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現役添乗員が薦める/私がツアーに必ず持っていくモノ
こんにちは!
添乗員のハクナマタタです。
ふ~。このお仕事をしてもうすぐ20年。 何回も自分のタンス(?)と空飛ぶタンス(?)を入れ替えしたけどいつまで経っても慣れませんね~。
あ~片付かない。
この空飛ぶタンス(?)をきれいに収めるために色々な小分けの袋を試してみました。圧縮袋に、洋服を買った時のお店の袋。 それなりに収納できて満足をしていたのですが、ある時、事件が勃発!。。。 その事件以来、このグッズがあるからこそ、私は今ではこんなにきれいに荷造りが出来ているんです!エッヘン!
その事件とは・・・。
いつの頃だったかも忘れてしまいましたが、初めてクルーズツアーに添乗した時の出来事です。 船の旅というのはすごく楽で、ベットメイキングの方が朝と夜の2回部屋に必ず入って部屋をきれいに片づけてくれるんです。朝食終わってキャビン(船室)に戻るとアラきれい! 夕食終わってキャビンに戻ると夜用のベットメイキングがきちんとされてる。しかも部屋はずっと同じなのでスーツケースの出し入れがほぼ1週間なくてオッケー。 私はすっかり自分の部屋の様にリラックスしてのびのびと使っていました。
ある日の午後。船上でエアロビ教室があると聞いてお客さまとレッスンに参加!
お昼にたらふく食べた分を消費しなくては!と、一生懸命体イッチ、ニ、イッチ、ニ。 あ~いい汗かいた~! 「では皆さまお夕食でお会いしましょうね!!」 とお別れしました。「あれ?今日はフォーマルナイト(夕食を正装で参加する夜のこと)だった!」 「ぎゃ~。時間がない。とりあえずシャワーを浴びよう・・。」
で、汗まみれの私の服はベットの上にポン・ポンと放りっぱなし。恥ずかしい話ですがアンダーウェアーまでも。 この時すっかり忘れていました。夜ベットメイキングが入ることを。
さて着飾った私はいつもよりは少々おしとやかに(?)お夕食のレストランへ。 お~!皆さま素敵!蝶ネクタイにお着物に。お食事もフォーマルメニューでリッチな雰囲気。
楽しいひと時を過ごした後、キャビンに帰ると「えっ??えっ???」「私、洋服たたんで出かけたっけ?えっ?」
やっちゃいました・・・担当のキャビンスチュワートの方がベットメイキングの時に私の汗まみれの洋服をきちんとたたんでくれてました・・。 なんと恥ずかしい。しかも私の担当は男性だったんですよ。は~。 その時から彼とは面と向かって顔を合わせるのがとっても恥ずかしく。。。良い勉強になりました(本当に)。
日本に帰国した後、母と母の友人にこの話をしたら「なんて恥ずかしい娘なの。日本の恥だ!」くらいの事を言われてさんざん絞られました。 そしたら母の友人が「いいものをプレゼントするからこれからはツアーに持って行きなさい!」と。
母の友人がくれたものはなんと「風呂敷」しかも赤と緑の唐草模様!
笑ってしまいました。 私泥棒さん??って。
でもこの風呂敷は使ってみると何よりも勝手が良くて。例えば脱ぎっぱなしの服を丸めて唐草君で包んだり、もちろん日本から持って行く洋服も包んで。 現地からワインを持って帰る時はこれまた唐草君に包んで割れるのを防止したり。
本当に、昔の人の知恵はすごいですね。この唐草君たち、今では私の必需品!世界中を一緒に旅してるんです!
唯一の難点はスーツケースを人の前で開けた時、クスクスと笑われてしまうことです・・・。
皆さんも旅に出かける時はぜひ風呂敷を!コレけっこういいですヨ!
それではまた!ハクナマタタでした。
※ハクナマタタとはスワヒリ語で「なんとかなるさ!」「くよくよしないで元気に行こう!」という意味です。
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ハクナマタタ
- 添乗員歴20年。3年続けたら結婚してやめている予定でしたが・・・。山とマラソンは見る物!というポリシーを持っていて、同じ事を続けるのがちょこっと苦手。なもんで短距離走は大好き!胃薬を飲みながらワインを呑む!私です。