くらやみ祭に合わせて行きたい! 府中の観光スポット5選

サムネイル:写真AC

東京都の中でも神社や仏閣などの名所が数多く残る府中市。その中でも屈指の歴史を誇るのが「大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)」です。毎年4月下旬~5月初旬に行われている「くらやみ祭」は、約70万人もの人が訪れる府中を代表する大きなお祭りとして知られています。

今年のゴールデンウィークは、くらやみ祭をメインにしながら観光プランを立ててみませんか? この記事では、府中の魅力を満喫できるおすすめの観光スポットを5つと、くらやみ祭の前に知っておきたい移動手段や混雑情報を紹介していきます!

くらやみ祭の時期に行きたい、府中の観光スポットを紹介!

府中屈指の古社「大國魂神社」で毎年ゴールデンウィーク期間中に行われている「くらやみ祭」。神社の護り神である大國魂大神を祀るための祭りで、周辺の明かりが消された夜の暗闇の中で祭りが行われることが、この名前の由来になっています。

祭りの期間中には毎日朝から晩までさまざまな行事が行われますが、日本最大級の大太鼓が勢ぞろいする「太鼓の饗宴(17時~18時)」と、お囃子を鳴らしながら24台もの山車が旧甲州街道を練り歩く「山車の巡行(18時~21時)」は迫力満点! この2つは、くらやみ祭りの醍醐味と言えるほど盛り上がります。

しかし、くらやみ祭り「だけ」を目当てに府中へ行くのはちょっぴり寂しいもの。せっかくなら、府中の歴史や文化が分かるスポットも訪ねてから、テンションを高めてお祭りに望んでみませんか?

ここでは5つのスポットをご紹介していますが、1度に全部回るのは正直難しいものです。どれか1つでも気になる場所があったときは、ぜひ訪ねてみてください!

1.けやき並木と大國魂神社

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夜の行事が始まる前に、まずは「けやき並木」を通って昼間の大國魂神社を見ておきましょう。けやき並木は府中駅を降りてすぐの通りとなるため、旅のスタート地点としてもピッタリです。

京王線・府中駅に着いたら西側に降りて、南北約500mに渡って続く新緑のけやき並木を歩きながら、大國魂神社を目指しましょう。境内には大けやきの木や、樹齢1000年と言われる大イチョウの木があり、府中有数のパワースポットとしても人気です。

なお、くらやみ祭りの期間中は昼間でもこの一帯が大勢の人で賑わいます。屋台もたくさん出ており、お祭りムードに包まれていることが一目で分かるはず。

◆大國魂神社 基本情報

■住所:東京都府中市宮町3-1
■公式サイト:https://www.ookunitamajinja.or.jp/

2.府中市美術館

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府中の文化的な施設を堪能したい!と言う方におすすめなのがこちら。府中駅から徒歩で17分ほどのところにあります。府中の森公園の中にある美術館ということで、緑豊かな周辺の環境も魅力です。

美術館のテーマは「生活と美術=美と結びついた暮らしを見直す美術館」。「江戸後期」、「府中・多摩関連」、「若手作家による現代美術」の3つを軸にした作品が展示されています。併設されたカフェ「ロンタン」からは公園の新緑を楽しむこともできます。

府中駅から徒歩で行く場合少し距離があるため、「ちゅうバス(多磨街行き)」と呼ばれるバスを利用するのがおすすめです。

◆府中市美術館 基本情報

■住所:東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)
■開館時間:10:00~17:00(展示室への最終入場は16:30まで)
■休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始、国民の祝日の翌日
■観覧料:個人一般...200円(高校生・大学生は100円、小学生・中学生は50円)
■公式サイト:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/

3.サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野ブルワリー

続いては、大人向けのおすすめスポットです。

「府中駅」から南武線を利用して「府中本町駅」に到着後、徒歩約15分、もしくは京王線で「分倍河原駅」まで行き、シャトルバスに乗り約10分で「サントリー〈天然水のビール工場〉」に到着。実際にビールを造っている工程を見学することができ、できたての「ザ・プレミアム・モルツ」を試飲することができます。

くらやみ祭に行く前にテンションを上げたい人は1杯いかがでしょう? 時期によっては混雑するため、事前予約をしてください。

◆サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野ブルワリー 基本情報

■住所:東京都府中市矢崎町3-1
■営業時間:9:30〜17:00
■休業日:年末年始・工場休業日(臨時休業あり)
■公式サイト:https://www.suntory.co.jp/factory/musashino/

4.JRA競馬博物館

競馬ファンにとっては、府中と言えば「東京競馬場」が思い浮かぶのではないでしょうか? その流れでご紹介したいのが、東京競馬場の敷地内にある「JRA競馬博物館」です。

競馬の歴史や舞台裏など競馬の魅力を解説する展示室をはじめ、模擬レースを体験できるシミュレーターや騎乗体験ができる「ライディングビジョン」など、楽しいアトラクションが充実しています。屋外には大型の遊具や水遊びができるエリアもあって、競馬ファンの大人から子どもまで楽しめる観光スポットです。

府中駅からは徒歩だと約18分かかり、あまり交通の便が良くないため「ちゅうバス(是政循環)」の利用をおすすめします。また、平成30年4月中旬まで改修工事で臨時休業しているため、訪れる際は事前に公式サイトの確認を!

