3月でも雪が降る?伊豆高原へ行く前に知るべきこと

伊豆高原

<トップ画像 出典:写真AC

風光明媚な静岡県の伊豆高原。伊豆というと「年間を通して温暖」というイメージがありますが、冬から春先にかけて旅行を計画するなら、服装や持ち物にひと工夫することをおすすめします。なぜなら、伊豆と定義されるエリアは広範囲に渡り、地域によってかなり気候が変わるからです。

この記事では、冬の伊豆高原についてお伝えします。ぜひ旅行計画を作るときや宿泊予約前にお役立てください。

目次

3月の伊豆高原も雪は降る?

伊豆高原から海沿いに30分ほどに位置する、網代(あじろ)の気象観測データ(1981年~2010年の気象庁による統計)を見る限りでは、雪が降る心配は少ないと考えてよさそうです。3月の平均気温が9.5℃、最低気温が6.2℃ですから、雨が降ったとしても雪になることはほぼないといってよいでしょう。

ただ、天候に関しては「まったく雪が降らない」と言い切れない面があることも確かです。特に山間部のほうに入れば、雪が降ったり路面が凍結したりする可能性も否定できません。目的地の天候は必ず事前に調べておきましょう。

いちばん寒い季節は1月~2月!

冬の大室山
<冬の大室山のイメージ 出典:写真AC

先ほどの網代の気象観測データによると、気温がいちばん低くなるのは1月~2月にかけてです。最低気温が3℃ほどという日もありますから、もう少し気温が下がると雨が雪になる可能性があります。 もしも1月~2月に旅行を計画するなら、積雪となる可能性も念頭に置いておいたほうがよさそうです。

※参考:気象庁-過去の気象データ検索-静岡県網代(外部サイトに移動します)

1月~2月に伊豆高原へ行くときのポイント

降らなければそれに越したことはありませんが、雪が降る可能性もある時期に伊豆高原に旅行をする場合、どんなことに気をつければよいのでしょうか。服装や持ち物、行き先について知っておきたいポイントをご紹介します。

服装や持ち物

まずは、アウターから。 ナイロンなどの水をはじく素材でできたダウンジャケットやダウンコートなら、濡れても安心です。脱ぎ着がしやすく、保温性がある点もポイント。それ以外の素材のアウターも脱いだり着たりが楽で、あまりかさばらないものがおすすめです。

小物は、マフラーがあるととても便利。首元に巻けば1枚重ね着をしたのと同じくらいの暖かさがあります。バッグの中に入れてもかさばりません。 持ち物としては、雨・雪、あるいはみぞれが本降りになったときのことを考えて折り畳み傘を持っていると安心です。また、服が濡れてしまったときのためにタオル、衣類で寒さがしのげないときのために携帯カイロがあると重宝します。

チェック用に、1月~2月に伊豆高原へ行くときの持ち物をリスト化してご紹介します。出かける前に確認してくださいね。

  • 脱ぎ着しやすいコートやダウンジャケット(水をはじく素材だとベター)
  • マフラーまたはネックウォーマー
  • 折り畳み傘
  • 携帯カイロ
  • タオル(服が濡れてしまったとき用)

1月~2月に伊豆高原に行くなら温泉がおすすめ

伊豆といえば、やっぱり温泉。寒い季節は温泉で体を温めるのがいちばんです。観光地ですから旅館やホテルなどの宿泊施設もよりどりみどり、自分の好みに合った温泉つきのお宿に出かけてみませんか?

もちろん日帰りで立ち寄り温泉という方法もあります。 冷たい空気の中、ほかほかの露天風呂にゆっくりと体を沈めるのも乙なもの。万が一雪が降っても、その景観もまるごとお湯の中から楽しめます。

次の項目では、寒い時期の伊豆高原を存分に楽しめる温泉施設をご紹介します。

伊豆高原の特色あるおすすめ温泉 5選

伊豆高原にはたくさんの温泉があります。その中から、口コミの評判がよく、なおかつ特色のあるところをピックアップしてみました。

八幡野温泉郷 杜の湯 きらの里

古きよき時代の日本を思わせる和のつくりが魅力の温泉宿です。都会の喧騒から離れ、里山の風景を楽しみながらくつろぎたい人におすすめ。

温泉は、ヒノキの露天風呂、打たせ湯、寝風呂など8種類を用意。思い思いに湯巡りを楽しむことができます。泉質は「美肌の湯」ともいわれる高アルカリ性です。

ヴィラージュ伊豆高原

海を一望できる場所に位置するコンドミニアム仕様、キッチン付きの宿泊施設は、ペット同伴もOKです。露天風呂のほか、きれいな内湯も充実。温水プール、エステ、ゴルフなどのレジャー&サービス施設も充実しているので、滞在型で楽しむことができます。

公式サイトでは、「ヴァーチャル内覧会」として、エントランスや温泉をインターネット上で見学できるコーナーも。訪ねる前に、ぜひチェックしてみてください。

伊豆 全室露天風呂付き客室 ほまれの光 水月

8室あるすべての客室に露天風呂があるこちらの宿は、伊豆大島までが見渡せるロケーションを独占。人の視線を気にすることなく入浴できるうえ夕食もお部屋でとることができるので、プライベートな時間を誰にも邪魔されずに過ごしたいという人向き。

露天風呂の横は、テーブルとイスがセッティングされたテラスになっています。 カップルやご夫婦など、大切な方と訪ねたい宿です。

ホテル&スパ アンダリゾート伊豆高原

伊豆で味わうバリ気分! 異国情緒満載のホテルですが、温泉も充実しています。伊豆の原生林を生かした名物の露天風呂をはじめ、お風呂は8種類。バリ風の家族風呂、バリから直輸入したガゼボ(東屋のこと)の貸切露天風呂など、ほかではちょっとお目にかかれないお風呂が設置されています。

カラオケ、ダーツ、ビリヤードなどのレジャー設備は無料なのも嬉しいポイント。公式サイトでも説明されている通り、女子会やグループ旅行で伊豆高原へ行くときに覚えておきたいホテルです。

立ち寄り温泉 伊豆高原の湯

お休み処のついた立ち寄り温泉は、露天風呂、つぼ湯、どろ風呂など、ユニークなお風呂を用意。無料で泥パックが体験でき、そのまま入浴することもできます。

顔に泥を塗ったままでの記念写真も歓迎しており、撮影した写真はロビーの端末または公式サイトのQRコードを読み込んでダウンロードできます。

お昼寝用には、ゆらゆら揺れるハンモックを常備。さらにお食事処では伊豆高原ビールも味わえます。「温泉に入ってビール!」と考えるなら、車ではなく電車でどうぞ。電車を利用するなら、伊豆高原駅から徒歩5分です。

  • 住所:静岡県伊東市八幡野1180
  • 営業時間:10:00~24:00(最終入館は23時)
  • 公式サイト:伊豆高原の湯

寒い季節の伊豆高原は、電車で出かける場合は持ち物に気をつければ大丈夫ですが、車の場合は、ちょっと注意が必要です。

何も準備をせずに出かけて雪や路面凍結に見舞われた場合、動きが取れなくなるだけでなく、思わぬ事故に見舞われる可能性もゼロではありません。1月~3月初旬にかけて伊豆高原へ出かける場合は、万が一のことも想定して準備をしてくださいね。

そして、3月中旬になると少しずつ桜が芽吹き始め、3月下旬~4月上旬には3kmに渡る伊豆高原桜並木が見られます。四季の折々で見せる伊豆高原の風景を堪能するなら、春にも伊豆高原を訪ねることをおすすめします。

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