人口約700人!人気手工芸店があるスウェーデンの小さな村ダーラフローダへ

首都ストックホルムから約4時間ほどの場所にあるGagnef(ガグネフ)市の小さな村、ダーラフローダ(Dala-Floda)。村の人口は2017年現在約700人でありながら毛糸刺繍や織物マット、木製スプーンなどスウェーデンの伝統的な手工芸品が今でも受け継がれている場所として知られています。

1台しか通れない!約400年前に作られた古~い橋

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ダーラフローダのシンボルは古い木製の橋、Floda Kyrkälvbro(フローダ・シルクエルブブロ)。長い歴史を感じさせるこの橋は17世紀に作られたとされています。かなり幅が狭いので橋の入り口には「車両1台のみ」の表示が!

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この日は運よくスーパームーンが橋の入り口周辺から見ることが出来ました。小さな村を流れる川が大きな月の明かりで照らされていてとても神秘的な光景でした。

赤褐色の可愛いらしい家々が建ち並ぶ

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ダーラナ地方特有の赤褐色の塗料はファールンレッドと呼ばれています。ほとんどの家が木造で赤褐色が施されており同じ色!昔ながらの景観を保つために、通常スウェーデンでは新しい家を建てる際は外壁の色についても市町村の許可が必要。小さな建物であっても歴史的な街並みに調和がとれた色合いになっています。ちなみにダーラフローダの学校や保育園、高齢者施設までも同じ赤褐色でした。

村の教会も小さくシンプル

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村民の憩いの場でもあるダーラフローダ中心部のフローダ教会(Floda Kyrka、フローダシルカ)。ウィキペディアによると、最初に建てられたのは14世紀ごろで現在の建物に再建されたのは17世紀なのだとか。小さな村を長年見守り続けています。

村の小さなクリスマスマーケット

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この日はダーラフローダのクリスマスマーケット開催日。クリスマスマーケットというよりは村のバザーといった印象。手作りお菓子やクリスマスデコレーション、そしてダーラナ地方の伝統的な花柄模様、クルビッツが施された雑貨や小物などが販売されていました。

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サンタクロース?も登場し 子供たちは「トムテ!トムテ!(スウェーデン語でサンタクロースの意味)」と大喜び!クリスマスマーケット会場を盛り上げていた様子。

ダーラフローダ村で大人気の手工芸店Floda Hemslöjd

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一見普通の家に見えますが、ここは村で大人気の手工芸屋さんです。ダーラフローダ村 中心部のスーパーマーケット、ICAの隣にあり分かりやすい場所にあるこのお店。店名の「Floda Hemslöjd」は「フローダの手工芸」という意味で 村で大人気のお店なのです。この日も小さい店にも関わらず、たくさんのお客さんが集まっていました!

近年では、夏になるとわざわざ日本からも旅行客がこの小さな店へ来るのだというので驚きです。

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アットホームな店内には手作りの民芸品をはじめ 毛糸刺繍製品や手芸道具、手作りの木製雑貨テキスタイルなどがぎっしり並んでいました。温かみのあるスウェーデンの民族衣装も魅力的!思わず裁縫をはじめたくなるような裁縫セットもありました。

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手芸用品だけではなく、ポストカードやダーラナへストなども販売しておりお土産探しにも最適。ただし、通常の営業時間は金曜と土曜のみということなので、店を訪れる際は注意が必要です。

ダーラフローダへの行き方

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Stockholms Centralstation(ストックホルム中央駅)からスウェーデン国鉄(SJ)にてBorlänge Centralstation(ボーレンゲ中央駅)へ約3時間、ボーレンゲ中央駅から121番線Malung Centrum行きのバスに乗り(約40分)Dala-Floda ICA 下車。

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KANAE.T

宮城県出身。2014年スウェーデン・ダーラナ地方に移住。北欧、アート、デザイン、ダーラナホース、クルビッツ(ダーラナ地方の伝統的な花柄)、動物大好き!

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