公開日:
最終更新日:
女子一人でも旅しやすい!北インドのマナリの魅力
「インドに行ってみたいけど、女子一人で行くのはちょっと不安」「少しは冒険したいし自由気ままな旅をしたい」そんなあなたにお勧めなのが、自然が美しくゆったりと時間が流れているマナリ。「本当にここはインド?」と思うほど人は穏やかで、町はきれい。それにこじんまりとした町なので徒歩やトゥクトゥクで気軽に散策できます。今回はそんな女子一人でも旅がしやすいマナリの魅力をお伝えします。
マナリって、どこ?
マナリはインドでもかなり北の方にあり、ヒマーチャル・プラデーシュ州に属します。標高が約2050mのこの町は、デリーなどが猛暑を迎える初夏や雪景色の美しい冬にインド人に人気だそう。またラダックやスピティへの経由地点として滞在される方も多いとか。デリーから最寄りのKULU空港までは、飛行機で約1時間20分で着きます。
おしゃれなカフェやレストラン、ホテルが多いのはオールドマナリ。歩いているとお店の人に声はかけられますが特にしつこく勧めてくるでもなく、小さな街ゆえ毎日そこを歩いていると、お店の人と顔見知りになったりするのがおもしろいところです。
マナリでできるアクティビティ
自然を満喫!
ぜひ見ていただきたいのが壮大なソランバレー(Solang Valley)。パラセーリングをしたり、ロープウェイでさらに高い所へ行って景色を堪能することができるのですが、お勧めは馬で行く方法。馬に乗ること自体が非日常でおもしろく、その道中で見る景色の素晴らしいこと。途中で馬を降りて少し歩き、ヒンドゥー教のお寺のある地点へと向かいます。馬のたずながきちんと引かれていますので、乗馬未経験でも問題ありません。ちなみにソランバレーまではニューマナリからトゥクトゥクで約30分、往復約800ルピーでした。
お寺巡り
①チベット仏教寺院(Himalaya Nyingmapa Buddhist Temple)
日本のお寺とは違ったデザインを眺めたり、マニ車を回したり、静かにお寺を参拝していると何だか心が落ち着きます。日によっては、法話や行事ごとの貴重な一コマを見ることができるかもしれません。
②ヒンドゥー教寺院(Hadimba Devi Temple、Manu Temple)
日本ではなじみのないヒンドゥー教のお寺にも参拝することができます。特にHadimba Devi Templeはたくさんの人が参拝されており、行列ができていました。
気の向くままに町を散策
予定を何も立てずに気の向くままオールドマナリやニューマナリを散策するだけでも、おもしろい光景を目にしたり驚きの体験に出くわす可能性大です。店に入ろうとする牛、何かの人だかり、謎の川遊び、珍しい露店の食べ物など、目を奪われるものがたくさん!ここでは日本人が珍しいのか、なぜかインド人に写真に一緒に写ってほしいと声を掛けられることもありました。
味の濃いカレーに飽きたら
マナリでは北インド料理やネパール料理、チベット料理、西洋料理など色々なものを食べることができ、日本食も出しているレストランもありました。オイリーな食べ物が苦手な方や味の濃いカレーに飽きてしまったら、細麺のトゥクパ、きし麺のようなタントゥック、餃子に似たモモなどのネパール・チベット料理がお勧めです。味が中華に似ているため日本人の口に合い、旅行中に不足しがちな野菜も取れるのが助かります。
ちなみに日本食も食べられるレストランはニューマナリにある「CHOPSTICKS」、ネパール・チベット料理はオールドマナリにある「People's Art Cafe」がおいしく店内もきれいでした。
静かで景色のいい「Banon Resorts」
静かで景色がいいのが「Banon Resorts」。カフェやレストランが多いエリアまで歩いて8分ほどかかりますが、その分静か。町の散策に疲れたら、バルコニーで鳥のさえずりを聞きながら読書を楽しむこともできます。
快適な旅にするために
服装
日中の寒暖差が激しくその時々で気温が変わりやすいため、簡単に脱ぎ着できる服装(半袖Tシャツに長袖シャツ、その上に羽織れるフリースなど)が便利です。とある5月は日中晴れていると日本の春くらいの温かさで、日陰へ行くと少し肌寒く感じることも。夜は冷え込むため冬用のパジャマを着用していました。
食べ物
火の通ったものを食べることはもちろんのこと、モモなどにそえられている生野菜や、衛生面が気になる露店の食べ物等にはぜひご注意を。歯磨き時の水もポットで沸かしたお湯や、ミネラルウオーターを使うとより安全です。
特に女子が心がけたいこと
マナリ在住の日本人女性から注意するよう伺ったのは、こちらでした。
①昼間でも1人で森に入らない
②夜中に一人で歩かない
③泥酔しない
④男性だけの車に乗らない
⑤貰ったものを口にしない
何か特別なことをするでもなく美しい自然の中でのんびりしたり、お寺を訪ねたり、町の人とお喋りをするだけでも素朴な楽しさを感じられるマナリ。一方やはりここはインドであり、それなりにアドベンチャラスな体験をすることもできます。インド一人旅を考えている人もそうでない人も、少し日常から飛び出してマナリでソフトな冒険をしてみるのはいかがでしょうか。
Rankingインド記事ランキング
-
にっしー
- 国内外と転々としながら、好きなことをしている関西人。お茶の産地を旅するのがライフワーク。