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800種類のチューリップが咲き誇る花の楽園!オランダ世界最大のフラワーパーク「キューケンホフ公園」
見渡す限り一面に咲き乱れる色鮮やかなチューリップ畑!このメルヘン童話のワンシーンのような美しい風景は、花の国オランダの期間限定の絶景です。
オランダの首都アムステルダムから車で30分、距離にして約40キロの場所にあるリッセという町に、花の都「キューケンホフ公園」があります。ここでは3月下旬から5月中旬までの間に、世界最大のフラワーパークが開園します。「ヨーロッパの庭」と称されるキューケンホフ公園の敷地は32ヘクタール、東京ドーム約7個分にも及び、その巨大な庭園内では、チューリップやスイセン、バラなど700万株以上の春の球根植物が咲き誇ります。約800種類もあるという様々なチューリップは、常に絶えないように工夫されて植えられており、いつ訪れても美しい花々を楽しむことができます。
また何度訪れても楽しめるように、毎年テーマが決められ「企画展」が開催されています。2015年は「ゴッホ」、2016年は「オランダ黄金時代」がテーマとなり、花の絵画のような花壇やディスプレイが展示されました。そして2017年は「ダッチデザイン」。オランダは個性的でオシャレなデザインが有名で、画家のピエト・モンドリアンなどのカラフルな抽象絵画が有名です。このダッチデザインをテーマにした2017年の花のモザイク画は、モダンアートのように芸術的で、人を惹きつける華やかさと独創性が表現されています。美しさに加え、テーマ性のあるフラワーパークは、毎年たった2カ月間に世界中から約80万人の人々が訪れています。
オランダはチューリップのシェア世界一を誇り、世界に出回る花の約55%がオランダで生産されていると言われています。オランダの春でも涼しい気候と、水はけの良い湿気のある土壌がチューリップ栽培に適していて、17世紀頃から花産業が盛んになりました。チューリップは交配がしやすく、改良を重ねるたびに色や模様、大きさが変わるので、当時から生産者によって熱心に研究され、多くの種類のチューリップが誕生したのです。
キューケンホフ公園では、日本ではなかなか見られないようなチューリップの数々に、誰もが好みのチューリップを見つけることができます。カフェテリアやお土産ショップ、上まで登れる風車などもありますので、女性だけでなくファミリーやカップルでも、広大な公園を丸一日お散歩しながらのんびり楽しめますよ♪
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南まい
- 世界一周女子ひとり旅を南米ブラジルからスタート!約55カ国、100カ所以上の世界遺産を周り、約2年間の旅から無事帰国。書籍「独女世界放浪記」(ポプラ社)を出版し、旅行ライターやセミナー、バックパック開発なども行っている。NHK BS1 「エルムンド」海外レポーターとして番組ロケで約70日間の世界二周目も達成!現在ツアコンとして、ひと月の半分以上を海外で過ごす。訪問国数80カ国以上。