イスタンブールの下町アンティーク街を散策

チュクルジュマは、古き良きイスタンブルが残る場所。

新市街から、最近はガイドブックでもホットエリアのジハンギルを抜けて、少し下に下るとこんな可愛らしい骨董屋が姿を現します。

街に溶け込むこの雰囲気は、ここならでは。

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この辺りは、昔からのアンティーク街で、以前に比べると店の数も少なくなりましたが、知る人ぞ知るスポットで、外国人にも人気です。

店の外には、店主とその友人でしょうか、椅子を出してのんびりおしゃべり。

まるで商売っ気がないので、こっちも楽です。

ゆっくりのんびり見ても、問題はありません。

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座り込む猫もどこまでもマイペース。

このあたりの人の気質を確実に受け継いでいます。

トルコは、野良猫が大変多いのですが、ここは本当に沢山の猫がいます。

イスラム教のムハメッド(ムハンマド)は大変な猫好きで、彼の上で居眠りする猫を起こすの忍びなく、猫が寝ている部分の自分の服を切って、そのまま猫を起こさず外出したという逸話があります。

そうしたこともあり、古くからトルコでは猫に対する寛容さが見受けられます。

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もちろん、見た目もこんな風に愛くるしいですから、彼らも自分達のポジションをよくわかっているんでしょう。トルコの猫は野良猫も愛嬌たっぷりです。

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猫に誘われるかのように目の前のお店にお邪魔しました。

こちらは、木工職人さん。

昔ながらの製法で、家具を手作りされています。

ちょうど作業をされているところで、古木を丁寧に手作業でやすりをかけて、雰囲気のある家具に仕上げています。

トルコでも、最近は大量生産の合板家具があふれていますので、こういう家具作りは貴重です。

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また、昔の家具やドアを上手にリメイクもされています。

昔は、トルコも木造建築が多く、素敵な木彫のドアや家具が多くありました。

このあたりでも、そうした名残の骨董を見ることが出来ます。

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【DETAY MOBILYA】

Cukurcuma Cad, No:48/A Beyoglu Istanbul

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こちらは、50年60年代ごろのインダストリアルデザインのアンティークをコンセプトにしたお店。

店内がまるでおもちゃ箱のようです。

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小さなアルミ缶や人形、ノスタルジックなものばかりでユニーク。

トルコのものに限らず、各国から集まった品が沢山あるので、コレクターにはたまらないお店です。

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また、こういう凝った品揃えなので、おしゃれなカフェや店舗からのデコレーション用に需要があるそうです。趣が違ったお店なので、私も珍しくて隅々見尽くして、大変長居をさせていただきました。

【ONSEKIZ LTD】

Cukurcuma Cad, No:53/B Beyoglu Istanbul

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道の真ん中に敷かれています。

脇に広げられた沢山のキリムや絨毯。

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何をしているかというと、ここで日干しをしつつ、車や人に轢かせることでさらに古くするという加工なのです。トルコらしいと言いますか・・・

日本人の私は、ついついよけて歩いてしまいます。

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玉石混合なアンティーク屋。古道具屋とも言えますね。

この中から掘り出し物が見つかるかどうかは、あなたの目利き次第。

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新市街にお越しの際は、ぜひ足を伸ばしてのんびり散策を楽しんでいただきたいところです。

観光地の喧騒とは無縁の、のんびり感がたまりません。

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河合亜希子

1998年よりトルコ・イスタンブール在住。トルコ雑貨のお店Anatolian Art店主。コラムやコーディネートも担当。

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