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えっ?これお肉じゃないの?驚きのクオリティー「ビーガンレストラン」
健康志向の高い人が多いロサンゼルスには、エクササイズはワークアウトの種類がとても豊富。それと比例するように、ベジタリアンやビーガンの人がとてもたくさんいるため、オールオーガニックのスーパーやベジタリアン専門のレストランがあちこちにあります。
そんなロサンゼルスに住む私。恥を承知で公言しますが、「好きな食べ物は?」と聞かれたら、「お肉全般!」と答えたいほど肉好きです。オーガニック系のスーパーはよく利用しますが、こういったベジタリアンやビーガンのお店には正直全く興味がありません(でした)。そんなこともあり、ビーガンに関しての知識も情報も乏しいもの。ベジタリアンのお店で出すものは「美味しくない」「お肉ではないものを、無理やり似せて作っているだけ」「そこまでしてお肉を食べたいなら、我慢をせずに本物のお肉を食べればいいのに...」とまで思っていました。
そんななか、知人に誘われて行ったのがビーガン専門のレストラン「ベジリシャス」。ドアを開けてすぐ、壁に大きく書かれた「EAT WELL」の文字が目に飛び込んできました。こじんまりとして、とても落ち着く店内には、ランチの時間から少し外れているにも関わらず、数組のお客様がお食事をされています。なんだか、ここにはのんびりと優雅な時間が流れている気がします。ビーガンになるくらい健康に気を使い、厳選されたものを口にする人は、私のようにガツガツし、そして毎日をバタバタと過ごすような人間に比べると、穏やかな空気感があるような気がします。
さて、そんな肉好きの私が注文したのは、「ミートレス・ハンバーグカレー」。名前の通り、もちろんハンバーグと言っても、牛肉は使われていません。それなのに見た目はこの通り本格的。鮮やかなイエローのライスとカレーの香りが食欲を誘います。早速、カレーソースのついたハンバーグを口にするとびっくり!これ、普通にお肉です。肉好きの私が言うのですから、かなりの完成度。お肉を使わずにしてこの味を出すと言うのは、どう言う仕組みなのかと、驚きが隠せませんでした。これなら、ベジタリアンの友人とも楽しく一緒に食事が楽しめます。
プレートも、小さなポーションではなく、しっかりアメリカンサイズ。食べ応え抜群です。でも不思議と、それだけの量を食べてお腹はいっぱいなのに、食後に胃や体がドーンと重くなるような感覚がないのは、動物性のものが入っていないせいでしょうか。これは大満足です。
同店、もちろん健康志向の高い人ビーガンのお客様があしげく通ってくるらしいですが、中にはアレルギーで食べるものが限られてしまう方が、「このレストランのおかげで救われた」とリピーターになってらしたりするそうです。
実はこのお店、オーナーご夫妻は日本人。とても気さくで、笑顔の素敵なカップルです。
VegiLicious
714-377-3928
16821 Algonquin St. Ste 103
Huntington Beach, CA 92649
http://www.vegilicious-us.com/
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SOLO
- ビーチ、青空、パームツリーのカリフォルニアに憧れて20年前に単身渡米、ロサンゼルス郊外オレンジ・カウンティー在住のライターおよび編集者。エクササイズ、新しいレストラン巡り、パーティー好き。最近の趣味は30年ぶりに始めたサクソフォーン。