イスタンブールから日帰りで!自然と歴史を感じる黒海地方の「クユキョイ」へ

美しき黒海地方の緑地地帯

黒海地方のクルクラーレリ県のクユキョイは、ご覧のような豊かな緑が広がる場所です。保護地区に指定されていることもあり、黒海側は多くの森林が残されています。

イスタンブールからも2時間程度で来れる場所ということで、週末旅行で訪れるイスタンブールっ子が多いのです。残念ながら、私が行った時はあいにくの曇り空でしたが、晴れた日ならそれは素晴らしい景観だったことと思います。

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ちなみに、写真に写っている箱は養蜂の木箱。

トルコでは、許可を取れば保護地区でも養蜂の木箱を置くことができるのだとか。この辺りは松の木が多く、松の木の蜂蜜を採取しているようです。

その歴史はビザンチン時代から

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街の歴史としては古く、ビザンチン時代に遡り、今も中心には城壁と修道院が残っています。

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これは、聖ニコラ修道院。

正確な建造年は不明だそうですが、5、6世紀頃らしく、石窟の修道院としては、世界で最も古いものの一つと言われています。

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内部はかなり雰囲気があり、くり抜かれた祭壇や柱が今も現存しています。

地元の人の話では、今も当時の埋蔵品やコインなどが川や古い建物の下から見つかることがあるのだそう。

夏の避暑地として

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黒海の海はとても美しく、波は高いものの青さではエーゲ海や地中海にも負けない素晴らしいマリンブルーに輝きます。

冬場は残念ながらこの景色ですが、シーズンは多くの観光客で賑わうのだそうです。

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夏も楽しめますが、秋以降も人気があるのは、川のボートツアーです。

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イスタンブール近郊で川ツアーがあるのは、ここと黒海側のアーヴァという地域だけです。

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こちらの方が手つかずの自然も残っており、川登りツアーは清涼感満点です。

聞こえるのはボートの音と鳥のさえずりだけ。

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30〜40分程度で、3人で1,500円ほどでしたのでかなり楽しめたと思います。

海岸沿いのキャンプ&ピクニックエリア

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日帰りのお客やキャンプなどもできる施設が海沿いにあり、大きなホテルはありませんが、その他プチペンションやホテルが幾つかあります。

こちらは、海岸からすぐのキャンプ場。バンガローもありました。

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施設内では、鶏やアヒルなどの動物が飼われていて、馬にも乗れます。

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川沿いにはテラス席もあり、天気が良ければ最高です。

このように、テラス席を作った小さな軽食屋などもいくつかあったので、船に乗って連れて行ってもらうこともできます。

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夜は、チネコップというアジの一種の魚を頂きましたが、この辺りで捕れるらしく、網漁ではなく一本釣りなのだそうです。

トルコは魚の料理法は揚げるか焼くかしかないのが残念ですが、鮮度も良く、とうもろこし粉で揚げられていて香ばしく美味しかったです。

古くから観光地ではあるものの、それほど観光地ズレしておらず、素朴でのんびりしているのは土地柄なのでしょうか。

ゆったりと時間を過ごしたい人にはオススメの場所です。

出来ることなら、今度は夏の青い海を見にまたクユキョイに行ってみたいと思っています。

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河合亜希子

1998年よりトルコ・イスタンブール在住。トルコ雑貨のお店Anatolian Art店主。コラムやコーディネートも担当。

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