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アムステルダムの地元民に大人気なレストラン、van Kerkwijk(ファン・ケルクワイク)
とてもGezellig(フゼリフ)と評判のレストラン
オランダに住み始めの外国人が真っ先に習うオランダ語といえば、「Gezellig(フゼリフ)」という言葉。英語にも日本語にも無いこの言葉は、オランダではかなり頻繁に使われる形容詞で、あえて日本語に訳すなら「居心地がいい、暖かい、楽しい、友人や家族と和気藹々とした時間を過ごす」という意味で使われます。オランダ人の幸福指数や満足度はこのGezellig(フゼリフ)度にかかっているといっても過言ではないでしょう。そして、レストランやカフェを選ぶ時にも、オランダ人にとってGezellig(フゼリフ)な雰囲気は多くの場合、料理の味や質の高さよりも大事な選定基準となり得ます。
前置きが長くなってしまいましたが、今回ご紹介するアムステルダムのレストラン、van Kerkwijk(ファン・ケルクワイク)は、地元ではGezellig(フゼリフ)なレストランの代表格であり、賑やかで、居心地が良くて、美味しくて、値段もリーズナブルなので、アムステルダムに来られたら是非寄って頂きたいお勧めのレストランです。アクセス的にも、旧市街地のど真ん中のNESという通りにあるのでとても便利です。事前の予約は受け付けていないので、レストランの席は到着した順番にまわってきます。席に座るまでは奥のバーで何か飲み物を飲みながら待つのがいいでしょう。
猫、キャンドルライト、ウェイトレスとの打ち解けた会話
van Kerkwijk(ファン・ケルクワイク)では、決まったメニューが無く、ウェイトレスが直接お客様にその日にどのような料理があるのか説明する仕組みとなっています。ただメニューを見てオーダーするよりも、ウェイトレスと会話をしながら料理を決めるほうが、Gezellig(フゼリフ)ですよね。オランダ人はこういう場面での打ち解けた会話がとても上手で、冗談交じりに楽しくオーダーが進みます。そして、今日の私たちの席の隣には、レストランの飼い猫Moos(モース)ちゃんが!!なんて幸運な席なのでしょう、感動です!ヒーターの上で暖かそう、幸せそう寝そべって、見てるだけで癒されるこれまたSuper Gezellig(スーパー・フゼリフ)な雰囲気を醸し出してくれています。
メニューはダッチ・ヨーロピアン料理
前菜には、私は鯖の燻製のパテ、夫はゴートチーズのムースを注文しました。クリーミィーで美味しかったです。
メインには、このレストランの定番、ゴートチーズの上に牛肉のステーキを乗せ、ストロベリーソースをかけて頂きます。濃厚なチーズに甘酸っぱいストロベリーソースが面白い組み合わせ。これが、ステーキにまたよく合い驚きです。サイズも大きく、お腹も大満足。
デザートは、定評のあるチーズケーキ。これも特大サイズなので二人で1個でちょうどいい量でした。
さて、気になるお値段の方ですが、最終的にビール二杯と3コースで1人分が42ユーロでした。外食の高いオランダでは、リーズナブルな値段です。気持ちもお腹もお財布もGezellig(フゼリフ)な食事のひと時を楽しむことが出来るとてもお勧めのレストランです♪
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親松恵子
- 自由の国オランダに魅せられ移住して、気がつけば18年。 現在は、フリーで執筆、翻訳、現地ガイド、各種コーディネーション等、何でもやっています。傍ら自分のアート活動も楽しんでいます。