれらを訪れるのはちょっと難しいという方、カンクンにマヤの歴史を十分に学べる場所があれば、是非行ってみたいと思いませんか?
目次
カンクン=カリブ海とショッピングだけではない!
旅行先を考える時に、ビーチでリラックスしたい、のんびりしたいという理由からビーチリゾートを選ぶ人が多いと思いますが、カリブ海の美しいカンクンやプラヤ・デル・カルメンに来て忘れてはいけないのが、ユカタン半島はマヤ文明が栄えた歴史的にとても重要な場所であることです。
カンクンは海だけでなく、大きなショッピングモールもいくつかあるため、買い物を楽しみたいと思っている人も多いかと思いますが、ここまで来てマヤ遺跡を見ないのはかなり損です。しかし、時間の関係で遠出はできないという方、カンクンにも規模は小さいながらマヤ文明を学べる場所があるのです。今回はホテルゾーンからもアクセスのよいマヤ遺跡をご紹介します。
2012年に建築されたカンクン・マヤ博物館
遺跡が見られるのがカンクン、ホテルゾーンに位置する「カンクン・マヤ博物館(Museo Maya de Cancun)」です。遺跡は博物館と同じ敷地内にあり、博物館入り口すぐ横から入ることができます。カンクンには1982年に建てられたマヤの美術館が以前にありましたが、いくつかのハリケーンの影響により修復が不可能になってしまったため、2004年に閉館となってしまいした。
現在のマヤ博物館が建てられたのは2012年です。建物の構造はハリケーン対策がされており、博物館上階は壁でなく全て硝子で囲まれています。この博物館ではカンクンやトゥルムなどで発見されたマヤ文明時代の様々な芸術品や陶器、道具などを見ることができます。
規模が小さいながらピラミッドが見られるマヤ遺跡「サン・ミゲリート」
博物館横に広がる小ジャングルの中には「サン・ミゲリート(San Miguelito)」と呼ばれる、点々と広がるマヤ遺跡があります。決して大きくはありませんが、4つのエリアに分かれているここにも見どころがいくつかあります。
その中でも1番の見どころは、ジャングルの小道を歩いて行くと見えてくるピラミッドです。高さが8メートルあり、状態がなかなかよいピラミッドと言うことができます。遺跡は西暦1200年から1500年の間に建てられたものですが、ほかの遺跡に比べてピラミッドの状態が比較的良いのは、現在に至るまで3回も修復されたからです。
快適&お得に観光するためのコツ
マヤ博物館はエアコンが入っているので、快適に展示品を見ることができるでしょう。ですので、まずはジャングルの中を歩き、サン・ミゲリート遺跡を見てまわることをおススメします。木々が生い茂っていて日陰の多いジャングルですが、やはり暑い。始めに博物館に入ってしまっても後で汗をかいてしまうことになります。
遺跡を見る時に歩くことになるので、ビーチサンダルなどよりは快適に動ける運動靴で訪れることをおススメします。ジャングルということで蚊も多くいる為、虫よけスプレーもお忘れなく。
博物館は月曜日が休館日となっています。火曜日から日曜日までは開館していて料金は70ペソです(日本円で約490円)。もし日曜日に行けるのであれば、是非日曜日に行ってみましょう。毎週日曜日は地元の人だけでなく観光客も含めて全ての人が無料で博物館、遺跡に入ることができます。カンクンに来たら是非、サン・ミゲリート遺跡とマヤ博物館でマヤの文化に触れてみて頂きたいと思います。
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Yu Larraz
- 2009年よりメキシコ在住。カリブ海のキレイな町で英語教師、日本語教師の傍らWebライターとしても活動中。