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イタリア人はコレが好き!5つの「愛されるワイン」をご紹介
イタリアの食卓にはワインが欠かせません。各地にワイナリーが営まれ、名産品が生まれているほどです。この記事では、現地に住むイタリア人からオススメされた、美味しいワインを5つご紹介しています。
写真はイメージです。クリエイティブコモンズライセンスに基づき掲載しています。
参考:クリエイティブコモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)
ワインはイタリアの食卓に欠かせない!
筆者がイタリアを愛してやまない理由のうちのひとつが、イタリアの「食文化」。
イタリア人の食に対するこだわりは、本当に素晴らしいものです。そんなイタリアの「食」には「美味しいワイン」が必要不可欠。毎日の食卓に、昼夜問わずいつも笑い声と共に存在する、そんなイメージのイタリアワイン。
今回はイタリア人の友人に、現地の方たちが愛してやまないワインをピックアップしてもらいました。
その1:FERRARI PERLE(フェッラーリ・ペルレ)
フェッラーリは、1902年設立のトレント県にあるワイナリー。スプマンテ(イタリア語でスパークリングワインの意)事業の参入がもっとも難しいと言われているフランスでも愛飲されている、極めて評価の高い1本なのだそう。
「そんなに高くないのに素晴らしい!でも日本ではなかなか置いている店がないのが残念......。」と友人は嘆いていました。ちなみに、ローマのフィウミチーノ空港にはフェッラーリのバーが出店しています。とてもオシャレな空間なので、トランジットの待ち時間に優雅なひと時を過ごしてみてはいかがでしょう?
その2:BIANCO DI NERA(ビアンコ・ディ・ネッラ)
ビアンコ・ディ・ネラは、直訳すると「黒の白」という意味のシチリア産ワイン。
現地でもなかなかマイナーなワインだそうで、知る人ぞ知る実力派の白ワインといったところでしょうか。
ワイン好きなお友達へのプレゼントなどにも喜ばれそうですね。
参考:Azienda Agricola G. Milazzo 公式サイト(外部サイトに遷移します)
その3:Nero d'avola(ネーロ・ダーヴォラ)
こちらもシチリア原産で、この地方で一番の赤ぶどうの品種だそうです。
品質を追求する生産者たちはこの品種のみでワインを作ることも少なくないのだとか......。このぶどうで作られる原産地呼称ワインは、カラブリア州の「bivongi」、シチリア州の「Alcamo」、「Eloro」、「Marsala」などがあります。
その4:Chianti(キャンティ)
日本でもおなじみの、トスカーナ州キャンティ地方で生産されるワイン。
藁で包まれた伝統的な瓶は、ワイン好きなら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。最近では珍しくなってしまっているようですが、もし飲む機会があれば、テーブルに置いただけでイタリア気分が盛り上がる藁付きタイプをおすすめします。
その5:VINSANTO(ヴィンサント)
「コレはちょっとワイン、とは違うけど......」と友人が教えてくれたのがヴィンサント。
「VINSANTO」とは「聖なるワイン」という意味で、トスカーナ地方のデザートワインです。カントゥッチという焼き菓子(固いビスケットのようなもの)を浸して食べる、トスカーナ地方定番のデザートとワイン。
たくさんの種類があるのですが、本当に良いヴィンサントは一度飲むと忘れられないぐらい、至福の時間を過ごすことが出来るとか......。
関連記事:トスカーナ地方の伝統菓子「カントゥッチ」ってどんな食べ物?
おいしいお料理と一緒に、各地のワインを楽しんで
今回はイタリア人お墨付きのワインを5つ、ご紹介しました。
味はもちろん、デザインも楽しめるイタリアンワインは、大変奥深い世界です。じっくり色々見て回って、お気に入りの一本を見つけてくださいね
関連記事:ヴェネト州はワイン王国!豊かな自然が産み出す銘柄の魅力
関連記事:【レポート】ポンペイ遺跡で造られたワインの再現に成功したワイナリーとは?カンパーニャ州を代表する老舗「マストロベラルディーノ」へ行ってきました。
編集部註:本記事は2015年9月に公開しましたが、2021年4月に一部修正しています。
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