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夏に食べたいブラジルのおすすめ料理5選!定番のシュラスコやフェジョアーダなどの肉料理からデザートまでご紹介!
「夏に食べたいブラジルの~」とのタイトルだが、実はブラジルの現在の季節は「冬」なのだ。ブラジルと日本とはすべてが逆だと言われるが、南半球に位置するブラジルは北部のほうが赤道に近くなるので暑く、南に行くほど涼しい(冬だと霜が降りたり、稀に雪が降る地域もある)。そんなブラジルの夏のおすすめ食べ物を5つご紹介する。
目次
- 1. Moqueca(ムケッカ)
- 2. Acarajé(アカラジェ)
- 3. Cupim(クッピン)/Churrasco(シュラスコ)
- 4. Açai(アサイー)
- 5. Feijoada(フェジョアーダ)
1. Moqueca(ムケッカ)
ブラジルの北部、常夏のBahia(バイーヤ地方)で食べられるものといったらコレ。
Moqueca(ムケッカ)という。Camarão(海老)やPeixe(魚)をベースに野菜と煮込んだルーにDendê(デンデというヤシ油)で鮮やかな黄色が印象的だ。夏を凌ぐには栄養満点の食べ物だ。ムケッカにも地方の特色があり、サンパウロではエスピリットサント風のDendêを使わないものもある。ブイヤベースのような魚のだしと野菜のうまみがArroz(米)とよく合う。
2. Acarajé(アカラジェ)
そしてAcarajé(アカラジェ)。
Feijão(豆)をすりつぶした物をハンバーガーのように成形し、Dendê(デンデ油)であげる。中の具はVatapá(ココナッツやナッツ類、干し海老、魚介類をペースト状にしたもの)とVinagrete(トマトや玉ねぎパプリカ、パクチーを酢で混ぜたもの)とCamarão(海老)が入っている。外はカリッと中はやや酸っぱいが香ばしくプリプリの海老がたまらない、Cerveja(ビール)のお供にはぴったりの食べ物だ。もともとナイジェリアの食べ物であったが、奴隷として渡ってきた人々と共に地域に根付いたと見られる。
3. Cupim(クッピン)/Churrasco(シュラスコ)
一方、常夏ではないが冬でも暑い日は30度近くまで気温があがる内陸部。乾燥しているので、朝晩が冷える。牧畜が盛んな内陸部では牛肉がメインとなる料理が多い。
言わずとも知れたChurrasco(シュラスコ/シュハスコ)はブラジル全土で食べられている肉料理だが、牧畜の盛んな内部だからこそ知る部位がある。暑い夏を乗り切る食べ物と言ったらコレ。
Cupim(クッピン)という。瘤牛(コブウシ)からとる貴重な部位であり、瘤の中には夏を乗り切る栄養や脂分が凝縮されている。なかなか供給が難しい新鮮なCupimを出すChurrascaria(シュハスカリア=シュラスコを提供するレストラン)は本物だと言われる(無論、Churrascoは美味しいのでどの肉の部位でもご馳走なのだが、ひとつの判断材料として)。
ちなみにブラジルの家庭ではChurrascoは男の料理だ。日本の鍋奉行みたいなものか?焼き方にもいろいろ薀蓄があるらしい。肉の準備は1人分で400gが目安である。
4. Açai(アサイー)
ブラジルを代表する夏のデザートといったらコレ。
Açai(アサイー)。アマゾン原産のブルベリーのような果実であり栄養価が高い。ポリフェノールや鉄分、食物繊維、カルシウムが豊富に含まれたパーフェクトフルーツなのだ。炎天下で汗をかいた日は、このAçaiを食べるだけで疲労回復!街のいたるところにAçai postと言われるバーがあるのだ。
通常はAçai na tigela(アサイボール)にしてバナナやイチゴ、キウイなどのフルーツとグラノーラ(シリアル)を乗せて食べるのが主流。スムージー風のジュースも人気である。近年日本にも上陸したと噂を聞くが、健康志向の若い女性にうけること間違いないだろう。
5. Feijoada(フェジョアーダ)
最後に夏でも冬でも年中食べられるコレ。
ブラジルの国民食ともいわれるFeijoada(フェジョアーダ)!黒豆と豚肉の塩漬けを煮込んだ深い味わいの逸品である。やっぱりこれを外す訳にはいかないのがブラジル料理だ。
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マンゲイラ靖子
- 2012年よりブラジル在住。 Samba命!リオ1回、サンパウロ6回、(浅草9回)のCarnaval出場経験を持つ。現在は夫と猫3匹とでSP州に暮らし、主に日系コミュニティでの仕事に携わる。 より深いブラジル情報を発信できるよう日々模索中。