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シチリア島の中でも独特の静寂が漂うバロックの街、ラグーザへ

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最終更新日:2017/09/08

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イタリア半島のさらに南、地中海に浮かぶシチリア島は、太陽の光と異国情緒溢れる明るい島。地中海最大の島だけあって、街は個性に溢れています。今回は、そんなシチリア島の中でもひと際美しく独特の魅力を放つ、バロックの街ラグーザをご紹介しましょう!

※掲載写真はイメージです。クリエイティブ・コモンズライセンス(CC0,CC-BY,CC-BY-SA)に基づき掲載しています。

参考:クリエイティブ・コモンズ公式サイト(公式サイトに遷移します)

ラグーザの魅力は、街全体がバロックで統一された美しさにあり

Photo by David Evers

Photo by David Evers

「Ragusa」

Photo by David Evers
Taken on July 28, 2006(CC BY 2.0)

ラグーザの街はシチリア島の南東部、イブレア山地の南に位置します。街はスペリオール地区とイブラ地区に分かれ、17世紀にシチリアを襲った大地震後、街の再建の際、新たにバロック様式で全体が統一されました。

通常、イタリアをはじめヨーロッパの街には、さまざまな時代によって色々な建築様式の建物が混在しているものですが、このようにほとんどがバロック様式でそろった街というのは珍しく、一種独特の美しさを醸し出しています。

観光ではイブラ地区を中心に、その見事なバロックの邸宅や教会を見て歩くのがおススメです。

必見はバルコニー装飾とサン・ジョルジョ教会

Photo by dom fellowes

Photo by dom fellowes

「Duomo」
Photo by dom fellowes
Taken on September 5, 2014(CC BY 2.0)

ラグーザのあるラグーザ県は南イタリアの中で最も裕福な県といわれており、人々の生活水準も高く街の様子が明るいのも特徴。ラグーザの街はゴミひとつなく整然としています。

Photo by Alessandro Bonvini

Photo by Alessandro Bonvini

「Ragusa」
Photo by Alessandro Bonvini
Uploaded on September 15, 2011(CC BY 2.0)

Photo by Darold Massaro

Photo by Darold Massaro

「Ragusa」
Photo by Darold Massaro
Taken on May 30, 2015(Public Domain Mark 1.0)

ラグーザでぜひとも見ておきたいのが、家々のバルコニー装飾と教会。バルコニーの装飾は一軒一軒異なり、非常に手の込んだ装飾は、ちょうど下から見上げるとよく見えるようにできています。なぜか天使や怪物など奇妙なモチーフが多く、見ていて飽きることがありません。

イブラ地区のシンボルでもあるサン・ジョルジョ教会は、曲線を多用した躍動感のある外観が特徴。まるで命が宿っているかのように、不思議な存在感で街に聳えています。

ラグーザのグルメ:D.O.P.指定の絶品チーズが名産

ラグーザは土壌が肥沃で農産物もよく採れる上、海も近いため魚介も充実。また酪農や果樹栽培も盛んで、食料の豊かな土地だと言えるでしょう。

中でもここにしかないのは、D.O.P.(保護指定原産地呼称)認定を受けている「ラグザーノチーズ」。食パンのような形で熟成されたチーズはクセがなく、塩味が強めで芳醇な味わい。同じくシチリアで有名なチーズ「ペコリーノ・シチリアーノ」とならぶ希少種です。

シチリアでは、チーズにジャムを塗って食べることも好まれています。この土地ならではのラグザーノチーズに、チェリートマトやオレンジのジャムを塗って食べると頬っぺたが落ちるほどおいしいですよ!

ラグーザに泊まるなら:洞窟を使った個性派ホテルでロマンチックな一夜を

Photo by Luca

Photo by Luca

「Ragusa Ibla」
Photo by Luca
Taken on March 10, 2008(CC BY 2.0)

paesaggi di trinacria 6
「paesaggi di trinacria 6」
Photo by Alessandro
Taken on August 12, 2008(CC BY-SA 2.0)

ラグーザはツアーなどで行く場合、日帰りで立ち寄るだけのことが多いですが、時間が許せばぜひ一泊しておきたいところです。まだまだ観光しきれていないところに、ラグーザの本当の魅力が眠っています。

日が暮れ静寂が訪れた中で、壮麗なバロックの街並みが浮き上がるように見えてきます。異世界へ紛れ込んだような、現実離れした迷宮に迷い込んだ気分になりますね。

ラグーザで一夜を過ごすなら、ぜひ洞窟を利用したプチホテル「ロカンダ・ドン・セラフィーノ」へ。洞窟の中にあるこのホテルは、洞窟の壁がそのまま残り、柔らかにライトアップされたホテル内は穴蔵感たっぷり。冒険心をくすぐられます。

洞窟のレストランで絶品料理を堪能してみて

ホテルのダイニングへは少し歩くけれど、同じく洞窟にある併設レストランは、ミシュランの星(2つ星)も獲得した話題のリストランテなのです。料理は土地の郷土料理に大きく発想を得たシェフが造り上げる、シンプルなのに独創的な一皿ばかり。目にも舌にも嬉しいグルメの数々を味わうことができます。

異文化が混じりあい、どこか混沌とした雰囲気が魅力でもあるシチリアですが、その中で異彩を放つラグーザの街。蜂蜜色で統一され、手の込んだ装飾が施されたバロックの邸宅や教会が、私たちを異世界へと誘います。

大型バスが入れないためほかの観光地と比べて団体客が少ないのも穴場感あり。

シチリアの玄関口、カターニアからもアクセスが良いので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

サムネイル写真:Pixabay(CC0 Public Domain)

※情報はライター執筆時のものです。

店舗情報

名前:ロカンダ・ドン・セラフィーノ(Locanda Don Serafino Hotel)※併設レストランは「Locanda Don Serafino」となり、同名です。
住所:Via Undici Febbraio 15, 97100, Ragusa, Sicily, Italy
公式サイト;http://www.locandadonserafino.it/

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Italyii(イタリィ)編集部
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