◆JRA競馬博物館 基本情報

■住所:東京都府中市日吉町1-1
■開館時間:10:00~17:00(東京競馬場開催日及びパークウインズ発売日)、10:00~16:00(その他の日)
■入館料:無料(※ただし東京競馬場開催日は、競馬場への入場料として200円かかります)
■休館日:月によって変動(詳細は公式サイトをご覧ください)
■公式サイト:http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/keiba/

5.府中市郷土の森博物館

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最後にご紹介したい、府中でおすすめのスポットはこちら。

「府中市郷土の森博物館」は、府中の歴史と民族、自然科学をテーマにした、約14万㎡の広大な敷地を持つ博物館です。昔の農家や町家、歴史的な建物などを復元した建物を配置しており、豊かな自然と歴史を楽しみながら府中の魅力を知ることができます。本館の常設展示室には、かつてのくらやみ祭りで使われていた太鼓や神輿が展示されており、開催前に見に行けば知識が広がるとともにテンションが高まってくることでしょう。

博物館をひと通り見学したあとは、地図を見ながら旧甲州街道や府中街道をゆっくり散策するのもおすすめです。そこかしこでお祭りの準備が始まっており、「ああ、くらやみ祭りの時期なんだな」と、実感できるはず!

また、府中市郷土の森博物館へのアクセスはさまざまなルートがあります。当日のスケジュールや体力に合わせて選んでみてくださいね。

  • ちゅうバス...南町・四谷循環「南町二丁目」または「芝間稲荷神社」下車、徒歩6分
  • 徒歩...京王線・「府中駅」から徒歩30分
  • 徒歩...南武線・「府中本町駅」から徒歩20分
  • 徒歩...京王線・南武線、「分倍河原駅」から20分

◆府中郷土の森博物館 基本情報

■住所:東京都府中市南町6-32
■開館時間:9:00~17:00(入場は16:00まで)
■休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日から1月3日)
■入館料:個人大人...200円(中学生以下は100円)
■公式サイト:http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/

◎くらやみ祭参加前の府中市観光で知っておきたいこと

冒頭でも触れた通り、くらやみ祭は毎年約70万人もの観光客が訪れる人気のお祭りです。この期間中の観光を楽しむために、移動手段と混雑状況について知っておきましょう。

ちゅうバス(府中市コミュニティバス)を活用しよう!

府中市のコミュニティバス「ちゅうバス」は、旅行者にとっても便利な移動手段のひとつです。1回の乗車料金は大人・小人ともに100円とリーズナブル。今回ご紹介したスポットを含めた府中市の主要な観光スポットを巡るため、上手に活用したいところです。

ただし、くらやみ祭り期間中はちゅうバスの乗客も増えるため、待ち時間なども考慮することをおすすめします。また5路線7ルートで運行しているため、思わぬ方面に行ってしまわないよう、事前に行きたいスポットの最寄り停留所を確認してくださいね。

■ちゅうバス公式サイト:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kurashi/machi/chubus/bus.html

くらやみ祭の混雑具合について

Photo by puffyjet[大國魂神社 参道 (fuchu,ookunitama-shrine)](CC-BY 2.0).jpg
Photo by puffyjet[大國魂神社 参道 (fuchu,ookunitama-shrine)](CC-BY 2.0)

くらやみ祭の期間中は、多くの観光客が訪れます。特にコンビニや飲食店の出店が多い府中駅周辺~府中本町駅までは、非常に混雑しているためスリや置き引き、迷子などに充分ご注意を。

また、大國魂神社周辺は交通規制が実施されるため、車ではなく公共交通機関でお越しください。お祭りが盛り上がる17時以降は移動も難しいほどに混む通りも。時間に余裕を持ったプランを立てて、くらやみ祭りに臨みましょう。

のどかな雰囲気を醸し出すイメージからは一転して、熱いムードが漂うくらやみ祭り開催時の府中。混雑などに注意しつつ、府中の歴史や文化を感じられる観光スポットをお祭りと一緒に楽しんでください!

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