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【コラム】ひと味違ったイタリアへ。息を呑む絶景山岳リゾート「ドロミテ」山塊ハイキング

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記事投稿日:2016/06/29
最終更新日:2018/04/16

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イタリア北部の「ドロミテ山塊」は、世界遺産にも登録された名所。スイスとオーストリアに近い山脈で、絶景を楽しめます。のどかな山岳リゾートで、癒される旅をしてみませんか?

※写真はイメージです。クリエイティブコモンズライセンスに基づき掲載しています。

参考:クリエイティブコモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)

北イタリアのアルプス「ドロミテ山塊」の魅力

イタリアと言えば、美術館や古代遺跡、教会や宮殿の見学は欠かせません。素晴らしい美術品や建築物を見て回るのは楽しいけれど、ときには違った楽しみ方をしたくなることも。

そんなときは、今までとはガラッと異なるイタリアを堪能してみませんか?

そこは、さながらスイスやオーストリアのような山岳リゾート。のどかな景色に美味しい料理、息を呑む絶景が待っています。今回はイタリアのアルプスこと、ドロミテ山塊をご案内しましょう。

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Photo by Pixabay(CC 0)

ドロミテ山塊とは?

ドロミテ山塊とはそれぞれの山々が深い渓谷で隔たれ、独立した山塊となって集まっている、オーストリアとの国境付近の地域を言います。

ドロミテ山塊の山々は、「ドロマイト」と呼ばれる苦灰岩(くかいせき)でできているのが特徴です。2009年、ドロミテ山塊はその景観や地質学的価値が認められ、ユネスコ世界遺産に登録されました。

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Photo by Pixabay(CC 0)

ドロミテ山塊は人気のハイキングルート!

険しい崖や垂直にそびえる岩肌、3,000メートル近い高所からの絶景。せっかくなら自分の目で見てみたいけれど、山まで行くのは骨が折れる......。そう思った方も心配はご無用。

ドロミテの人気の秘密は、そのアクセスのしやすさにもあるのです。ドロミテ山塊はハイキングルートが整備され、緩やかな坂道を短時間で上ることができるんですよ。

ロープウェイで気軽に楽しむこともできます!

ドロミテ山塊にはロープウェイも運行しているため、絶景ポイントまで楽に到達することができます。バスも多数走っているので、子供から高齢者の方までドロミテの絶景を気軽に楽しむことができます。もちろん、本格トレッキングをしたい方向けに難易度の高いルートもあります。

ハイキング、トレッキング、ロープウェイと、さまざまな楽しみ方ができるのもドロミテ山塊が人気を集める理由と言えるでしょう。

起点はボルツァーノとコルティナ・ダンペッツォ

ドロミテ山塊にある街ボルツァーノを西の拠点、東にある街コルティナ・ダンペッツォを東の拠点として、その間をドロミテ街道と呼びます。

このドロミテ街道沿いは旅行シーズンになるとバスが走っており、山々の壮大なパノラマを眺めることができるハイキングの拠点ともなっています。

Walther Square
「Walther Square」Photo by Andrew Dupont(CC BY-SA 2.0)

西の拠点であるボルツァーノの街は、これまでのイタリアの都市とはひと味違った雰囲気です。建物の間に山々を望む美しい景観、アルプスの山岳リゾートを思わせる清々しい空気が流れています。

オーストリアに近いこともあり、ラテンというよりゲルマン系のドイツ風。ゲーテがかつて「幸せな明るい太陽」と称賛したここの朝市は、その言葉の通り明るく楽しげな雰囲気が漂い、ドイツ系の文化だけあってソーセージが絶品です。

朝の市場でいろんなソーセージを食べ歩きなんて、幸せなひとときですね。

絶景のカレッツァ湖

ボルツァーノからバスでアクセス可能なカレッツァ湖は「ドロミテの宝石」とも称される美しい湖です。名峰ラテマール山群とその麓の深い森を映す湖面は、見たこともない不思議な翡翠色に輝き、まるで深緑の鏡のよう。

徒歩30~40分ほどで一周できる大きさです。

ドロミテ街道最高地点、ポルドイ峠

標高2,239メートルを誇るポルドイ峠は、ドロミテ街道では最高地点に位置する峠です。そして、その峠を見下ろす岸壁は標高2,950メートルもの高さ。垂直にそそり立つ屏風のような岸壁がポルドイ峠に迫る様子はまさに圧巻です。

ポルドイ峠の頂には、この世のものとは思えない異世界が広がっています。ゴツゴツとした岩肌がどこまでも広がり、まるで違う星に降り立ったかのような不思議な体験ができるでしょう。

ドロミテの真珠、ミズリーナ湖

ミズリーナ湖は名峰ソラピス山群を映す、カレッツァ湖と並ぶドロミテの顔。カレッツァ湖が「ドロミテの宝石」なら、ミズリーナ湖は「ドロミテの真珠」と呼ばれるほどに美しく、朝の湖畔はとりわけ気持ちの良い風が流れています。

澄み渡る空気があまりにも新鮮なことから、ここには呼吸器疾患を患う方に向けた療養施設も設けられています。ドロミテ街道東の拠点、コルティナ・ダンペッツォからバスでアクセスが可能です。

絶景に次ぐ絶景! トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード

ドロミテ山塊の中でも絶大な人気を誇る名峰が、トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード。この名峰を巡るハイキングは、ドロミテ山塊の中でハイライトと言っても良いでしょう。

ドロミテの山々の特徴であるギザギザに尖った峰々、可憐に咲き誇る高山植物、小道に佇む小さな教会......。刻々と変化する絶景に次ぐ絶景は、360°どこを眺めても飽きることがありません。

コースの途中にあるラヴァレード小屋まではなだらかな小道を歩き、この小屋を過ぎると目の前にそそり立つ迫力満点の峠が姿を現します。

その先には、並び立つ3つの頂が神々しい姿で威容を誇っています。

コルティナ・ダンペッツォからハイキングの拠点となるアウロンツォ小屋までは、バスでアクセスできます。

アウロンツォ小屋から約1時間半歩くと、絶景ポイントである3つの頂まで辿り着くことができます。また、この頂の近くにあるロカテッリ小屋には宿泊も可能です。夕陽や朝陽に照らされ、オレンジ色に輝く名峰を眺めることができます。

さて、いわゆる一般的なイタリアのイメージとはガラリと違ったドロミテ山塊、いかがでしたでしょうか。ハプスブルク支配時代には、オーストリアの領土でもあったこの土地は、ラテンとゲルマンの文化が入り混じった独特の雰囲気を醸し出しています。

深い森、そそり立つ山々、輝く湖のコントラストが最高に美しいドロミテ山塊へ、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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