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半日でめぐる!ホーチミン観光のモデルコースをご紹介♪
年間35万人以上の日本人観光客が訪れるホーチミン市。南国の気候なので日差しが強いですが、観光名所は意外と距離が近く、タクシーを使わずに徒歩で各名所を移動することができるのは大変魅力です。そこで、今回は午前中に徒歩圏内の名所を回って、最後はベンタイン市場で買い物がてらランチを目的にモデルコースを組んでみたいと思います。
目次
まずはサイゴン大教会で聖なる癒しを体験
まず最初に訪れるのはサイゴン大教会。もしドンコイ通り周辺のホテルに宿泊しているならば、サイゴン大教会はもう目と鼻の先。市民劇場から徒歩5分とかからずにマリア像を拝むことができます。この教会はフランス統治時代に作られたカトリック教会で、他の教会よりも格式が高いものとなっています。建築に使われたレンガやステンドグラスの素材はマルセイユから運ばれました。当時流行っていたネオゴシック建築を採用しています。
教会の内部は入口傍のみ見学することができます。入口左右にはステンドグラスとマリアの像があり、その下に灯るろうそくの火がとても幻想的です。ミサがはじまると教徒による聖歌の合唱がはじまります。それほど多くの見どころはありませんが、教会のレンガの壁面を背景にブライダルフォトを撮る新郎新婦も毎日見ることができますし、裏手には人気のデパートのダイヤモンドプラザもあります。高級化粧品ブランドが一通り入っているので、ここで買い物するのもおすすめ。
徒歩0分で中央郵便局。お土産店もある
続いて向かうのは中央郵便局。ただし、同名所はサイゴン大教会の隣。歩いてすぐのところにあります。こちらもコロニアル建築ですが、パリのオルセー美術館をモデルにしています。当時同美術館は駅舎だったため、中央郵便局も駅舎をイメージしたものとなります。ここでもウェディングドレスに身を包んだ新郎新婦が写真撮影をしています。時折近くにアオザイを着て化粧でばっちり決めたモデル風のベトナム人女性が立って記念撮影に応じてくれますが、撮影したら1ドルほどチップが必要です。
中央郵便局は現在もホーチミン本店として郵便事業を行っており、いつきても多くの現地人が郵送や荷物の受け取りをしている様子を見ることができます。しかし、同時に観光スポットでもあるので、入口周辺は旅行者向けの設備が整っています。入口正面と左右の廊下にはびっしりとお土産雑貨が並んでいますし、ここでしか買えない古切手などは旅行者にとても人気です。ポストカードの種類も充実しているので、郵便にちなんだお土産はここで手に入れるといいかもしれませんね。
統一会堂でベトナム戦争を考える
中央郵便局から統一会堂までは徒歩で5分程度。芝生が広がりベンチが並ぶ4月30日公園を歩いた先にあります。常に警備員が門前にいて観光客をチェックしている厳重さですが、ここは観光名所でありながら、国際会議や重要会議ではいまも使われています。統一会堂はベトナム戦争が終わるまでは南ベトナムの大統領官邸でした。ベトナム戦争が終わったあと、北と南が統一を果たした場所にちなんで、統一会堂という名前に改名されています。
ここには大統領夫妻が住んでいたため、現在でも暮らしの様子が分かるように寝室などが保存されています。ただし、当時南ベトナムは資源は豊かだったものの、貧富の差はかなり大きかったと言われています。それを象徴するかのように、大統領夫妻は、かなり贅沢な暮らしだったことがうかがえます。例えば、官邸内には夫人の趣味で作った庭園や図書館などがあるほか、映画館やビリヤード場もあります。ただし、暗号解読室のような緊迫した空気が伝わる部屋もあり、南ベトナムにとって、ここが最重要の砦であったことが分かります。
歩いて10分。ベンタイン市場で買い物&ランチ
統一会堂からベンタイン市場までは徒歩10分程度で行けます。市場内は4000以上のお店が並んでいて、具体的なお店の数は誰も把握できていないんだとか。ただし、市場内はカオスのように見えて、ある程度カテゴリー分けされています。出入り口は東西南北に1つずつあります。
雑貨エリア、食品エリア、果物エリア、食堂エリアなどがあり、外周には生鮮食品エリアもあります。観光客と現地人が四六時中行き交い、その様子はテレビやガイドブックなどで見た風景そのもの。その熱気を実際感じてください。
ベンタイン市場でランチを楽しむ
市場内には食堂エリアもあります。現地人や市場で働くお店の人も利用する安食堂なのですが、観光客向けにどこの食堂もメニューは豊富です。フォーや生春巻き、揚げ春巻き、バインセオにコムガーなど名物らしいものは一通りあります。「お腹を壊しそう」と心配される方も多いかと思いますが、「食べ過ぎない」、「生ものは食べない」、「スパイスはたくさんつけない」をきちんと守れば、お腹を壊す確率もぐっと低くなるはずです。是非充実したホーチミンライフを楽しんで下さい。
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古川悠紀
- ホーチミンに移住して自由気ままに生きています。ライター業と取材を生活の糧にしているためベトナム全土を駆け回っています。趣味はバドミントン!