【温泉ソムリエ菅井】が薦めるテルマエ・ロマエのロケ地、北温泉旅館

今すぐ行きたい温泉はどこ!?と聞かれたらつい思い出してしまう、那須の奥地、秘境、北温泉旅館。シーズン料金などがなく、土曜でも、連休でも、お正月でもお盆でも、通年同じ料金というのが、渋すぎる!昔から続いている歴史ある宿の本来あるべき姿なのか。
那須ICから車で約30分。駐車場に着くと、すぐ秘湯ムードが漂う。え?歩いてしかいけない!?車は入り口の駐車場までしかいけず、約400mの遊歩道を下る。普通で10分。雪が深ければ20分はかかる。

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到着前に必ず横目にする広い田んぼ?池?初めての人はそんな想像で終わるだろうが、着くとこれが大露天風呂ということに驚く!

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ようやく建物が見えてきた。昭和時代、明治時代、江戸安政時代と3つの館に分かれた建物。そこにはノスタルジックな空間が待っていた。

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まずこちらが一番有名で、ロケの撮影場所にもなった天狗の湯。近年女性専用脱衣所が出来たため多少は入りやすくなったのでは(昔は廊下を歩いていたらいきなり脱衣場が現れびっくりしたほどオープンだった)。天狗とも混浴できる。

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新鮮なお湯がどばどば注ぎ込まれ、湯量もかなりある。

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湯口。温泉の流出が一定ではなく、どば!っと出たりどぱどば!っと出たり止まったり。これがまさに管理が出来ない、自然の恵みの証拠、大地のエネルギー。

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続いて入り口で目にした大露天風呂(泳ぎ湯)へ。
水着でも裸でも入浴が可能(ここだけ水着OK)。しかし山間の秘湯だからなのか、はたまた冬場だからなのか、水着を着た人はまだ見たことがない。
手前には子供向けの滑り台がありファミリーでも楽しめそう。湯量もしっかりあり、熱いところとぬるめのところがあるので、適度な温度を探って浸かれる。星を見ながらこんな広々温泉に浸かれるなんて贅沢!

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さあ、お楽しみの夕食。時間はきっちり決まっている。

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目に留まる大きな塩エビや山の幸メインの夕食。大広間にて、お膳式で座布団で食べる感じ。

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こちらが朝食。

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この日は大晦日だったので、1階ロビーで地酒が振舞われた。12月31日夜~元旦、2日となくなり次第終了。毎年恒例とのこと。料金も変動がないのであればおすすめ!

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みんな1階ロビーに集まってきて一杯やりながら語る!山里の秘湯ならでは。
そして人の温かみも感じる。

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思わずお酒がすすんでしまい、ロビーでぐったりした私。
これは風邪をひくのでやめましょう!

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山間の秘湯。タイムスリップした空間で、豊富な鮮度バツグンの温泉に浸かる。デジタルな都会のノイズは一掃されること間違いなし。

北温泉 北温泉旅館

住所:栃木県那須郡那須町湯本151
TEL:0287-76-2008
アクセス:東北道那須ICより約30分(那須湯本まで高速バスも便利です)
<1泊2食>
料金:7,700円~
<日帰り入浴>
料金:700円
時間:AM8:30~PM4:30
泉質:弱塩泉、単純泉、鉄泉
HP:http://www.kitaonsen.com/

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菅井 圭司(すがいけいじ)

温泉ソムリエ(一つ星ダイエット温泉ソムリエ オフ会名誉幹事)
青森県出身 旅好き、温泉好き、お酒好き!旅の力で、世の中楽しく!

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