モスクワから電車かバスで約２時間。モスクワ州のはずれにある町、Луховицы（ルハヴィーツィ）の公園には不思議な像があります。さて何の像でしょう？

わかりませんか？では、もっと像に近づいてみましょう。

これは、もしかして...キュウリ？しかも樽に乗っています。実は、памятник огурцу-кормильцуキュウリ大明神様の像なのです。樽のところに、«Огурцу-кормильцуот благодарных луховичан»"このキュウリ様はルハヴィーツィ市民の感謝に応えて、キュウリを与えてくれます" （ちょっと意訳ですが...）と書いてあります。

なぜキュウリが樽に乗っているかというと、ロシアでおつまみとして人気がある、Малосольный огурец（うす塩漬けキュウリ）は、昔、樽に漬け込んで作っていたからです。現在は瓶に詰めて作ります。

ルハヴィーツィで買ってきた瓶詰キュウリ↓

キュウリだけでなく、ハーブとベリーも入っていました。

日本のキュウリとは形が少し違います。町ではキュウリが量り売りされています。日本でも宇都宮に『ギョーザの像』がありますが、『キュウリの像』もかなり変わっています。