公開日:
最終更新日:
旨い!メキシコのリゾート、ユカタン半島に来たら食べたい代表的なユカタン料理とは?
海外旅行に出かける時、現地の食文化を知ることは旅行の楽しみの一つですね。食べた事のない料理を食べる瞬間というのはいつもワクワクするものです。さて、メキシコのユカタン半島にもこの地にしかない代表的な料理がいくつかありますので伝統的なものも含めていくつかご紹介しましょう。
■コチニタ・ピビル(Cochinita Pibil)
こちらマヤの時代から続くとても伝統的な肉料理です。その料理方法もめずらしく、地面に穴を掘って料理をします。沢山のスパイスをまぶした豚肉をバナナの皮で何度も包み鍋の中に入れ、その鍋を今度は土の中で料理するのですが、地面に穴を掘りそこに熱した大きい石を置いて、その上に鍋を置いて料理するんです。
鍋は土で覆いかぶせ、地面の中で6、7時間ゆっくりと料理されます。少しこってりした深い味のこのお肉、トルティーヤと一緒に食べます。豚肉はとろけるくらい柔らかくとても美味しいのですが、そのこってり加減から外国人には好き嫌いがあるのも事実。ユカタン半島でメキシコ料理店に行けば必ずあるこの料理、お肉好きの方は是非一度食べてみてください。
■レモンスープ(Sopa de lima )
レモンスープもユカタン地方の料理な有名ですが、こちらマヤ料理と呼ばれることもあります。シンプルに作られているのに美味しく、チキンブイヨンベースのスープにレモン汁が入り、そこに鶏肉とトルティーヤを細かく切って油で揚げたトルティーヤチップが加えられます。レモンを使った少し珍しいスープなので食べてみる価値ありです。
■サルブテス(Salbutes)
この地方では皆朝から路上のタコスタンドで食べる人も多いほど、皆に愛されている料理です。食事というよりは小腹がすいた時の軽食感覚で食べられることの多い「サルブテス」。見た目はタコスにそっくりなのですが、違いはトルティーヤの作り方にあります。サルブテスのトルティーヤは油で揚げてあるので、タコスのトルティーヤに比べるとジューシーでクリスピー。
具の種類は少なく、普通はトルティーヤの上に鶏肉か牛ひき肉がのっかります。更にその上にトッピングとしてお好みで刻んだオニオン、サワークリーム、トマトソースやハバネロなどのホットソースとアボカドをのせて手でぱくっと食べます。サワークリームって日本ではあまり馴染みがないけど、このサワークリームとトマトソースの混ざった味ってとても美味しいです。さらにそこにアボカドが加わるとさらに絶妙な味わいに!こちら私の一番おススメのユカタン料理です。
■パニュチョス(panuchos)
パニュチョスはサルブテスとかなり似ていますが、違いはトルティーヤの生地と豆。パニュチョスのトルティーヤの生地はサルブテスのものより厚く、硬いのです。そして、そこにフリホレスと呼ばれる豆(パニュチョスに使われるのはつぶしてなめらかにしたもの)がぬってあるのも大きな違いです。鶏肉や牛ひき肉などの具はサルブテスと同じですが、サルブテスに比べるとかなり歯ごたえがあり、食べごたえもあるので女性だったら2つでお腹が一杯になってしまうくらいです。
ユカタン半島で料理の美味しい場所として、有名なのがコロニアル建築の残る美しい都市、「メリダ」です。もちろん、カンクン、プラヤ・デル・カルメンなど他の市でもこれらの料理を食べられますが、メリダだったら本当のユカタン料理を味わうことができるでしょう。ユカタン半島にご旅行の際は、是非これらの地方料理食べてみてくださいね。
Rankingメキシコ記事ランキング
-
Yu Larraz
- 2009年よりメキシコ在住。カリブ海のキレイな町で英語教師、日本語教師の傍らWebライターとしても活動中。