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奇妙だけど美しい、古道具で埋め尽くされたパルマのエットーレ・グアテッリ博物館

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記事投稿日:2015/06/25
最終更新日:2017/10/12

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サムネイル写真:Photo by cristina.sanvito「museo Guatelli」(CC-BY)

「エットーレ・グアテッリ博物館」は、農具から日用品まで、大量の古道具を展示するパルマの博物館。

かつてのイタリアの生活を知ることができるだけでなく、その膨大なコレクションの陳列方法から伝わる、圧倒的な熱量に驚いてしまうはず。奇妙ながら集合の美を感じられる施設です。

※以下、写真はイメージです。クリテイティブコモンズライセンスに基づいて掲載しています。

参考:クリエイティブコモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)

古道具たちに不思議な魅力が宿る、エットーレ・グアテッリ博物館とは

パルマといえば真っ先に思いつくのが生ハム、という食いしん坊なスタッフですが、胃袋だけではなく知的好奇心も満たしてくれるのがパルマの魅力です。

今回は、建物の中に入った瞬間から圧倒される古道具博物館「Museo Ettore Guatelli(エットーレ・グアテッリ博物館)」をご紹介します。

Museo Guatelli
Museo Guatelli / nociveglia

かつてのイタリアで実際に使われていた、「生活の古道具」を集めた博物館

展示されているのは特別に珍しい道具ばかり......というわけではなく、イタリア人の生活の中を支えてきた何気ない道具の数々。たとえばレンチ、靴の木型、お菓子の型、旅行バッグに置き時計......それぞれ味のあるアンティーク品が展示されていますが、ひとつふたつの品では「使い込まれた良い品だ」というくらいしか感想が浮かばないかもしれません。

では、この博物館と街のアンティークショップとは、何が違うのでしょうか?

その理由はただひとつ、この博物館には「古道具」と一言で表現するには、あまりにも膨大すぎるコレクションが眠っているのです。

最大の見どころは「集合の美」を生み出すディスプレイ方法

この博物館の最大の特徴は、なんといってもコレクションの「置き方」。「展示品」を鑑賞するというより、「ディスプレイのアイディア」を鑑賞するのがメインといっても過言ではないでしょう。一見すると雑多に見えますが、道具の形や大きさなどに規則性を見出して並べられていることで、"集合の美"を作り出しています。

この独特の雰囲気は、世界中のクリエイターやフォトグラファーを魅了し、ファッションカタログや雑誌の撮影にも多数使われてきました。ひとつひとつの道具たちはもちろん趣深くて魅力ある製品ですが、この博物館の人気はなんといっても「見せ方」なのです。

初めてこの博物館を訪ねたとき、きっと驚かずにはいられないことでしょう。

casa di Ettore Guatelli
casa di Ettore Guatelli / nociveglia

インテリア関係のお仕事をされている方には特に刺激的な空間として評判が高く、アイディアが詰まってしまったときに訪れたくなるような場所でもあります。螺線形に並べられた大量の靴からは、かつてあった雑踏が聞こえてくるようですし、職人たちが使い込んだペンチやハンマーは、現在もそのまま作業を続けているよう......そんな錯覚に陥るほどです。

博物館という名前からは、ガラスケースの中にホコリひとつなく収納されているような「静」のイメージが想起されますが、ここはそうではなく「動」のレイアウトが意識されています。

さらに、すべての部屋がフォトスペースになっているため、旅の記念写真もおしゃれに仕上がりそうですね。SNSに投稿すれば「ここどこ!?」と聞かれるかもしれません。

museo Guatelli
museo Guatelli / nociveglia

館内で開催される文化的なイベントもオススメ

こちらの博物館では、定期的に文学や音楽のイベントが開催されています。若い世代にもこの施設を知らせることを目的に、クラシックコンサートを中庭で開催したり、講演会を開催したりと文化活動にも積極的なのだそう。

museo Guatelli
museo Guatelli / nociveglia

「室内に届く音色や笑い声に、古道具たちも静かに耳を傾けているのでは?」と思えてくるような異空間を、ぜひお楽しみください。

基本情報

名前:エットーレ・グアテッリ博物館(Museo Ettore Guatelli)

住所:Via Nazionale, 130, 43044 Ozzano Taro di Collecchio PR,Italy

公式サイト:http://www.museoguatelli.it/

※最新情報は公式サイト(イタリア語)をご確認ください。

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Italyii(イタリィ)編集部
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記事投稿日:2015/06/25
最終更新日:2017/10/12

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