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治安の良い国ポルトガルでスリや置き引き被害が多発中!特に気を付けたい4つのケースをご紹介します
ヨーロッパの中でも治安が良い国として知られるポルトガル。確かに犯罪発生率や外国人が選ぶ住みやすい国ランキングなどでも、上位にランクインするポルトガル。しかし、近年の「ポルトガルブーム」も影響してか、「スリの方々」も東欧などから「アルバイト」としてポルトガルに出稼ぎに来ています。「海外は海外」、残念ながら日本ではあまり想像できないほど、スリや置き引きの被害は多いです。リスボン市以外でも、オビドスやポルトなど、観光地として有名なところで多発しています。
一般的な被害のケースをご紹介させていただく前に、旅の基本として以下の点にいつもご留意頂く必要があります。
・現金、クレジットカード、パスポートを同じポーチやバッグに入れない。(分けて携行するという意味です。)
・スリ被害が多い場所へは、全財産に近いお金をもっていかない。(50ユーロもあれば、市内で有意義に過ごせます。もちろん、食べるレストランやお土産品にもよりますが)
・むやみにお金を公道で出さない。(お財布などは、ポルトガル人でもお金を数えるときは屋内で行います)
・お金を恵んでほしいと頼まれても、無理にポケットからお金を出したりしない。(個人の自由ですが、「危険な行為です」)
ケース1 路面電車
やはりレトロで、さっそうと街中を駆け巡る路面電車に乗らなくては!とお思いの方も多いかと思います。7つの丘の街リスボンを支える重要な交通機関ですし、個人的にもお勧めしたい交通手段でもあります。しかし、リスボン市民も「一度は通る道」ともいわれる「スリの被害」、そのメッカとなっているのが路面電車でもあります。スリの被害を避けるためにも、見るからに「満車」になっている車両には乗らず、次の車両を待つ。そして、鞄などは必ず前がけにし、現金は極力最小限の金額を持つ。「席を譲ってくれませんか」と申し出たり、面識もないのに微笑んできたりしている(継続的に)とスリの可能性が高いです。
ケース2 携帯電話
写真を撮ったり、取り込んでいたマップを見たりと、現代では欠かせない携帯電話。しかし、スリには絶好の獲物となります。ポケットや鞄に「常に」あるものであり、重さも軽いことから、取りやすい高価な品物と見られます。特にiPhoneは、「富裕層の象徴」として見られているので、十分に気を付けてください。むやみにテーブルに置きっぱなしにしないこと、そして身の回りでしっかりと管理することが重要です。
ケース3 パスポート
紛失してしまうと一番困ってしまうのが、パスポート。重要な品ということで、貴重品を入れるポーチに入れることも多いかと思いますが、現金やクレジットカードなどと一緒に保管するのは大変危険です。旅慣れていない方にとっては、貴重品の管理が一番肝心となってきますが、バッグの奥底や取られにくいところに保管することが重要です。
ケース4 リュック
リュックサックは快適で、旅のお供でもありますが、自身の視界に入らない後方は死角であり、重要な貴重品をすべてリュックに入れるのはご遠慮いただいたほうが無難です。
旅をお楽しみいただくためにも、日本とは違う国にいること、そして「盗まれたほうが悪い」という考え方が定着している南ヨーロッパの地を踏んでいることを、決してお忘れにならないようにしなければいけません。
安全で有意義な旅を!
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安藤助徳
- ポルトガル在住13年目の安藤です。日本とポルトガルの架け橋になるべく、日々奮闘中です!