目次

• バカンスシーズンは要注意
• パトリック ロジェのサンジェルマン アン レイ店も夏休み
• 並みいるパリのショコラティエの中でもひと際有名なショコラティエ
• 最後に

バカンスシーズンは要注意

Bonjour!

今年もパリはバカンスシーズンに突入しました。美味しいレストランは軒並み閉まっているし、メトロはガラガラ。パリジャンの姿は消え、街を歩いているのはおもしろいほど観光客ばかり。日本では考えられない事ですが、お店だけではなく公共機関ですらも機能停止します。お盆休みが3週間続く感じ、と言ったらわかりやすいでしょうか。

観光で訪れる際注意したいのは、レストランやショップは閉まっている事が多い上サイトにも告知していない事も多々あるという事。お目当てのお店がある場合は事前に電話で確認することをオススメします。

パトリック ロジェのサンジェルマン アン レイ店も夏休み

私事ですが、パリジャンより一足早く7月にバカンスを取って日本に帰省してきました。その際、ちょっとショックを受けた事件（というと大げさですが）があります。とある知人が「フランスのチョコって甘いよね。でもベルギーのチョコは美味しいんだよね？こんど買ってきてよ！」と言うのです。

驚きました！フランスのチョコが甘い、というのは完全に誤解です。確かにベルギーには王室御用達ショコラティエなどありますし、ベルギーのチョコレートは世界的に有名です。でも世界的にはフランスのチョコも同じくらい有名ですし、個人的にはフランス（パリ）のチョコの方が大都会パリで連日ショコラティエが腕を競い合っている分、洗練されているように思います。それにまだまだ日本では入手しにくいブランドもたくさんあるんですよ！

並みいるパリのショコラティエの中でもひと際有名なショコラティエ

今回はそんな知人の「ベルギーチョコ ＞ フランスチョコ」という図式を崩すためにも、パリならではの洗練されたショコラティエ「パトリック ロジェ（Patrick Roger）」をご紹介します！こちらは日本でもかなり入手が難しいみたいです。

「味の彫刻家」「プラリネの魔術師」などと呼ばれるパトリック ロジェはフランスで最も才能のあるショコラティエの1人。若干30歳でM.O.F.（国家最優秀職人章）を取得しており、並みいるパリのショコラティエの中でもひと際才能の光る職人と言われています。彼のスタイルはとても洗練されていて、ブティックは一見するとアートギャラリーのようです。高級感があり少し入りにくい雰囲気をかもしだしていますが、店員さんはとても親切で丁寧です。

＜お店のウィンドウにはM.O.F.（国家最優秀職人章）の表示＞

＜店内にあるド迫力のチョコレートの彫刻＞

＜店内の内装はとてもシックでアーティスティック＞

＜こんなお茶目でかわいらしい商品も＞

緑色の美しいドーム型のチョコレート「アマゾン」はパトリック ロジェの代表的な作品といってよいでしょう。薄いチョコレートの殻を齧るとライムとキャラメルという一見思いつかないような組み合わせのフレーバーが口の中で弾け、見事にマリアージュ。爽やかな美味しさが駆け抜けます。この一段階上の味覚体験は完全に「アート」と呼べるしょう。

この他にもショコラティエ定番のオランジェットやトリュフもカカオの香り香ばしく大人な味に仕上げてあり、やみつきになる美味しさです。お店では既に箱詰めされたアソートの他に店員さんに頼んで好きなチョコレートを詰め合わせにしてもらう事もできます。こんな洗練されたチョコレートを少量から気軽に欲しいだけ買えるのはパリを訪れた人の特権です。

＜美しいドーム型のアマゾンは是非ためしたい＞

＜左下がオランジェット。大人の味！＞

＜好きなチョコレートを詰め合わせにしてもらえる＞

最後に

クラシックなベルギーのチョコレートも美味しいですが、パリを訪れたらフランスの洗練された味の芸術を是非体験してくださいね！ちなみに公式ウェブサイトもとてもアーティスティックで見ているだけでも楽しめますので興味のある方は見てみてください。各店舗の夏休み情報もサイトに載っています。

施設情報

パトリック・ロジェ　Patrick Roger（SAINT-GERMAIN-EN-LAYE）

■住所：2 Rue de Paris, 78100 Saint-Germain-en-Laye
■電話番号：+33 1 34 51 72 85
■ウェブサイト：https://www.patrickroger.com
★その他にもフランス、ベルギーに8店舗のお店があります。