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インドにあった南国の楽園 ケーララ♪
最近テレビや雑誌で見かけることが増えた「楽園 ケーララ」ってどんなところだろう・・・と思い初めての訪問。
「インド」って聞くとタージマハルとか、ガンジス川とかターバンを巻いたおじさんとか、町は人と車と牛でカオスな状態になったり・・・ そんなイメージですが、それっていわゆる北インドのことなんですよね。今回はそんなイメージとは全く異なるインド南部についてお伝えいたします!!
まずはインド第四の都市 チェンナイへ。
今回の旅の始まりは大都市 チェンナイから始まります。街は大きくて、人も車も多め。「北インドとあまり変わらないな~」と思いつつ観光。
エーカンバラナータル寺院 (直訳:マンゴーの木の神の寺院)
シヴァ神とパールヴァティ神が結婚式をした場所だそうで聖地の一つとなっております。(伝説では)樹齢6000年のマンゴーの木があり、この木の下でシヴァとパールヴァティが結婚式をしたことから、このマンゴーの木に願うとカーストの身分差や宗教の違いも越えて意中の人と結ばれると伝わっているそうです。
インド最強の恋愛パワースポットみたいですね~
インスタ映えしそう!笑 クリシュナのバターボール
チェンナイ市から車で約2時間。海岸の方まで行くと世界遺産の遺跡群があります。インドの神話の風景を刻み込んだアルジュナの苦行!
へぇ~・・・ 次!
7世紀ころに建てられた 海岸寺院!
歴史的にすごい価値があるんだろうなぁ・・・。 次!
クリシュナのバターボール! おおぉぉ なんか転がってきそう・・・!でも象で引っぱってもビクともしなかったそうな。絶妙なバランスで止まってる不思議な岩ってことですね。
柵も何もなく見られちゃうのがインドの開放的なところ。
聖地 ミナクシ寺院への道
翌日、国内線でマドゥライという町に降り立ちました。 2月に31度・・・もう常夏です。ここではミナクシ寺院と呼ばれる南インド最大の寺院に訪問します。
この寺院はシヴァの奥さんのパールヴァティの化身の一つのミナクシという神様の寺院だそうで、(インドの神話は化身とか多すぎて毎回ややこしい・・・)南インドで篤く信仰されてる神様です。ちなみに世界で2番目に巡礼者の多い寺院だそうです。1番は調べても分からなかった。。。
さっそく観光へと行きたいところですがミナクシ寺院、まずセキュリティが厳しくて驚きました。持ってはいれるのは、携帯電話・財布・パスポート・飲料水 この4点のみです。カメラ・食べ物・カバンは持ち込めず、さらに靴と靴下は入口で預けて裸足でないといけません。
南インド最大にして、世界2位の巡礼者数の寺院・・・おそるべし。
いよいよ寺院へ 心洗われる聖地がここに。
中に入ると2重城壁のようになっていて、さらに高い壁が。
さらに少し回っていくと、ようやく内部へ入ることができます。
中は古代遺跡のような石像や石柱、天井まで施された鮮やかな壁画、バターのロウソクとターメリックの線香の香りが立てこもり、響き渡る読経。涙を流しながら祈りを捧げる巡礼者の姿もあり、まさに聖地という雰囲気でなんとなくガンジス川の祈りの風景を思い出しました。
まず「なぜ世界遺産じゃないんだろうか。」と思いました。ただでさえ巡礼者が多い場所なので、観光客を増やす必要ないよってことなんでしょうか??でも言葉では表現できない素晴らしいものを見られたと感じています。
インド最南端 コモリン岬へ。
昨日はすごいもの見たなぁと感動冷めやまぬうちに旅はどんどん南を目指します。
風景はすっかり南国の風景。車も人も少なくて和みます~。
行先はインドの最南端 コモリン岬。
岬の周辺はお土産屋さんが軒を連ね、世界中から観光客が訪れているようで賑わっておりました。
最南端ではアラビア海・ベンガル湾・インド洋の3つの海洋が合流する地点として、聖地となり沐浴ができるようになっております。(インドって聖地=沐浴なのか・・・?)
楽園 ケーララへ
さて、昨日まではインドの東側の海岸沿い(タミール・ナドゥ州)を南下してきましたが、本日からは西側の海岸沿い(ケーララ州)を北上します。楽園と呼ばれる風景を探しに行きます。
町はヤシの木とバナナ畑が広がり、小さな小売店でもいろいろな種類のバナナが売られています。赤いバナナは渋いですが、腰痛や関節痛に効くらしいです。
癒しの時間 バックウォータークルーズ
世の中で謳われる「楽園のケーララ」ってこれの事だろうな。舟を出発してすぐにそうだと思いました。
自転車のような速度で南国の風景と水郷に暮らす地元の方々のスローライフを眺めながら、ゆったりとした時間が流れるあの体験は、世界でここでしかできない体験。
昔のことも、これからのことも、日本の日常のことも今インドにいるってことも忘れて、ただただボーーっと景色を眺める贅沢な時間。船を降りる時には「また来たい」と思いました。
ハウスボートの船内もご紹介!!
この旅ではハウスボートと呼ばれる舟に1泊いたしました。美しい景色も気になりますが、船の中も気になりますよね??同じ舟は二艘となく全部どこかが異なりますので、一例としてご覧ください。だいたい一艘につき2~3部屋 4~6名が乗れます。
●操縦席● 少しくらいなら座らせてくれます。
●ダイニング● ここで食事もします。
●廊下● 各客室とキッチンへつながってます。
●キッチン● 魚のフライやナン、フレンチトースト、バナナの天ぷら等作ってくれます。
●救命道具● 船尾にあります。
●客室● とても清潔で寝心地もいい!
エアコンもついてます。
充電のソケットもあります!
トイレ・シャワーあります。
※シャワーは熱いお湯が出ないので、キッチンでお湯を作ってバケツでもらいました。
スパイス貿易で栄えた コーチンへ
クルーズを終え、さらに北上しコーチンへ。
バスコ・ダ・ガマが到着してからヨーロッパとの往来が盛んな都市だっただけあり、街もどこか欧州風。お店もなんだかアンティークな感じでオシャレに見えます。
日本では手に入らないスパイスとかも売ってて料理好きな方も楽しめそうです~。
私の南インドの旅はここで終了、空路でデリーに戻り日本へ。
行ってよかった! 南インド
長々と読んでいただきありがとうございました!
実はもっと観光はしていて、もっと伝えたいこともたくさんあったのですが、ものすごく長くなるので個人的ハイライトをブログにしてみました。本当はアーユルヴェーダの発祥の地で本格的アーユルヴェーダができるとか、人も素朴で売り子がほとんどいなくてストレス少ないとか、カレーにココナッツやマンゴー、バナナも入れて北インドよりマイルドなので日本人でも食べやすいとかクルーズも途中下船して集落に訪問したりとか・・・・(また長くなりそう)
とにかく、想像以上に美しく、想像以上に歴史深く、想像以上に旅がしやすいというのが総括でございます。
南インドはインドリピーターが2回目・3回目に行く場所だっていう人もいますが、北インドの混沌と喧噪の雰囲気は合わない人がトラウマになることもあるのでむしろ1回目に訪問した方がいいと思います。
そして北インドですでにトラウマになってる人へ
違う国だと思って行ってみてください。きっとインドの印象が変わりますよ~。
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