【タイ】ピピ島のマヤ湾 2021年6月まで観光客立ち入り禁止へ。当初予定より更に延期されました

タイ天然資源環境省は、クラビ県にあるピピ諸島、「ピピ・レ島」にある人気No.1観光スポットである「マヤ湾」が、観光客によって生態系が破壊されるなど環境への悪影響を食い止めるため、2018年6月1日~9月30日までの4カ月間「閉鎖」するという発表を3月下旬に発表しました(※)。

これにより、夏休み期間にプーケット島もしくはピピ島への旅行を計画している方は、残念ながらマヤ湾を訪れることはできません。

(※)以下、編集部追記(2019年8月8日)
その後、閉鎖期間はさらに延期され、少なくとも2021年6月までは観光客の立ち入りが禁止となったようです。

参考ニュース(CNN.co.jp):
タイ「秘島」の人気ビーチ、さらに2年閉鎖 米映画の舞台

目次

マヤ湾ってどんなところ?

エメラルドグリーンの海が一面に広がる、まさに「楽園」という言葉がピッタリのピピ諸島。

プーケット島の南東に位置するこの美しい諸島は、一番大きく宿泊施設がある「ピピ・ドン島」を中心に「ピピ・レ島」、「ビダ・ノーク島」、「ビダ・ナイ島」、「ユン島」、「パイ島」の6つの島から成り立っています。

フェリーを使ってプーケット島から2時間、スピードボートを使えば1時間30分という距離から、日帰り観光客もたくさん訪れる観光地です。

特に、今回4カ月間の『休息期間』に入るピピ・レ島に位置しているマヤ湾は、大小異なる神秘的な石灰山に囲まれた雄大な景色が人気の、タイを代表する絶景スポットの一つです。

どうしてマヤ湾は4か月間の閉鎖になるの?

壊された生態を復活させる為というのが今回の「休息期間」の一番の理由です。

息を飲むほどの美しさから、2000年に公開されたレオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』の伝説のビーチのロケ地になったことで有名なマヤ湾。

映画撮影時も、撮影のためにヤシの木が抜かれるなどの環境破壊が問題になっていた映画ですが、くしくもこの映画は、ピピ諸島、特にマヤ湾の知名度を世界的に上げることになり、観光客は瞬く間に急増。また、プーケットやクラビからの日帰り観光が可能なこともあり、1日になんと4,000人ほどの観光客がこの小さなビーチを訪れていました。

環境破壊の一番の原因は、観光客が乗ってくるボートがビーチに停泊すること。

湾へのボートの行き交いによりサンゴをはじめとする海洋生態システムがおおよそ20年間という長い間破壊される結果になっていたようです。

今のところ2018年10月1日からは、再度入島が許可されるようですが、ボートの停泊場所は変更するようですし、1日の入島者数も制限されるようです(※)。

世界にはすでに観光によって破壊された美しい場所が多数存在します。夏休みの旅行は、残念ながらマヤ湾を訪れることはできませんが、今回の事によって逆に自然の大切さを思い起こす良いきっかけになったかもしれませんね。

(※)冒頭で追記した通り、少なくとも2021年6月までは観光客の立ち入りが禁止となったようです。

ピピ諸島にはまだまだ魅力的なスポットが!

ピピ諸島にはマヤ湾以外にも、愛嬌溢れるおさるさんが沢山ビーチに集まる「モンキーベイ」や、その昔海賊が住んでいたといわれる「バイキングケイブ」など見どころスポットも豊富にあります。

聖なるエメラルドグリーンの海そのものを満喫して、ピピ島の美しい大自然を堪能してみてください♪

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徳武 加奈子

実はダイビングインストラクター。食、ライフスタイルを中心にライター業をこなしています。趣味はスタンダップパドル(SUP)。

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