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スウェーデン最大のクリスマスマーケット!北欧最大の遊園地リセベリで幻想的な夜のひとときを
1年のうち日照時間が短く、寒さも厳しくなるこの時期に人々が心待ちにしているのがユールマルクナド(Julmarknad,スウェーデン語でクリスマスマーケットの意味)です。
スウェーデン全土で大小様々な規模のクリスマスマーケットが開催される中で有名なスポットといえば、ストックホルムのガムラスタンやスカンセン野外博物館が一般的。しかし、スウェーデン第二の都市ヨーテボリ(Göteborg)のリセベリ(Liseberg)遊園地内で開催されるクリスマスマーケットはスウェーデン国内最大級とされています。
今回は、北欧最大の遊園地リセベリで開催されているスウェーデンで最も大規模なクリスマスマーケットの様子を紹介します。
70年代に始まった歴史あるクリスマスマーケット
90年以上の歴史を誇り北欧で一番大きい遊園地、リセベリで毎年開催される大人気クリスマスマーケット。始まりは1970年代で 当時は規模の小さなものだったそうです。現在では「クリスマスマーケット=リセベリ」という図式が成り立つほど。メディアでも紹介され スウェーデン国内はもとより海外からも多くの人がリセベリを訪れているのだとか。
リセベリでは 豊富な屋台もさることながら園内でゲームやアトラクション、そしてアイススケートも楽しむことが可能。クリスマスの本場ならではの華やかなデコレーションと後に紹介する「サンタの家」も見どころです!
グルメから手作り工芸品、かぎタバコまで個性豊かな屋台がぎっしり
上の写真はモコモコした羊革のスリッパ。これがあればマイナス30度になっても快適に過ごせそう。ホットワインやスイーツなどお馴染みの屋台も人気でしたが、ハンドメイド製品をはじめ 寒いスウェーデンの冬に欠かせない防寒グッズといった実用的なアイテムのブースも印象的でした。
ヨーロッパではまもなくアドヴェント期間(=キリストの降誕を待ち望む期間)に入るので、そろそろ各家庭で凝ったクリスマスの飾りつけを行う時期。そのためか 欠かせない存在トムテ(スウェーデン語でサンタクロースの意味)の可愛い置物コーナーは大盛況の様子でした。
こちらはビールコーナー・・・ではなく、スヌース(かぎタバコ)販売の屋台です。タバコに興味はなくてもサンタクロースを思わせる白い長髭が素敵な方がレトロな木製タバコを販売しており、とても絵になっていたので思わずパチリ。
屋台の前を通るだけでお腹が空いてしまうスイーツ&ベーカリーコーナーも豊富な品揃え。個人的には直径20cmほど大きなシナモンロールが衝撃的でした。カロリーが気になるところです。
スウェーデンのクリスマスマーケットではスマートフォンのアプリ上での電子決済Swishが一般的。リセベリではクレジットカードが使用可能な上、園内の一部ゲームコーナーなどは2017年現在現金払いでした。
クリスマスプレゼント探しに最適な「デザインマーケット」
クリスマスマーケットで屋台巡りを楽しんでいるうち吸い込まれるように辿り着いたのがデザインマーケットの入り口。長ーいエレベーターでリセベリタワーを上がっていきます。
外で行われている伝統的なクリスマスマーケットとは少しテイストが異なる、現代的でお洒落な小物や手作り工芸品が販売されていました。ムーミングッズをはじめ北欧らしいセンスの良いクリスマスデコレーションも豊富!
デザインマーケット内で沢山の人が購入していたのが こちらのÄNGLASPELというキャンドルホルダー。キャンドルに火を灯すと熱さに反応しキャンドルホルダー上部の花びらや星、天使、冠、ムーミンなど様々なデザインの飾り物がクルクル回るというもの。キラキラしていて可愛らしく部屋のインテリアにもなりそうです。
夜は遊園地全体が光に包まれて幻想的
夜は遊園地全体がライトアップされロマンティックな雰囲気に!まるで夢の中にいるような光景です。
この日クリスマスマーケットに行ったのは16時過ぎ。冬のリセベリは日没後がおすすめです。遊園地の隅々まで光に包まれ、クリスマスマーケットとイルミネーション、そして一部のアトラクションと様々な楽しみ方が出来るので、子供からご年配の方まで楽しいひと時を過ごせます。
デザインマーケットに向かう途中に見える景色。強い光を放っているのはライトアップされたスケートリンクです。おそらくここは冬の間、ヨーテボリで1番光が集まる場所であることは間違い無いでしょう。
園内で本格的なJulbord(クリスマスディナー)も堪能出来る
リセベリ遊園地内にはカフェやアイスクリームショップだけではなく、ハンバーガーショップからベジタリアンレストランまで沢山の飲食スポットがあるのも魅力的。もちろんアルコールが飲めるバーもありますよ!
事前予約が必要ですが、本格的なクリスマスディナーは園内の5か所のレストランで食べることが可能。歴史を感じさせる空間の中でクリスマス限定のスウェーデン伝統料理に舌鼓を打ち、心身共に温まること間違いなし!
キッズエリアも充実!飽きることなく楽しめる
キッズエリアもライトアップされとても賑やかな様子。子供たちは時間を忘れて存分に遊べそうです。
リセベリキャラクターのウサギが登場!子ども向けミニシアター前には、寒いにもかかわらず沢山の見物客が集まっていました。
大人も童心に返る「トムテの家」!
園内の片隅の静かなエリアに見つけたのが「トムテの家」の看板。スウェーデン版サンタクロースの家です。
トナカイが出てきそうな細く暗い道をしばらく歩いて行きます。本当にトムテに会えるのでしょうか...。
温かなトムテの家に到着すると、そこには可愛らしい沢山の小人達(トムテニッセ)が。クリスマスプレゼントを準備している展示です。どの子供達も大興奮の様子でした。そしていよいよトムテの部屋へ進んで行きます。
写真撮影やサインを求める長蛇の列の先にトムテがいました!!まさに子供の頃に映画で観たような光景。やはりクリスマスの本場で見るトムテは迫力がありました。
リサベリ遊園地への行き方
● ヨーテボリ中央駅から電車(Västtågen)の場合:BoråsかKungsbacka行きの電車で1駅(約5分)Liseberg駅下車すぐ
● トラム(Spårvagn)で行く場合:ヨーテボリ中央駅から約500m歩いた場所にあるトラム駅Brunnsparkenから5番、Östra Sjukhuset行きに乗り(約10分)Liseberg下車約100m。
● 住所:Örgrytevägen 5, 402 22 Göteborg(正門)、Getebergsled, 412 63 Göteborg(南門)
● ホームぺージ(英語):http://liseberg.com/en/home/
● クリスマスマーケット2017:入場料100kr(身長110cmの子供は無料)、2017年11月17日~12月30日の週末に開催中。11/17-19, 24-26、30、12/1-3, 5-10, 12-23 、26-30。
● マーケット営業時間:http://liseberg.com/en/home/Amusement-Park/Christmas-areas/Opening-Times-Christmas/
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KANAE.T
- 宮城県出身。2014年スウェーデン・ダーラナ地方に移住。北欧、アート、デザイン、ダーラナホース、クルビッツ(ダーラナ地方の伝統的な花柄)、動物大好き!