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カンボジア/ウキ釣りで思わぬ魚の群れに遭遇!
仕事で依頼されているアクアリウム用の魚収集に行ってきました。前回とは違う魚が欲しかったのでお気に入りのポイントへ行ってきました!今日は延べ竿でのウキ釣りです。針はタナゴを釣る時の小さな針ですので、小さな魚でも釣れるんです。
今日釣れたのは3種類でした!
まずはグラスパーチで有名なParambassis siamensisです!カンボジアの濁った氾濫原エリアの個体の多くはもっと透明感があるのですが、ここの個体群は黒い色素が強く出ていて透明感がちょっと少ないですね。この魚は飼育しても我が家にはエサがないので今回は20尾程釣れましたがすべて持ち帰りませんでした。
そして、今日一番釣れたのがこのキンセンラスボラRasbora borapetensisでした!家に帰って数えたら55尾いました。マックスサイズの5cm越えもいて立派なサイズが釣れました。いつもなら投網や引き網で一発で釣れるんですが、今回は地道に1尾、1尾大切に集めます。
そして、今日のお気に入りは!
このPuntigrus partipentazonaです。いつもながら見た瞬間!「ダトニオ!!」って思っちゃいます(笑)実際にダトニオとは全くの別種でコイ科の小型種です。シェムリップ周辺の水域で採れる個体の多くはボディーの中央に独立した黒点があるんです!(背から出ている黒線とはつながりません)これが特徴ですね。これが5尾釣れました!
静かで大自然の森の中なので気持ち良く釣りができました。
そろそろ帰ろうとした夕方にスネークヘッドの稚魚の塊が5か所でボイルになり始めたので釣ったラスボラをつけて群れに入れたら一発でフッキングしました。
この他にニードルガーが1尾釣れました。でも、15分ほどでどの群れもパタッと沈んでしまい、姿を消しちゃいました。思わぬ魚の群れで楽しかったです。また時間を見つけてはちょこちょこ魚集めに行きますのでまたその様子もアップします!!
プチ釣り情報でした!
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佐藤智之
- カンボジア淡水魚の分布調査をはじめて15年目になります。その中で体験した出来事を綴ってみたいと思います。最近の熱帯魚の本などでは紹介されない普通の魚たちを見直していただけると幸いです。