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インド版軽井沢!真夏にインド人が訪れる「マナリ」とは...?
こんにちは、田澤ともきです。
今のデリーは「恐ろしく暑い」のでございます。
どれぐらい暑いかというと35度を超える毎日で、暑いときは40度を超えることも。学校は4月中旬ぐらいまで、中には4月5月は夏休みにしているところもあり、こぞって家族旅行で海外にでかけるご家庭をよく見かけます。まー、子供達はその前に進級試験があって進学できるか否か、緊張があるわけですが、それも終わってほっと一息といったところです。
彼らは、夏休みどこにいくのか?独自リサーチをもとにご紹介します。
目次
インドの軽井沢?マナリ
北インド、といってもデリー、ラジャスタン、バラナシなどのいわゆるインドトライアングル(デリー、アグラ、ジャイプル)は40度近い猛暑です。しかも、ほとんどの遺跡や有名な観光地は「日陰がないような建物」が多いのです。タージマハルは、王様がお妃のお墓として建てたわけですが、お墓自体に影が当たらないような設計になっているといわれています。
きれいですし、素敵なのでぜひ一度行って頂きたいのですが、お勧めは10月から3月。それ以降は帽子、サングラス、日焼け止め、日傘をお勧めします。
ようやく本題ですが、そんな酷暑を避けるかのように一般インド人が「夏休み」に訪れる名所がマナリとシムラ。芸人のコンビ名のようですが、デリーよりもさらに北へ向う、ヒマラヤのふもとに近いリゾート地です。日本でいう軽井沢といったところでしょうか。しかし、さすがインド。スケールが違います。
東京から車で2時間の軽井沢にくらべ、なんと、マナリはデリーから飛行機で1時間20分、車だと約12時間(Google調べ)です。国土8倍の差がここにでます。ヨガで有名なリシケシや、ガンジス川の沐浴で有名なハリドワールよりさらに北を目指します。
インド人は川が好き?
デリーっ子(親がデリーに住んでおり、流行りものに敏感なインドの若者)はとにかく仲間と連れ立って旅行にいくのが大好き。男女の時もあれば男だけのむさいもの、女子旅もインドではよくあります。ここは日本と一緒ですね。学生たちがマナリで何をするかというと。。。
川下り。シンプルですねー。
が、しかし、結構侮れない。意外と?急流のため、だいぶスリリングです。日本でいう「安心、安全」がいい意味でついていない場合があります。※この辺は自己責任でお願いします。でもせっかくのインド旅ですもの、カレーもいいけど、こんな日本ではあまりできないレジャーもいいかもしれません。デリーは40度ですが、マナリへ行くと涼しいぐらいの気候なので、川の水もちょうどいい感じ。大自然と触れ合ういい機会です。この川の水はヒマラヤ山脈から来ている、と思うと、結構尊い気分になりますね。
アウトドアスポーツを思いっきり楽しむ!
スケールがデカいから出来るもう一つのレジャー、ゾービング!ニュージーランドにある会社の玩具でボールの中に人が入り、ころがったり、その中で手綱をひいたりして遊ぶものです。中央の真ん中がそれ。ボールの中に人が入ってます。坂をころころ転がるのです。
先日ご紹介したゴアもそうですが、こうしたレジャー施設の料金が日本よりも全然安いです。また、広大な土地で行われるため、思いっきり遊べます。観光地は英語ができればスタッフも英語対応可能な人が多いので、インドでアウトドアスポーツもいいですよ!
話がそれますが、インドに駐在のビジネスマンは、ゴルフを始める人が多いんだとか。ゴルフコースは市街地から2時間も離れると立派なものが道路沿いにいくつもあり(ゴルフコースロードという道が実際にある)娯楽がないので健康のためにもいいんだそうです。働く日本のビジネスマンは大変ですね。
そして、奥にみえるのは、パラグライダー。これも、はずみがつくと止まらなかったり結構ドキドキなアドベンチャーなのですが、これもインドで可能です。私的にはパラセイリングの方が水は落ちても痛くないのでお勧めなんですが。山の間のパラグライダーは楽しいですよ。
肉、魚、チベット料理など日本人が好きなアイテムが豊富
そして旅行にかかせないのが、食事。マナリは海外からも多くの観光客が訪れるところで(特にヨーロッパからが多いらしい)、洋食やインド料理、チベット料理などもある所です。有名なノンベジ料理にマトンカレーがあります。野菜好きやベジタリアンは安心してください。インドは全土と言っていいほど、「ベジタリアンにふさわしい国」だと思います。野菜のメニューはどこにでもありますので(アフガニスタン料理やさんなどを除く)、楽しいマナリフードを楽しんでくださいね。
Chha Gosht (matton curry)
マトンとヨーグルト、スパイスを煮込んだカレーで、圧力鍋でトロトロに溶けたマトンが口の中でとろけます。
Kullu Trout
トラウトと呼ばれる河魚(マス科の坂)を焼いたもの、味付けはいたってシンプル。ゆでた野菜といただきます。
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田澤ともき
- アーユルヴェーダがきっかけでインド在住。ハイテクから古代伝統まで、100人100色楽しめますよ。インドならではの出来事や、インド生活についてお届けします。