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【コラム】謎多きイタリアの秘境、サルデーニャ島とは

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記事投稿日:2016/02/24
最終更新日:2017/11/22

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シチリア島に次いで大きな南イタリアのサルデーニャ島。高級リゾートとして人気ですが、深い歴史を持つ島でもあります。

※写真はイメージです。クリエイティブコモンズライセンスに基づき掲載しています。

参考:クリエイティブコモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)

南イタリアのリゾート地であり、神秘的な文化に満ちた島

イタリア半島の西に浮かむサルデーニャ島は、シチリア島に続き地中海で2番目に大きな島です。そこには真っ青な海に純白のビーチが連なる楽園が広がり、さながら地上の別天地のよう。セレブたちに絶大な人気を誇るリゾート地として有名ながら、島の奥を探れば謎多き巨石文化や、神秘的な民族文化が今なお姿を留め、知れば知るほど興味深い島なのです。

今回は、そんなサルデーニャ島を4つのテーマで見ていくことにしましょう。

1:高級リゾート地としてのサルデーニャ島

島の北東部に広がる風光明媚な海岸は「エメラルド海岸(Costa Smeralda)」と称され、世にも美しく煌めく海、真っ白なビーチ、輝く太陽の揃った、セレブに人気の一大リゾート地として知られています。

故ダイアナ妃も好んで訪れたというこの場所には、プライベートヨットが数多く停泊する「ポルト・チェルボ」を中心として、瀟洒(しょうしゃ)な高級ホテル、ブティック、一流レストランやバーが軒を連ねています。

広大な敷地やビーチを持つラグジュアリーホテルは完全にプライベートが保たれ、誰にも見つかることなく隠れ家的なバカンスを楽しめるのが魅力の一つです。オルビア周辺にはリーズナブルなホテルも多く、ここを起点として足を伸ばすのも良いでしょう。

※おすすめホテル参考:Hotel Villa del Re(外部サイトに移動します)

2.見るのも楽しい!バラエティーに富んだ民族衣装

サルデーニャ島は、村や街によって独自の民族衣装が存在することで有名です。そのデザインや色は千差万別、若く美しい女性が色とりどりの衣装を身にまとう様子には、思わず見とれてしまうほど。

また、祭りが多いことでも有名なサルデーニャ島。年間2,000を超える祭りが各地で開かれ、その際には各地の民族衣装が大集合します。

italyii-Column_Sardegna-Pixabay3-CC0.jpg

3.謎の巨石文化「ヌラーゲ」とは?

引用:Flickrより
Nuraghe Izzana (circa 1600 a.C.)

Photo by Franco
[Nuraghe Izzana (circa 1600 a.C.)]
CC BY-SA 2.0


「ヌラーゲ」という怪しげな名前の正体は、紀元前15世紀からこの島に存在する石造りの建造物のこと。一説には、外敵から身を守るための砦だったとのことですが、その造りには謎が多く、砦として使われていた確実な証拠はありません。神殿や住居などの説もありますが、いずれも詳しいことが分かっていないのが事実です。

さらに、ヌラーゲには何も接合剤を用いず石を積み上げただけという特徴があり、この方法のみで、歪みのない小部屋が造られたり3階建てで複雑怪奇な構造をしていたりなど、驚くほど綿密に計算されており、およそ3,500年前の人々にこのような技術があったということだけでも驚きです。

4.「陰の国」と呼ばれたサルデーニャ島

世界中の注目を集めるリゾート地としての明るい面とはまた別に、サルデーニャ島の負の部分も忘れてはなりません。サルデーニャ島は地中海の要所にあったことからカルタゴ、ローマ、アラブ、スペインなど、古来から様々な民族に侵略されてきました。サルデーニャの人々は、常に外敵に脅かされてきたと言えます。

今も島で彼らと接すると、本土の底抜けに陽気なイタリア人とはまた一味違った強固な意志、不屈の精神を感じることがあります。また、粗削りの自然が残る内陸部は、かつて「陰の国」と呼ばれ、深い森林が人の侵入を阻む荒地でした。ここは村で悪事を働いた者が送られる場所でしたが、彼らは生活のため山賊となり、略奪や誘拐を繰り返したといいます。

さすがに現在はそのような事件はありませんが、この地域の女性は黒ずくめの装束を身にまとい、どこか陰を感じるように思います。黒装束の理由には諸説ありますが、一説には喪服を脱ぐ間もなく人が亡くなっていたためなのだとか。こうした悲しい出来事も、サルデーニャ島の歴史を紡ぐものの一つです。

南イタリアのシチリア島と比べ、こちらはまだまだ日本人には馴染みが薄い島かもしれません。しかし、その類まれなる自然美、秘められた民族文化は魅惑的で、一度訪れるともっと深く知りたいと思わせるのです。

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