トルコで魚料理が食べたくなったら黒海リヴァがおススメ

海に囲まれた国なのですが...

トルコはエーゲ海、地中海、黒海と3方が海に囲まれている立地ですが、残念ながら、魚を食べる食文化がそれほどありません。
元々遊牧民ということや、内陸部の面積が広いこともあり、ケバブなどの肉料理の方が好きな人が多いのです。
我が家では、魚は料理する方ですがそれでも月に数度。全く食べない家庭もあるほどです。
売られている魚も種類が少なく、地中海で獲れるクロマグロもほとんどは日本へ輸出されますので、イスタンブールでお目にかかれるのは年に数度という希少性です。
まったくもって、トルコ在住日本人には残念な限り。

アジア側黒海の入り口リヴァ

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残念ではありますが、美味しい魚料理を食べられるところも少ないですがありまして、今回は、イスタンブールのアジア側の黒海にあるリヴァに行ってきた様子をご紹介します。
残念ながらこの日はこんな天気。実はこの日、イスタンブールは今季二度目のそれは物凄いゲリラ豪雨でした。
車で移動中の時に、ゲリラ豪雨に遭ってしまい、山の中で鉄砲水に流されるか!?
ヒョウで車が破壊されるか!?と戦々恐々とし、やっとの思いで到着したのでした。
晴れていたら、外のデッキなど素敵だったことと思います。

リヴァといえば魚介料理

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黒海側にあるリヴァは魚料理が有名で、数多くレストランがあるのですが、その中でもリヴァの入江近くにあるこのレストランは、評価が高く人気があります。

お通しと前菜(メゼ)

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小ぶりのパンは、普通のパンと全粒粉パン。
きゅうりの酢漬けがお通しで出てきました。

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こちらは、魚料理専門店で主に食べられる、デニズ・ビョルルジェという海岸沿いで育つ植物です。
日本では、アッケシソウもしくは、シーアスパラガスと言われています。
たぶん、日本の方には馴染みはないと思いますが、あっさりとしててなかなか美味しいのです。
これは、オリーブオイルで煮込んだ冷製メゼ(前菜)で、ニンニクの風味よく上品な味でした。

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こちらは、パトゥルジャンサタラスというナスのペースト。
焼きなすに、ヨーグルト、オリーブオイル、ニンニクなどを混ぜてペースト状にしたもので、お店によって味も様々ですが、白ワインなどがすすむ一品です。
トルコのメゼは、パンにつけて食べるペースト状のものが多く、メインが来るまでのんびりゆっくり食べるスタイル。
また、魚料理専門店は、メゼが美味しいところが多く、それは上質のオリーブオイルにこだわっているところが多いせいかと思います。

魚料理

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カラマル・タヴァ。イカのフリッター。
サクサクの衣に、柔らかなイカ。そして、横のソースが絶品です。
これは、ヨーグルトにニンニク、パンなどで作るソースなのですが、この料理には必ず付いてきます。
これは、トルコのB級グルメとしても食べることができますが、こだわっている魚料理店では、イカの鮮度が違うのかとても柔らかく、油も良いもので揚げているせいかもたれません。

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テキルというヒメジ科の魚。
小ぶりなんですが、これジューシーで美味しいのです。レモンを絞って頂きます。

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メズギットと言われるタラの一種です。
あっさりとした白身のフリッターで、こちらもワインとよく合います。

伝統的なデザート

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イルミッキヘルバス。粗めのセモリナ粉をバターで炒めてから牛乳や水で練ったお菓子。
祝いの席で食べられるオスマントルコ時代からある伝統的なお菓子です。
こちらのは、アイスクリーム添え。とても上品な味で、素材の良さが際立っていました。

魚料理専門店は、ケバブ屋よりは若干高めのレストランが多いですが、メゼの美味しいところも多いので肉料理に飽きた時はオススメです。
この他にも、エビのギュベッチ(エビの窯焼き)など人気料理もあります。

Riva Koy Balikcisi

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河合亜希子

1998年よりトルコ・イスタンブール在住。トルコ雑貨のお店Anatolian Art店主。コラムやコーディネートも担当。

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