公開日:
最終更新日:
超快適!ヴァイキングラインの大型フェリーでストックホルムからヘルシンキまで小旅行
スウェーデンの首都ストックホルムからフィンランドの首都ヘルシンキまでは飛行機だと約1時間。旅行中もし時間にゆとりがあればおすすめしたいのがストックホルムからフィンランドまでのクルージング旅行。クルージングというと敷居が高いイメージがありますが、ストックホルム~フィンランド間なんと最低160kr (約2,000円) から乗船可能!手頃な価格なので北欧では学生同士でのクルーズ体験もとても一般的なのです。
バルト海クルーズといえばシリアラインかヴァイキングライン
毎日スウェーデン~フィンランド間を運航する主なクルーズ船がViking Line (ヴァイキングライン) か Silja Line (シリアライン) 。船での移動は片道10時間以上と飛行機に比べかなり時間がかかりますが、実はホテル代も移動代も含まれているので意外とお得な移動方法なのです!船内にはパーキング階もあるので車の持ち込みも可能。船内では充実した施設もさることながら、食事やエンターテイメントも豊富。しかもヴァイキングラインもシリアラインも船の中ではサウナやスパ体験も可能なので、長旅であることを忘れさせてくれるのも魅力です。
美しい秋晴れだった9月上旬のとある日、ヴァイキングラインでストックホルムからフィンランド領のマリアホルム島を経由しヘルシンキまで行ってきました。今回は片道約17時間の船旅の様子を紹介します。
さっそくターミナルでチェックイン!
各地方都市からも直通バスが運行しているヴァイキングラインは移動がとてもスムーズです。今回も船のチケットと同時に港までの直通バスを予約。あっという間にストックホルム、ソーデルマルム島にあるヴァイキングラインのターミナルまで着くことが出来ました。
この発券機に予約番号を入力し、チケットや食事のクーポン券を受け取ります。発券機には日本語表示はありませんが予約番号を入力するだけなので操作はとても簡単です。ちなみに船のチケットは客室のカードキーでもあるのでスマートフォーンに近づけないよう、そして紛失しないよう保管には注意しましょう。
いよいよ船内へ・・・ホテルのような快適な空間
いよいよ船に乗り込み客室にチェックイン!今回は11階建ての船のうち10階に宿泊。歯ブラシは備え付けられていなかったものの、フェイスタオル・バスタオル、ボディーソープ兼シャンプーも付いており、ほぼ手ぶらで宿泊が可能でした。シャワーのお湯の出も想像以上に良く、船上にいることを忘れとても快適に眠れそう!
レストラン、クラブハウス、サウナも!充実した船内設備
クルーズ船で楽しみの一つが食事ですよね。この日乗船した船のレストランフロアには、北欧らしいシンプルな家具とセンスの良い照明が素敵なカフェ、レストランがたくさん。ビュッフェレストランでは日本人の口に合う魚料理や白米コーナーがあり個人的に大満足。また、レストランによってはアーティストによるピアノ生演奏も行われ、船上での食事タイムを盛り上げます。
スウェーデンの夏の風物詩ザリガニ料理もを食べてみると・・・口の中にじわっと味が広がりとても美味しい!!普段はあまり食べない料理をここぞとばかりに思い切り堪能。お待ちかねのデザートコーナーやアルコール類も充実していました。
食事の後はエンターメントタイムをほぼオールナイトで楽しめます。20時台は子供も飛び入りで参加可能なコメディーマジックショーが行われており、会場が笑いに包まれました。言葉は分からなくてもマジックショーは子供からご年配の方まで楽しめるので会場は満席に。
夜も更けてきた頃、ライブパフォーマンスが始まりました。年齢層も幅広く若者からシニアカップルまで沢山の人がダンスフロアで思い思いに踊り始めます。観ているだけでも楽しい気分になり日々の忙しさを忘れ、とても素敵な夜でした。
こちらは6階のスパデッキの入り口。乗船チケットとは別途料金になりますが、各種マッサージがついたスパタイムを体験したりサウナでゆっくり汗を流したり、極上のリフレッシュタイムを満喫出来ます。至れり尽くせりの船内にずっと住みたくなってきてしまいました。
まるで空港のよう!豊富な品揃えの免税店
大人気のムーミングッズからヴァイキングラインオリジナル商品や酒類など免税店も豊富な品揃え。お土産探しや持参忘れアメニティーグッズの買い出しにも最適ですよ!
ちなみに、スウェーデンの通貨はスウェーデンクローナ、フィンランドはユーロになります。船上免税店の全ての値段はスウェーデンクローナ、ユーロ両方の価格で表示されているのでどちらの通貨も使用可能。もちろんVisa、Masterのクレジットカードでの支払いもスムーズです。
あっという間にヘルシンキに到着♪
船内で楽しく快適に過ごしているとあっという間にフィンランドの首都、ヘルシンキに到着。夕方16時半にストックホルムから出港しヘルシンキに着いたのは翌日の午前10時 (フィンランド時間) 。約17時間の超長旅だったにも関わらず、美味しい食事と楽しいエンターテイメント、そしてあまり揺れも感じずぐっすり快眠出来たので とても短く感じました。
船内の壁時計にはスウェーデン時間、フィンランド時間両方の表示があります。フィンランドはスウェーデンより時間が1時間進んでいるので、ヘルシンキに着いたら時計を1時間早めることをお忘れなく!!
手頃な価格にも関わらず充実した時間を過ごせるクルージング。1年を通して貴重な体験が出来る上、1度の旅行で数か国気軽に巡ることが出来るのでおすすめです!!北欧個人旅行では、是非バルト海クルージングを体験されてみてはいかがでしょうか?
Rankingスウェーデン記事ランキング
-
KANAE.T
- 宮城県出身。2014年スウェーデン・ダーラナ地方に移住。北欧、アート、デザイン、ダーラナホース、クルビッツ(ダーラナ地方の伝統的な花柄)、動物大好き!