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ワイン、自然、世界遺産...見所いっぱいのブルゴーニュへドライブ!
夏の週末、パリから車を飛ばしてブルゴーニュへ!
Bonjour!
ある夏の週末、パリを抜け出しブルゴーニュ地方(Bourgogne)までドライブ旅行にでかけました。パリからブルゴーニュのボーヌ(Beaune)までは車で約4~5時間。ブドウ畑や広大な自然公園を抜ける田舎道を走る絶景ドライブコースです。ブルゴーニュにはロマネスク建築で有名なヴェズレー(Vézelay)やオータン(Autun)、自然公園の森の中で湖水浴やボートを楽しめるセット湖、新しく世界遺産に登録されたブドウ畑の景観など、見所がいっぱいです!
2015年に世界遺産されたブルゴーニュのワイン畑
2015年「ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ(区画)(Les Climats du vignoble de Bourgogne)」がユネスコの世界遺産に認定されました。「クリマ(Climat)」とは、一般的なフランス語では「気候」や「風土」という意味の言葉なのですが、ブルゴーニュでは中世頃からある特別な意味を持って使われはじめます。ブルゴーニュの「クリマ」とは、「土地(ブドウ畑)を方角や土壌の質、気候などを元に細かく区分けしたパッチワーク状の区画」の事なのです。それぞれのクリマでできるブドウを別々に醸造することによって、あのブルゴーニュの多様性を持ったワインが生まれるのです。今回世界遺産に登録された地域には約60km間に1247ものクリマが存在するそうです。有名なロマネ コンティやシャンベルタンなどの伝統的なワインが生産されるのがこの地域のクリマなのだそうです。
余談ですが、画像はボーヌのワインショップで売られていたロマネ コンティのワイン。なんと2599....円ではありません...ユーロです!!円にして約34万円です!!そんな値段の飲み物が存在する事自体が庶民の筆者には驚きでした。どんな味がするのか飲んでみたいです。
サンティアゴ デ コンポステーラ巡礼路の始点、世界遺産登録の村ヴェズレー
ブルゴーニュはキリスト教とも深い関わりがあります。ブルゴーニュの小さな村ヴェズレー(Vézelay)はキリスト教徒の巡礼路である「サンティアゴ デ コンポステーラ(Santiago de Compostela)」の始点のひとつであり、歴史的重要度が非常に高い事から、こちらも世界遺産に登録されています。
ヴェズレーの路上を散策していると、この巡礼路の印であるホタテ貝の印を見つけました。
また、ヴェズレーの大聖堂入口のレリーフ彫刻はロマネスク彫刻の傑作といわれており、こちらも大変歴史的価値が高いそうです。ヴェズレーだけではなくその他の小さな村にあるロマネスク様式の教会もブルゴーニュ探索の魅力のひとつです。
世界遺産ヴェズレーの他にも...ワインやロマネスク建築が楽しめる
ヴェズレーの他に、この度はボーヌ(Beaune)、ソリユー(Saulieu)、そしてオータン(Autun)を訪れました。
ボーヌは言わずと知れたワインの街。規模の大きなワイン博物館もあり試飲しながらワインの歴史や製造方法を学ぶ事が出来ます。街にはたくさんのワインショップがありどこで買おうか迷うほど。中から一つのワインショップで赤ワインを購入し旅のお供にしました。高価なワインではありませんが、まろやかながらもピノノワールのフレッシュな酸味がありとても美味です。もちろんフランスでも運転する人は飲めませんので注意。
ソリューから国道6号線を通りオータンへ。オータンの見所はローマ帝国の遺跡やロマネスク建築のサンラザール大聖堂です。街自体もこぢんまりしていますので、ゆっくりと散策して回れます。
ブルゴーニュの魅力はなんといってもワイン!お酒好きは飲める体制で訪れましょう
ブルゴーニュの田舎道はとても自然が美しくドライブにも大変魅力的なのですが、ブルゴーニュの魅力はやはりなんといってもワインです。今回は運転してくれた人がお酒を飲まなくても大丈夫な人だったので助かりましたが、お酒好きが車で行くととても辛い思いをするでしょう。ワイナリーでの試飲など、ブルゴーニュワインを堪能したい方はパリからのバスツアーもありますので、そちらもオススメです♪
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N.L.Paris
- パリ在住約10年。美味しいものとお酒が大好き。超B級グルメから高級店まで地道に研究しています。グルメ情報メインのブログ&インスタも。→→→ nightlifeparis.hatenablog.com
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