尖沙咀のシンボル的存在・尖沙咀鐘楼(チムサアチョイしょうろう)

香港の九龍島にそびえ立つ尖沙咀鐘楼。

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尖沙咀の南岸、ちょうどビクトリアハーバーの右隣にあるレンガ作りの時計塔。スターフェリー乗り場の前に建っているので、香港を訪れたことのある人ならほとんどが目にしたことがあるだろう。ビクトリアハーバーを望むこの時計台は、ニューヨークの自由の女神の様な物。

赤レンガと花崗岩で出来ているこの時計台は、1915年の建立で、高さは44m(上部のアンテナまでいれると51m)。

かつて香港の九龍と中国の広州を結ぶ鉄道があり九広鉄路と呼ばれていた。香港から中国、ロシア、そしてヨーロッパへと向かう旅行者の貴重な足だったことに加え、物流の要でもあり、香港を世界の貿易の中心地にしたと考えられている。

時計台の公式オープンは1916年だが、費用の問題からタワーには、時計が設置されず、当時の写真には時計の文字盤がないそうだ。その後、鐘と電気時計が到着したものの、設置するに必要な設計図などが到着するまで何年も遅れ、時計がようやく稼働したのが1921年。

そして、新ターミナルがホンハムにできた1970年に尖沙咀駅は取り壊され時計台のみが残り、1990年に保護建造物に指定された。

当時の駅の姿は見られないものの、赤レンガと花崗岩でできた時計台は蒸気機関車を思い起させる建物として残っている。正式名称は、九広鉄路時計台だが、香港時計台、もしくはTST時計台とも呼ばれている。

そんな歴史に思いを馳せながら、ホンハムまで続く、尖沙咀プロムナードを散策してみよう。途中、香港文化センターや香港スペース・ミュージアムありちょっと立ち寄ってみるのもおすすめだ。

アクセスは、MTR尖沙咀駅E出口より。見学は外観のみです。

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