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アメリカ/ロックギターやスーパーマン ちょっと楽しいクリーブランド空港
ロックの殿堂がある町の玄関口
オハイオ州のクリーブランドと言われて、頭に浮かぶものは何でしょう?私にとってクリーブランドと言えば、大好きなレブロン・ジェイムスがいるNBAのバスケットボールチーム「クリーブランド・キャバリアーズ」の本拠地。それぐらいしか、なかなか思いつきません。
しかし、クリーブランドには、あの有名なロックの殿堂があるのです。ロックファンでなくても、ニュースなどで「ロックの殿堂入り」という言葉を聞いたことがある人は多いとは思いますが、実際にロックの殿堂がどこにあるのかを知っている人は少ないのではないでしょうか?クリーブランド・ホプキンス国際空港の中には、そのロックの殿堂のショップがあります。
そして、空港内には、至る所にギターのアートが飾られています。メインターミナルのセキュリティーチェックを通り過ぎると、航空会社によってコンコースがA、B、Cに分かれていますが、私はユナイテッド航空の飛行機に乗る為にCに進みました。しばらく歩いているとお花模様のギターが。金のプレートには「フラワー・パワー」と書いてあります。
C29ゲートを過ぎた正面あたりにあるギターは、ギターを画用紙代わりに、子供が描いた絵画のよう。緑と虫、川の向こうには高層ビルが。
C25ゲートあたりにあるのは、錆び付いて穴の開いたギター。アンプも錆びついています。
知る人ぞ知る、「スーパーマン」発祥の地
ところで、これもあまり皆さんはご存知ないでしょうが、クリーブランドはアメリカンコミックのスーパーヒーロー「スーパーマン」が誕生した地でもあります。「スーパーマン」は、1933年に、クリーブランドの東部にあるグレンビルに住んでいたユダヤ人の高校生ジェリー・シーゲルさんとジョー・シャスターさんの2人によって生み出されました。クリーブランド・ホプキンス国際空港に到着すると、預けた手荷物を引き取るターンテーブルがあるバッゲージエリアで、スーパーマンが出迎えてくれますよ。
壁に英語で、「スーパーマンがクリーブランドで生み出されたって知ってましたか?」と書いてありますが、アメリカ人でもそのことを知らない人が多いようです。
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ナツコ・H
- 世界で活躍するジャズ奏者の夫のマネージメント、CD収録曲の作曲を手がける。NYの日系新聞でニュース記事執筆中。法律翻訳家。93年よりNY在住。