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アテネのバス・メトロの乗り方を教えて!
ギリシャ旅行といえば、アテネや島へ行く方が一番多いでしょう。
アテネの観光スポットはほとんどが市内中心に集中しているので、徒歩でもかなり回ることができますが、個人旅行の場合は公共交通機関を利用する機会も何度かあるはず。
アテネの公共交通機関には、バス、トロリーバス、地下鉄(メトロ)、路面電車(トラム)があります。
アテネ近くのビーチへ泳ぎに行くなど、コースト方面へ用事があるならトラムが便利ですが、市内の観光スポットを回るだけなら、バス、トロリーバス、地下鉄のいずれかを利用することになります。
チケット(イシティリオ)は1.40€。車内での販売はしていないので、事前に購入しておく必要があります。
買える場所は、主要停留所近くにあるチケット売り場、メトロの駅、キオスクなど。メトロの駅ならいつでもチケットは入手可ですが、キオスクでは取り扱ってなかったり品切れになっているところもあるので余裕を持って購入することをおすすめします。
メトロの駅で買う場合は写真左のもの、その他の場合は真ん中のチケットになりますが、共通チケットなので、刻印してから90分以内ならいずれの公共交通機関でも乗り降り自由です。
一番右のものは半額チケット(ミオメノ・イシティリオ)。こちらは6~18歳までの子供、もしくは65歳以上のシニアが利用可。6歳以下の子供は無料です。このほか、バスやトロリーバスに利用できる1回使用のチケット(イシティリオ・ミアス・ディアドロミス)1.20€があり、こちらは乗り換えできません。
バスに乗るとこんな刻印機がありますので、打刻をお忘れなく。検札は常にあるわけではなく抜き打ちですが、打刻したチケットをこの時に持ってなければ料金の60倍の罰金を支払うことになります。
ちなみにアテネのバスは旅行者にはハードルが少々高く、バス停に路線図がない場合がありますし、停留所を告げるアナウンスはありません。
旅行者がよく利用するのはシンタグマ広場~アクロポリスの丘を通る1番、シンタグマ広場~考古学博物館を通る4、5番などわかりやすい路線ですが、もし不安なら他の乗客か運転手に降りたい場所を告げておくといいです。
対してメトロは旅行者にも利用しやすいでしょう。チケットの購入は、窓口もありますが、自動券売機でできるので気軽。
アテネのメトロは自動改札ではありませんので、バスと同じく最初に乗る時は刻印機で打刻します。ギリシャでは比較的新しい交通機関であるメトロが開通した時に、何故自動改札機が導入されなかったのか不思議......コストの問題なのかもしれません。
ただ乗りしている人もきっと多いのではないかな~と思いますが、実際、捕まってる人もたまに目撃します。刻印したチケットは、無くさないよう気をつけて持っていて下さいね。
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アナグノストゥ直子
- アテネ在住。主婦業の傍ら、ライター、リサーチャー、コーディネーターとしても活動する。ブログ「ギリシャのごはん」にてギリシャ料理レシピやおいしい話題を発信中。