韓国の暑気払いは熱々の『参鶏湯』で!

日本で言う丑の日にあたるのが、韓国では伏日(ポンナル)と呼ばれる3日で、それぞれ初伏(チョボッ)、中伏(チュンボッ)、末伏(マルボッ)と言い、合わせて三伏(サンボッ)とも言います。

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この日は、うなぎではなく『参鶏湯(サムゲタン)』を食べるのが韓国流。

暑い日は更に熱いモノを食べて、汗をかいて健康になろうと言うものです。実際、冷たいものばかり食べていると胃腸を悪くしたり、健康を損ねる恐れもあります。健康オタクの韓国では「体を冷やすな」とは口酸っぱく言われる言葉です。

この日は、旧暦で数えるので、今年は初伏(7月12日)、中伏(7月22日)、末伏(8月11日)となりました。

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この3日は、どの店も店頭に「初伏、中伏、末伏」の張り紙が出されます。並ぶのが嫌いな韓国人も、なぜかこの日は並んで参鶏湯を食べます。やっぱ参鶏湯を食べないと始まらない!って感じなのでしょうね。

もう韓国料理では定番の参鶏湯ですが、ご存知ない方のために説明しますと、参鶏湯とは、若鶏のお腹に餅米、高麗人参、ナツメ、ニンニク、栗などの韓方食材を詰め込んで煮込んだ料理です。鶏が丸々一羽入っているので、初めての方は少しビックリするかもしれませんが、滋養強壮に良い健康料理です。

さらに滋養に良いとされるのは『烏骨鶏湯(オゴルゲタン)』。

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真っ黒な烏骨鶏は、日本でも高価な食材と知られていますが、韓国でも同じく、普通の参鶏湯が13000~16000ウォンくらいなのに対して、烏骨鶏湯は2万ウォン以上(店により違います)。見た目は少しグロテスクですが、滋養強壮にはバッチリ!こちらがオススメです。

さらに私の個人的なオススメは、桑黄(メシマコブ)というキノコを使った参鶏湯!by高峰(コボン)参鶏湯

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トロットロの黄金スープが濃厚で非常にクセになります。

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この桑黄(メシマコブ)はα-グルカンやβ-グルカンなどの成分が多く、免疫効果が高いことで知られています。免疫力アップといえば、そう!抗癌作用です!!韓国では天然の抗癌剤として非常に注目されているのです。ぜひぜひこちらお試しください。

そしてこちらのお店には、韓方(ハンバン)参鶏湯というメニューもあります。

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この参鶏湯は韓方材の香りがするので、苦手な方もいるかもしれませんが、健康になりそう感、満々です。

さて、この三伏が過ぎると涼しくなると言われていますが、年々暑くなっているソウル。まだまだ暑さは半端ないです。熱々の参鶏湯でぜひ、暑さおよび健康対策をどうぞ!

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普通の参鶏湯、烏骨鶏湯は百済参鶏湯の写真です。
高峰参鶏湯は、百済参鶏湯共に明洞に位置します。

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初めて韓国の地を踏んだン十年前の懐かしさが忘れられず、とうとう永住権まで取得。主人は韓国人、子供なし。奮闘と葛藤の飽きない毎日を過ごしています。

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