公開日:
最終更新日:
メキシコの桜!?紫の「ハカランダ」が美しい季節
日本では「桜」が咲き始めると、"あぁ春だなぁ"と感じる方も多いはず。メキシコにもそんな季節の変わり目を告げる花があります。
それがこちら。2月後半から3月初旬に咲き始める「ハカランダ(Jacaranda)」という花です。
メキシコには日本のような四季は無く、雨季(4月~10月頃)と乾季(11月~3月頃)に分けられています。なので、この花が散り始めると"あぁ雨季が始まるなぁ"と感じるのです。
鮮やかな紫色がとっても綺麗ですよね。木によって、少しずつ色の濃さが異なります。街路樹としても植えてあるので街中のあちこちで見ることができますよ。
ハカランダは、基本的には熱帯地域に生息する植物です。日本の一部の植物園でも見られますが、咲く時期は6月~7月頃だそう。私はメキシコで初めて目にしました。
ハカランダの花は、近くで見るとこんな風にラッパ状になっています。その見た目がトランペットに似ていることから花言葉は「名誉」や「栄光」なんだとか。何だか気分が上がりますね。
ちなみに花は15~20メートル程度の高い木に咲いているので、基本的にはあまり近くで見ることはできません。この写真は少し高いところから撮影しました。
4月になると花が散り、紫の絨毯が至るところで見られるようになります。この光景もとっても素敵!ですが、メキシコ人はあまり興味がないようす。当然、日本のようにハカランダを囲んでお花見をするという習慣もありません。
「花は一年中咲いているもの」という認識だからかも?ハカランダのすぐそばで、別の色鮮やかな花が咲いている風景も珍しくありません。
このラテンらしい紫の花が満開になった景色を、来年まで心に刻んでおきたいと思います。
関連記事
Rankingメキシコ記事ランキング
-
鴨下ゆかり
- メキシコ在住のフリーライター。ヨガインストラクター。 旅行、カフェ巡り、お酒が大好き!