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筆者がおすすめする!スペインで訪れたい大聖堂7選

記事投稿日:2013/08/11最終更新日:2017/12/08

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宗教の自由が認められた今でも根強いカトリック信仰のあるスペインには、90あまりの大聖堂(カテドラル)があります。たまに大聖堂と教会は何が違うのか?と聞かれますが、カトリックでは司教座を有し、教区(カトリック教会の行政上単位)の中心となる聖堂、教会堂のことを指します。大聖堂の中には世界遺産に指定されているものもあり、それ以外でも一般的に歴史的価値がある建築や芸術品などから観光スポットになっています。

今回は、スペインに来たらぜひ訪れたい大聖堂を、独断と偏見で(^^;)7つ選んでみました。ちなみにサッと数えたところ、私はまだ20も見ていないようです。うーん、スペインは広い(※日本の約1.3倍の面積です)。

世界遺産であるコルドバの大聖堂は、メスキータ(スペイン語でモスクという意味)と呼ばれ親しまれています。コルドバはイスラム教徒がイベリア半島を支配していた頃は後ウマイヤ朝の首都として栄え、10世紀には世界最大の人口を抱えていたとか。8世紀に建築が始まったこの大きなイスラム寺院は、13世紀に町が再びキリスト教の手に戻っても壊されず、キリスト教の教会として改築されました。そのため、世界でも例を見ない2つの宗教が融合した珍しい建築物となったのです。

赤いレンガと白の石灰岩のストライプの二重アーチが無限に広がる堂内は圧巻。ぜひとも訪れたい大聖堂です。

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SP_20130802_02.jpg<キリスト教の大聖堂とは思えない外壁>

15~16世紀にかけて建てられた後期ゴシック様式のセビージャの大聖堂も、世界遺産に登録されています。スペイン最大の大聖堂であると同時に、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂に次ぎ、世界第3位の大きさを誇ります。もともとはイスラム寺院があった場所で、隣接するヒラルダの塔はモスクのミナレットでした。堂内には、新大陸を発見したコロンブスの墓やベラスケス、ゴヤ、ムリージョ、スルバラン等スペインを代表する画家の宗教画が。セビージャのシンボルであるヒラルダの塔に登ると、町を一望することができます。塔内はスロープなので、階段に比べると上り下りが楽ですよ。

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SP_20130802_04.jpg<当時のスペインに存在した4つの王国の各王に担がれたコロンブスの棺>

レコンキスタ直後の13世紀から15世紀にかけて建てられたバレンシアの大聖堂の見どころは、キリストが最後の晩餐で使った聖なる杯です。めのうでできたこの聖杯は、考古学的にもちょうどキリストの時代にエジプトかシリア、パレスチナあたりで作られたものだと証明されています。本物?なんて聞かないでください。ローマ法王は認めています。信じる者が救われるのでございます(^^)

SP_20130802_05.jpg<レイナ広場から見たミゲレテの塔(左)とバレンシア大聖堂>

SP_20130802_06.jpg<二重のガラスの向こうにある聖杯>

小さいながら、その外観が印象深く残っているのがテルエルの大聖堂。世界遺産の『アラゴンのムデハル様式の建築物』のひとつに数えられており、テルエルらしい緑色の陶器タイルがアクセントになった建物です。見応えのある細かい装飾がほどこされた天井も、ムデハルならでは。(※ムデハル様式とは、イスラムスタイルをとりいれた中世スペインの建築、装飾様式のこと)

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SP_20130802_08.JPG<大聖堂の内部にもムデハル様式がうかがえる>

忘れてはいけないのが、13世紀から15世紀にかけて建てられた古都トレドの大聖堂です。ここには大司教座があり、トレド大司教はスペインカトリック教会の最高聖職者であるため、スペインの中でもっとも格式が高く権威ある大聖堂とされています。堂内には、16~17世紀に活躍した画家エル・グレコの作品も。

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SP_20130802_10.jpg<丘から見たトレドは町全体が世界遺産。左に見える塔のある建物が大聖堂>

最後に、私自身まだ行ったことがない大聖堂から、ぜひ行きたい2つをご紹介します。

そのひとつはレオンです。イベリア半島に複数の王国が存在した時代にレオン王国の首都として栄えた町だったので、スペインのゴシック様式でもっとも洗練された美しい大聖堂だと言われています。また、ステンドグラスもスペインの大聖堂の中で一番との評判なのです。

そしてもうひとつ、絶対に行きたいのがサンティアゴ・デ・コンポステーラ。エルサレムとバチカンに並ぶキリスト教の三大巡礼地として、中世から現在に至るまで巡礼者の絶えない有名な大聖堂です。9世紀に、星に導かれた羊飼いがこの地でキリストの12人の使徒のひとりだった聖ヤコブ(スペイン語ではサンティアゴ)のお墓を見つけ、そこに建てられた聖堂が今の大聖堂の前身だとか。この大聖堂に行くのであれば、少しでもいいので巡礼路を歩いてみたいものです。

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海外現地情報編集部
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記事投稿日:2013/08/11最終更新日:2017/12/08

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