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海外旅行時にチップはいくら払えばいいの? 払う場面はいつ?

記事投稿日:2018/01/26最終更新日:2018/01/30

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日本ではあまり馴染みのない習慣であるチップ。旅先でスマートにチップを手渡すことを実践したくても、よく分からないから不安という方も多いのではないでしょうか。そこで、海外におけるチップの相場やマナーなど、頭に入れておきたい項目をまとめてみました。チップを通して、現地でお世話になる方と良いコミュニケーションをとれるようになりましょう。

海外におけるチップとは?

まず、海外におけるチップを理解するために、チップが必須となるケース、不要のケースについて説明します。

給料以外の現金収入(チップ必須)

欧米の多くの国では、雇用主が提供する実質的なサービス料とは別立てでチップを支払う文化があります。例えば、100ドルの食事をしたとします。メニューや伝票に100ドルと明記してある場合には、チップとして20ドル紙幣も一緒に勘定用の皿に置きます。チップ分はサーブしてくれた従業員が受け取るシステムになっています。

国にもよりますが、ウェイターやタクシーの運転手などは客から直接チップをもらうことを前提とした給与体系が敷かれています。彼らにとって、チップの多寡は生活がかかっている死活問題なのです。

従業員へのサービス料込み(チップ不要)

伝統的なチップ文化はまだまだ残っていますが、国やお店によってはサービス料が最初から加算された料金が提示されることもあります。その場合は、日本のホテルや飲食店と同じようにチップ不要と考えて構いません。

心づけ(ケースバイケース)

上記2項目とは別に日本人感覚でいうところの「心づけ」もあります。例えば、サービス料込みのレストランで特別なことをしてもらったり、気持ちの良いサービスを受けたりしたときに別途チップを手渡すことがあります。

チップの相場を知る方法

海外におけるチップの目安は、料金の15~20%程度と考えておいてください。具体的な相場は事前にネットなどで調べておくといいでしょう。例えば、「イタリア タクシー チップ」などの単語を並べて検索すると、旅行ガイド的なサイトや現地に精通した人の個人ブログなどが見つかります。

北米では

チップは"欧米"の慣習ですが、一口に欧米といってもさまざまな文化圏に分かれており、北米はヨーロッパと比較した場合、前述したチップ必須のサービスが一般的です。例えば、アメリカでタクシーに乗った場合、メーター料金の15%がチップの相場なので、それより少ない金額で済ませようとすると、運転手から「足りない」と指摘されることもあります。

ヨーロッパでは

フランスのタクシーはサービス料込みでの料金設定となっているので、チップは原則不要です。ただし、チップ文化の名残りで心づけ程度にお金を渡す人も多いのが現状です。その場合は乗車料金の5~10%が妥当です。

その他の国では

かつて植民地だったところは旧宗主国のチップ文化をそのまま引き継いでいるケースが多いようです。チップの要否は現地の人の様子を見ながら判断したり、ガイドやホテルのコンシェルジュに教えてもらったりしましょう。

海外でチップが必要な場面

それでは、実際にチップはどんなシチュエーションで必要なのか、具体的にお話しします。

ホテル

日本同様にサービス料込みの宿泊料金を設定しているところも多いです。かつては枕銭と称して、ベッドに小銭を置くのがマナーとされていた時代もありますが、基本的には不要です。むしろ、忘れ物として判断される場合もあるので、ベットメイキングしてくれたお部屋担当の方にチップを渡したい場合は"Thank you!"などの簡単なメッセージを添えて置いておくほうがスマートです。
荷物を運んでくれるポーターにお礼をしたいときは、日本円で100円程度の現地通貨を手渡せばOKです。コンシェルジュがいるホテルでは、予約などのお願いをしたときにチップを渡すことがあります。例えば、レストランや劇場の予約を代理でしてもらった際はチップを渡しましょう。ホテルの格式や依頼内容にもよりますが、日本円の感覚だと数100円から1,000円くらいで構いません。

飲食店

レストランと呼べるようなお店では、15~20%程度のチップを請求された代金に上乗せします。1杯づつオーダーする形式のバーでは、その都度バーテンダーにチップを渡します。例えば、アメリカなら1~2ドルです。セルフ形式やファストフード的なお店でもレジの横にチップ用のお皿が用意されている場合があります。ほんの気持ち程度のお金をそこに置いてもいいでしょう。

海外でチップをスマートに渡すためにすべきこと

渡航先のチップ相場を把握したら、必要な紙幣やコインがすっと出てくるように意識しましょう。ポーターや劇場での席案内係などちょっとしたことをしてもらったときによく使うのは100円程度の現地通貨です。アメリカなら1ドル紙幣。ユーロ圏内なら1ユーロコイン。チップに紙幣をよく使う国では、マネークリップなどを活用するのも手です。

クレジットカードでチップを払う方法

日本以上にクレジットカード社会となっている欧米では、チップもカード払いすることができます。暗証番号を入力するタイプの決済端末では、チップとして任意の金額を入力します。伝票にサインする形式の決済方法でも、チップ入力欄があればそこに金額を記入します。

チップに関する基本英会話

海外旅行は大好きだけど語学は苦手という方も安心してください。チップの受け渡しのために難しいフレーズを暗記する必要はありません。以下はネイティブもよく使う例文です。会話のポイントだけ押さえたら、自分なりのジェスチャーで相手に伝えられるようイメージしておきましょう。気持ちさえ伝われば、身振り手振りで構いません。

Thank you!(ありがとう)

サービスを提供する側にとってチップを受け取るのが当然の場面では、この一言で結構です。

This is for you.(これはあなたへ)

こちらも簡単で便利なフレーズなので、覚えておいて損はないでしょう。

The change is for you.(おつりは取っておいてください)

日本でもタクシーなどを降りるときによく使うフレーズですね。ただし、おつりの金額がチップの相場より少なすぎる場合、「足りない」と指摘されることもあるのでご注意ください。

The tip's on the table.(チップはテーブルに置きました)

欧米のレストランでは通常テーブルで会計を行いますが、料金が安いメニューでは領収書の上にお代とチップを置いたまま店を出ることもあります。

Is the service charge included ?(サービス料は含まれていますか

チップを置くべきかどうか悩んでしまったら、ざっくばらんに料金システムを訊ねてみるのもいいでしょう。

報酬体系の都合でなかば支払いが義務化しているチップもありますが、基本的には人間同士のコミュニケーションツールと捉えて、やりとりしましょう。何かしら自分のために動いてくれる人がいれば、その都度チップが必要だと思ったほうが間違いがないです。郷に入れば郷に従えの精神で、現地の空気を読むのがチップの達人となるコツです。チップをスマートに活用して、海外旅行をより一層楽しいものにしましょう。

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